オリエント(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オリエント』とは、大高忍による戦国バトルファンタジー漫画。2018年5月より『週刊少年マガジン』にて連載開始、2021年からは『別冊少年マガジン』で連載されている。150年前に突如日ノ本に飛来した未確認生命体「鬼神」が神と崇められ、支配している世界を舞台に主人公・武蔵が幼馴染の鐘巻小次郎と自由を求めて、戦う武士団の中で「最強の武士団」を目指していく物語を描く。漫画を原作としたアニメ作品も放送された。

鬼鉄騎

鬼鉄を原動力とした乗り物。バイクやヘリコプターなど様々な形がある。

鬼神

宇宙から飛来した地球外生命体。鉱石を主食としている。元々1体しかいなかった黒鬼神が他の鬼神や鬼と呼ばれる小生命体を産み出し、日ノ本を瞬く間に支配した。「鬼鉄刀」でしか殺せず、鬼神に関しては角を折らなければならない。

黒鬼神

150年前に日ノ本に一番最初に来た鬼。その強さ故に、人間の中で神と拝める者と、外敵として徹底抗戦する者たちに別れた。現在では、日ノ本の国土の半分を占める大きさになっており、かつ、巨大化を続けている。

黒曜の女神

全ての鬼鉄刀の刀気を操ることのできる、鬼鉄刀の支配者と呼ばれる存在。鬼鉄刀という武器を初めて地上にもたらした実在した謎の女性で、現在は霊魂として生身の人間に宿っている。

黒曜石の八人

武士団に所属せず、100年に渡り武士を殺し続ける者たちの呼称。黒曜の女神を狙っている。体内に埋め込まれた黒曜石によって、他の兄弟たちと繋がることが可能。

『オリエント』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

武蔵「俺とおまえで!!やってやろうぜ!!」

鬼と初めて戦ったときに、武蔵が小次郎に向かって言った言葉が、「俺とおまえで!!やってやろうぜ!!」である。武士ということで差別を受け、心が歪みかけていた小次郎だったが、武蔵だけは彼に対等に接し続けてきた。幼少期の約束を思い出させる言葉でもあり、これを耳にした小次郎は、武蔵と一緒に鬼を倒す覚悟を決めた。

鐘巻 自斎「刀は武士の“誇り”そのものだ。失くすなよ!」

幼い頃に小次郎が、父・自斎から言われたのが、「刀は武士の“誇り”そのものだ。失くすなよ!」である。武家の者は、差別の対象として刀を差すことで見分けられていた。幼い小次郎はそれが嫌だったが、父の言葉を聞いてからは、自分は武士の生まれということを誇りに思い始める。

直江 兼竜「俺にとってはそれが何よりの誇りなんだ」

犬川静六に仲間からの期待についてバカにされた直江兼竜。しかし圧倒的な力を持ち、仲間から「英雄」と呼ばれる兼竜にとって、その期待はとても大切なものだった。静六の能力によって本調子ではない兼竜だったが、君主・上杉竜臣に言われた言葉を思い出し、「俺にとってはそれが何よりの誇りなんだ」と口にすると、凄まじい精神力で静六を打ち破った。

『オリエント』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

人気投票ナンバー1は武蔵!

講談社のアプリ「マガポケ」で開催されたキャラクター人気投票。応募総数は13468ptで、ファンから選ばれた人気ナンバー1キャラクターは2943ptを獲得した主人公の武蔵だった。2位は2134ptで小次郎、3位は1356ptの兼竜、4位は1059ptのつぐみ、5位は793ptを獲得したみちるだった。

『オリエント』の主題歌・挿入歌

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