Hollow Knight(ホロウナイト)のネタバレ解説・考察まとめ
『Hollow Knight(ホロウナイト)』とは、Team Cherryが開発、発売した2Dアクションゲーム。かつて栄華を極めたムシの王国、ハロウネストを舞台に、主人公が王国の謎を解き明かすべく冒険する。かわいらしい手書き調の絵柄ながら、『ダークソウル』を意識したハードな世界観と高い難易度、豊富なやりこみ要素が高く評価され、Golden Joystick Awards 2018などで数多くの賞を受賞している。PCをはじめ、数多くのプラットフォームで展開されている。
ラディアンス
ハロウネストを壊滅へと追い込んだ汚染の元凶であり、真のラスボス。ハロウネストの最後の王ウィルムが夢の世界の力を不当に使用したことに怒り、夢を通じてムシ達を生ける屍にする汚染を発生させ、ハロウネストを滅ぼした。
ラディアンス戦は全部で5つのフェーズによって構成される。ラディアンスが放つすべての攻撃が2ダメージであり、シビアな操作を要求される矢継ぎ早な攻撃など、回復するタイミングの見極めが非常に難しい。常に滞空しており、当たり判定も顔の部分にしかないなど、そもそも攻撃があてにくい。フェーズの進行によって足場が悪くなっていき、動ける範囲が限定されてくる、など、ラスボスに相応しい難易度。もしラディアンス戦で死亡してしまった場合、ホロウナイト戦からやり直しになってしまう。
ただし常に滞空している、という特徴から、スキル「亡霊の叫び」、および「アビスの叫び」が非常に有効。いかに効率よくスキルを当てるのかが非常に重要。
ラディアンスにとどめを刺す際に、背後から主人公に似た影が助太刀にやってくるが、これはホロウナイトのもの。ホロウナイトと主人公は、その身に秘めた虚無の力を使ってラディアンスを包み込み、相討ちという形で決着をつけた。
『Hollow Knight』の用語
ハロウネスト
かつて栄華を誇っていたが、本編開始前に滅んでしまった、最後の王「ウィルム」と女王「白いレディ」によるムシの王国。いくつものマップによって構成されており、全体が巨大な迷路のようにひどく入り組んでいる。ウィルムがハロウネストの栄光を永遠に語り継がれるものにしようとし、夢の世界の力を使おうとした結果、その住人である「ラディアンス」の怒りを買い、ラディアンスが夢を介してムシ達を生ける屍へと変貌させる「奇病」をハロウネスト中に発生させた。ウィルムは白いレディを遠方へと逃がし、自らが主体となって奇病を治療する方法を研究し始めた。しかし、ついに奇病に研究者たちも侵されていったことで、奇病を治療するという考えを捨て、奇病の元凶であるラディアンスを封印するという手段に出る。数多の犠牲を生み出し、ついに虚無から生まれし器、「ホロウナイト」を作り出し、ホロウナイトと、その封印のために魂を差し出した3人の術者によってラディアンスは封印された。そしてついに、わが身にも奇病の魔の手が迫っていることを感じたウィルムは、自身が住む「白い宮殿」ごと、夢の世界へと逃げ出してしまった。
汚染
古の病、疫病などとも呼ばれている。かつて栄華を誇っていたハロウネストを襲い、感染したムシを生ける屍に変え、破滅へと導いた。その正体は、ウィルムによって夢の世界の力を不当に使われたことに激高したラディアンスの能力。ムシたち見る夢を通して汚染を広め、感染したムシは魂を夢の中に囚われてしまい、魂と体が分断される。そして分断された体のほうは自我を持たないラディアンスの傀儡と化し、無差別に他のムシを襲い始める。この時、ムシたちの体内はオレンジ色の体液のようなもので満たされているが、これこそがウィルムが使おうとしていた夢の世界の力であり、ムシたちの見る夢から溢れ出したものが体内に溜まっているのである。
釘
ハロウネストにおいてもっとも一般的な戦士の武器。剣や槍のような役割を持つ。武器としての釘を鍛える「釘鍛冶」や、釘の扱いを極めた「釘師」といった存在がいる。主人公をはじめ多くの戦士が武器として釘を扱っているが、例外としてホーネットは針を武器としている。続編『SilkSong』では、冒険の舞台がハロウネストから「Pharloom」に代わっており、そちらでは針・ピンが主な武器として扱われていることが明かされている。
『Hollow Knight』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード
「安息の地」にはクラウドファンディングによる支援者の言葉や開発者のコメントが書かれた隠しエリアがある。
「安息の地」にて、エッセンスを200個集めた報酬として開かれるサブエリア「魂の水辺」の奥に流れる滝の中間に、2段ジャンプで入れる穴が開いており、その先には仮面の欠片を手に入れることができる隠し部屋がある。この隠し部屋の中にいくつかある石像の、一番左端の石像の頭に夢見の釘を当てると、『Hollow Knight』開発のためにクラウドファンディングで支援してくれた支援者の人たちからの言葉と、開発者たちからのコメントが書かれた場所へと行くことができる。
なお、クラウドファンディングで最も高額な支援をしてくれた人には、世界で一枚しかないオリジナルの水彩画がプレゼントされている。
ホーネットを主人公とした続編『Hollow Knight Silksong』が発表された。
2019年に海外向けに発表された本作の続編『Hollow Knight Silksong』は、本作のヒロイン「ホーネット」を主人公に、「Pharloom」と呼ばれるシルクと歌に支配された王国を舞台に冒険を繰り広げる2Dアクションゲーム。現在は鋭意開発中であり、発売日や対応プラットフォーム、国内での展開などは未定。海外向けに公式Discordが用意されており、そちらでは『Silksong』の進捗状況のほか、謎解きを介した新情報の発表が時折なされている。
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目次 - Contents
- 『Hollow Knight』の概要
- 『Hollow Knight』のあらすじ・ストーリー
- 『Hollow Knight』のゲームシステム
- マップ
- ダートマウス
- 忘れられた交叉路
- 汚染された交叉路
- 緑の道
- 霧の渓谷
- 胞子の森
- 涙の都
- 風鳴りの崖
- 水晶山
- 王家の水路
- 暗闇の巣
- 王国のはずれ
- 古代の穴
- 白い宮殿
- 安息の地
- 女王の庭
- ボス
- グラザーママ/忘れられた交叉路
- 偽りの騎士/忘れられた交叉路
- ホーネット/緑の道
- ウームー/霧の渓谷
- カマキリの王/胞子の森
- ソウルの師/涙の都
- 監視塔の騎士/涙の都
- スイショウゴエイムシ/水晶山
- 憤怒のゴエイムシ/水晶山
- フンコロ騎士/王家の水路
- スイツキマーム/王家の水路
- ノスク/暗闇の巣
- ホーネット(2回目)/王国のはずれ
- 壊れた器/古代の穴
- 造反者の長/女王の庭
- ホロウナイト/黒卵の神殿
- ラディアンス
- 移動スキル
- ダッシュ
- 壁ジャンプ
- スーパーダッシュ
- 2段ジャンプ
- 影ダッシュ
- 魔法スキル
- フォーカス
- 復讐の魂
- 破壊のダイブ
- 亡霊の叫び
- シェイドソウル
- 漆黒のダイブ
- アビスの叫び
- 夢見の門
- 釘スキル
- サイクロンスラッシュ
- ダッシュスラッシュ
- グレイトスラッシュ
- 『Hollow Knight』のアイテム
- 釘
- 夢見の釘
- 地図と羽ペン
- 換金アイテム
- 仮面の欠片
- 器の欠片
- チャームスロット
- チャーム
- 放浪者のコンパス
- 収集の群れ
- 堅固な殻
- ソウルキャッチャー
- 霊媒師の石
- ソウルイーター
- 速駆け師
- 健脚の脚
- 幼虫の歌
- 成虫の哀歌
- 繊細な心
- 繊細な欲望
- 繊細な力
- 魔力の印
- 重心安定
- 重い一撃
- 高速斬り
- 長い釘
- 誇りの印
- 死にゆく者の怒り
- 苦痛のトゲ
- バルダーの殻
- スイツキの巣
- 守護者の紋章
- 輝く子宮
- 迅速なるフォーカス
- 超集中
- 生命の心
- 生命の核
- ジョニの祝福
- ハイブの血
- スポアシュルーム
- 鋭利な影
- ウヌの形態
- 釘師の栄光
- 紡ぐ者の歌
- 夢の司
- 夢見の盾
- 王の魂
- 虚無の心
- 『Hollow Knight』の登場人物/キャラクター
- 主人公/小さなムシ
- ホーネット
- クィレル
- コーニファー
- イゼルダ
- スライ
- 最後のスタグ
- マイラ
- ”強靭なる”ゾート
- 灰色の王子ゾート
- クロース
- ブレッタ
- カタツムリの霊媒師
- ティソ
- エミリシア
- ウィロー
- 狩猟者
- 釘師メイトー
- 釘師シオ
- 釘師オロ
- 釘鍛冶
- 足を喰らう者
- ジジ
- 鋼のジン
- ミリベル
- レム
- タック
- 先見者
- 白いレディ
- ウィルム
- 夢見の守護者
- 五騎士
- ホロウナイト
- ラディアンス
- 『Hollow Knight』の用語
- ハロウネスト
- 汚染
- 釘
- 『Hollow Knight』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード
- 「安息の地」にはクラウドファンディングによる支援者の言葉や開発者のコメントが書かれた隠しエリアがある。
- ホーネットを主人公とした続編『Hollow Knight Silksong』が発表された。