第9地区(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『第9地区』は、作品賞も含め4部門のアカデミー賞にノミネートされたSFアクション映画だ。
製作は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン。
ある日突然上空に現れた宇宙船。中には衰弱したエイリアンたちがいた。人類はそのエイリアンたちを「第9地区」と呼ばれるスラム地域に隔離する。
映画にはCGもふんだんに使われ、銃などによる戦闘シーンも迫力満載。SFアクション映画として十分楽しめるが、映画に出てくる「第9地区」はアパルトヘイトを彷彿とさるなど、数々の社会批判も映画の見どころだ。
日本語吹替:斉藤次郎
第9地区に暮らすエイリアン。高い知能を持ち、ゴミ山から部品を集め作った、たくさんの武器やコンピュータを住居に隠している。住居の地下では空母を動かす司令船を修理し、20年かけて燃料も作り上げた。
自分を冷酷に扱ったヴィカスをも助ける優しい心を持つが、MNUに乗り込んだとき仲間が実験台にされ、無残な姿にされていたのを見て怒りを爆発、銃を撃ちまくる。
リトルCJ(CG)
日本語吹替:たなか久美
クリストファーの息子。父に似て知能が高く、司令船も動かすことができた。
ヴィカスのピンチには、ロボットを遠隔操作で送り込みヴィカスを救う。
タニア・ファン・デ・メルヴェ(演:ヴァネッサ・ハイウッド)
日本語吹替:田中晶子
ヴィカスの妻。父からヴィカスはもう帰って来ないと聞かされ悲しみに暮れる。映画のラストでエイリアンの姿が変わってしまったヴィスカが、廃材で作った一輪の花を玄関先に置いていき、タニアはその造花を家の中にそっと飾る。
MNUの人物
ピエト・スミット(演:ルイス・ミナー)
日本語吹替:楠見尚己
MNUの重役でタニアの父。ヴィカスにとっては義父となる。会社の利益のみを追求する冷酷さを持ち、娘婿のヴィカスを生きたまま解剖させようとする。
クーバス大佐(演:デヴィッド・ジェームズ)
日本語吹替:谷昌樹
MNUの傭兵。エイリアンの存在を嫌い、銃で派手にエイリアンたちを撃ちまくる人物。執拗にヴィカスを追い、最後はエイリアンたちに襲われる。
フンディスワ・ムランガ(演:マンドラ・ガドゥカ)
日本語吹替:川村拓央
ヴィカスの黒人の助手。
その他
オビサンジョ(演:ユージーン・クンバニワ)
日本語吹替:藤真秀
下半身が麻痺し車いす生活をしている、第9地区を仕切るギャングのボス。エイリアンの武器を使いたいため、ヴィカスの腕を狙っている。エイリアンを食べると武器が使えると信じていて、エイリアンを食すこともある。
ニコラス・ファン・デ・メルヴェ(演:ジョン・ヴァン・スクール)
日本語吹替:佐々木省三
ヴィカスの父親。
サンドラ・ファン・デ・メルヴェ(演:マリアン・フーマン)
日本語吹替:新田万紀子
ヴィカスの母親
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『第9地区』の概要
- 『第9地区』のあらすじ・ストーリー
- 巨大な宇宙船が現れる
- 第9地区
- 立ち退き交渉
- エイリアン化するヴィカス
- 薬品の正体は宇宙船の燃料
- ヴィカスの心の変化
- ヴィカスのその後
- 『第9地区』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ(演:シャールト・コプリー)
- クリストファー・ジョンソン(CG)
- リトルCJ(CG)
- タニア・ファン・デ・メルヴェ(演:ヴァネッサ・ハイウッド)
- MNUの人物
- ピエト・スミット(演:ルイス・ミナー)
- クーバス大佐(演:デヴィッド・ジェームズ)
- フンディスワ・ムランガ(演:マンドラ・ガドゥカ)
- その他
- オビサンジョ(演:ユージーン・クンバニワ)
- ニコラス・ファン・デ・メルヴェ(演:ジョン・ヴァン・スクール)
- サンドラ・ファン・デ・メルヴェ(演:マリアン・フーマン)
- リヴィングストン(演:ナタリー・ポルト)
- 『第9地区』の用語
- MNU(Multi National United)
- 第9地区
- エビ(Prawn)
- 猫缶
- ナイジェリアギャング
- 謎の液体
- パワードスーツ
- 『第9地区』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ヴィカスの腕がエイリアンに変わる
- ヴィカス「子どものことを考えろ」
- パワードスーツ装着のヴィカス
- 廃材で作った造花
- 『第9地区』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 元ネタは短編映画『アライブ・イン・ヨハネスブルグ』
- エビと呼ばれるエイリアンの姿の元ネタは「Parktown Prawn」というバッタの一種
- 『第9地区』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Zola(ゾラ)『Zingu 7(ジング7)』
- 劇中曲:Zola(ゾラ)『Bhambatha(バンバータ)』