青葉市子(Ichiko Aoba)の徹底解説まとめ

青葉市子とは、日本の女性シンガーソングライター。
クラシックギターの弾き語りによる演奏スタイルで澄み切った歌声、美しいメロディライン、シュールな詞が特徴的。
ギターの演奏はすべて自己流。誰から学んだわけでもなく一人で身につけたその技術によって、彼女が秘めている深く大きな世界観を表現している。
既存の音楽にとらわれずに自分の世界観を表現し、数々のミュージシャンからも多大な評価を受けている。
また、音楽家だけでなく、ナレーター・物書き・舞台役者・絵描きとしても活動。

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「機械仕掛乃宇宙」は、青葉市子の師である山田庵巳の楽曲。
4thアルバム『0』では、青葉市子のカバーが収録されている。

青葉市子はこの楽曲を自分で曲を作る前から弾いていたらしく、知人たちから「機械仕掛乃宇宙を録ったら?」と言われても「自分にとってはあまりに大切すぎて誰にも聴かせたくない」と語るほど思い入れの強い楽曲。
「本当に素晴らしい曲なのでいろんな人に聴いてもらいたい」という気持ちを大事にした結果、4thアルバム『0』にも収録され、青葉市子のライブでも頻繁に演奏されている。

「月の丘」

「月の丘」は6thアルバム『qp』に収録されている楽曲。
グラフィックデザイナー、映像作家であり、CMやPVなどのディレクターを手掛ける「辻川浩一郎」の演出により、「月の丘」のミュージックビデオが制作された。
青葉市子の持つ透明な美しさ、「月の丘」が持つ暖かい優しさが表現された作品として仕上がっている。

「外は戦場だよ」

「外は戦場だよ」は、青葉市子とコーネリアスの共作。
また、作詞はバンド「ゆらゆら帝国」のギターボーカル「坂本慎太郎」が担当している。
2013年11月30日に公開された『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』のエンディングテーマに使用された。

青葉市子とコーネリアスによりスタジオライブで演奏された「外は戦場だよ」。

レースのむこう

淡く揺らめく恋心や誰かを想う気持ちを、幻想的な情景描写とともに描いた一曲である。「レースのむこう」に佇む相手へ会いに行こうとする恋情が、自然や季節の移ろいを思わせる言葉とともに紡がれ、現実と夢の境界を漂うような世界観を生み出している。
シンプルなクラシックギターの伴奏と青葉市子の透明感あふれる歌声は、楽曲に静かな温もりを与え、飾り気のない旋律だからこそ歌詞の情景が鮮やかに浮かび上がるのが魅力だ。わずか2分半ほどの短い楽曲ながら、絵本を一冊読み終えたような余韻を残し、青葉市子の原点ともいえる素朴で幻想的な音楽性を存分に味わえる作品となっている。

悲しみのラッキースター

細野晴臣が手がけた楽曲を、青葉市子がカバーした作品。素朴で温かなメロディーに青葉市子ならではの透明感あふれる歌声が溶け込んだ一曲である。
「もしかして きみはラッキースター」という印象的なフレーズを軸に、大切な人との出会いが日常の景色を優しく輝かせていく様子を、飾らない言葉で描き出している。
原曲が持つノスタルジックな空気を大切にしながらも、クラシックギターを中心とした繊細なアレンジによって、どこか幻想的で静謐な世界観へと昇華されているのが魅力だ。聴き終えたあとには穏やかな幸福感とほのかな切なさが余韻として残り、青葉市子の歌声が持つ包容力や表現力をあらためて感じさせる作品となっている。

奇跡はいつでも

何気ない日常の中に息づく小さな奇跡や生命の尊さを、穏やかな言葉と繊細な旋律で描き出した一曲である。シンプルなクラシックギターの音色に寄り添うように歌われる青葉市子の透明感あふれる歌声は、静かな語りかけのような温もりを持ち、聴き手を優しく包み込んでいく。歌詞には自然や時間の流れ、人と人とのつながりを感じさせる情景が散りばめられており、何気なく過ぎていく日々こそがかけがえのない奇跡であることを静かに伝えている。派手な展開に頼ることなく、余白を生かした演奏と歌唱によって豊かな情景を描き出す点は、青葉市子の初期作品を象徴する魅力の一つといえる。短い楽曲ながら深い余韻を残し、日常の美しさをあらためて見つめ直したくなるような作品となっている。

サーカスナイト

七尾旅人による楽曲「サーカスナイト」のカバー。原曲が持つ都会的なムードや夜の静けさを受け継ぎつつも、幻想的で儚い世界観へと昇華した一曲として成立している。クラシックギターを基調としたシンプルな伴奏の中で、青葉市子の透明感あふれる歌声が言葉のひとつひとつを丁寧に紡ぎ、夜の街に漂う孤独や、切実に誰かを愛し、欲する気持ちをより繊細に描き出している。
原曲では大人びた色気やジャジーな空気が印象的な楽曲だが、青葉のカバーでは余白を生かしたアレンジが静寂そのものも音楽の一部として取り込んでおり、まるで夢と現実の狭間をさまようような浮遊感が生まれている。楽曲が持つロマンチックな魅力に新たな解釈を加えることで唯一無二の世界を築き上げており、カバー作品でありながら青葉市子自身の代表曲の一つとして高く評価される理由を実感させる名演となっている。

青葉市子のインタビュー動画

タワーレコードの「NO MUSIC NO LIFE」ポスターのメイキング動画。インタビューに応じており、歌っているときとはまた違う、青葉の素朴な人柄に触れることができる。

青葉市子の名言・発言

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