僕といっしょ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕といっしょ』とは1997年より古谷実が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画作品。母親の死をきっかけに中学生と小学生の兄弟が家出してとりあえず東京へ。東京で出会った少年と居候生活を送る事になる。この物語は彼らと周囲のいろいろな境遇の同年代の少年少女や大人たちが巻き起こす物語である。ギャグ漫画という位置づけではあるが、「人生ってなに?」というテーマに時に情緒あり、時に涙ありの物語である。意外と重いキーワードを含んだドラマを展開する作品でもある。

すぐ夫・いく夫の母親

冒頭の葬式3日前に亡くなっている。全く出番はなく各キャラクターのセリフのみである。
「あんなアバズレで全然働かなくてアホな男にばかりひっかかる」とすぐ夫は言っていてあまりいい印象は持っていない。いく夫も会いたいかと聞かれると「分からない」と答えている。
すぐ夫・いく夫の実の父親にもいく夫が生まれてすぐに逃げられている。

イトキンの母親

焼き鳥屋体で働いている(右)イトキンの母親。

イトキンは物心ついた時には孤児であったため、母親の面影はまったく記憶にない。
イトキンに瓜二つな容姿をしていて一見してイトキンの母親であることがわかる女性だが、名字の「伊藤」以外は謎に包まれている。
スーパーの店先屋台でタバコを吸いながら焼き鳥を販売。「伊藤」と書かれた名札を付けている。
すぐ夫とあや子から「伊藤茂」の名前を聞き、いきなり逃走する。手紙を残して仕事を辞めており、その手紙には意味不明な女性器マークが描かれていた。
イトキンはすぐ夫から”アマゾネス”って感じと聞かされる。
後日、イトキンの勘で母親を探しに行くが、真っ昼間から公園の茂みでから喘ぎ声が聞こえる、すぐ夫と八浪がのぞくとイトキンの母親がホームレスと性行為に及んでいるのを発見する。

『僕といっしょ』の用語

上野

すぐ夫といく夫が家出をして上京し、初めて降り立ったのが上野である。すぐ夫が上野動物園への行き方を片っ端から訪ねていたらイトキンと出会った。
そしてラストでもすぐ夫たちの実家で義理の父親にイトキンとすぐ夫はボコボコにされた後、それからどうするかという時に思いついたのが上野に行く事だった。

新宿

すぐ夫が仕事を探し回り、見つからず公園に行くとカズと出会った。イトキンが出張ホストクラブホワイトぺニーズを思いつく。イトキンは必要なものをそろえようとまずは新宿駅前で携帯電話を盗んだ。

オレンロン横丁

吉田家などがある商店街。草野球チームがあり、西口商店街チームをライバルとしている。

BARBERヨシダ

吉田ケンジが店主を務めるオレンロン横丁の床屋。あや子の母親マチ子と駆け落ちしてやっとの思いで開店するも、マチ子にダサいと言われてしまう。
すぐ夫・いく夫・イトキンを店の手伝いとゆくゆくは店を継ぐことを条件に住まわせてやる。

西沢書店

オレンロン横丁の本屋さん。カズの引き取り先。ケンジが電話で聞くとすぐに了承してくれた。

小川そば

小川ユキ・タケルの両親が経営するそば屋さん。両親は娘ユキを応援しているが、兄タケルに冷たい。

スーパーマルゴシ

オレンロン横丁のスーパー。吉田家の食材などは基本的にここで調達している模様。敷地内の焼き鳥屋台でイトキンの母親が働いていた。

西口商店街

何駅かは不明であるが、その西口にある商店街。草野球チームがある。床屋の宮下家の息子・太郎は甲子園常連のU高校のピッチャー。

横浜

吉田家の財政状況が厳しい事が分かり、家を出たすぐ夫とイトキンが電車で向かったのが横浜だった。

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