心がヒリつく青春映画まとめ!『ウォールフラワー』など

ここでは爽やかさとはほど遠い痛さを前面に打ち出した青春映画をまとめた。それぞれに秘密や苦悩を抱えた3人の若者を描いた『ウォールフラワー』、男同士の友情ものと思いきや現実と妄想の区別がなくなっていく衝撃作『ベルフラワー』などを紹介している。

最後の最後まで救いなんかあるはずもなく、安易なハッピーエンドなんかないのだ。そんなのが最後にあったらウソ臭くてつまんないじゃないか。これぞ最高の青春どん底コメディ!

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思春期なんてこんな程度のものだっけ?‘大人で良かった’という安堵感とスクールライフに対する暗黒のノスタルジーと共に、青春を美化してはいけないという教訓で迫る逸品。

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▼『わたしを離さないで』

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”寄宿舎育ちの幼馴染みの恋愛話と思いきや、一気に展開が変わってしまう!”

英国文学賞のブッカー賞に輝いたカズオ・イシグロの小説を、マーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドの主演で映画化した2010年の作品。幼い頃から寄宿舎で育てられた3人の男女が辿る、過酷な運命と衝撃の真実を描いた作品。幼い頃から一緒だった3人が、成長するにつれ心の葛藤と複雑な人間関係を生む...というストーリーではあるが、単純な青春ラブストーリーでは無かった。彼女達は生まれながらにある宿命を持っていた。最後に明かされる驚愕の事実は観る者の心を震わせ、彼女たちの心情はあまりにも切ないが、誰にも届かない...。

自然に囲まれた閉鎖的な寄宿学校ヘールシャムで育ったキャシー、ルース、トミーの3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごした幼馴染だった。この寄宿舎の子供たちは、絵や詩を創作し、保護官の元で大事に育てられてきた。彼らの共通点と言えば、帰るべき家が無い事だった。

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やがて18歳になると、寄宿舎の外の施設で共同生活を始める。そして、思春期を迎えた3人の関係は微妙なものとなっていく。そして、自身が育った寄宿舎の秘密を確かめようとするが、余りにも残酷な宿命を知る事になっていまう。

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原作者のカズオ・イシグロは、長崎県生まれだが幼少からイギリスで育った日系イギリス人。大英帝国勲章やフランス芸術文化勲章を受章する、英文学で最も重要な作家のひとりとされる。代表作は『浮世の画家』や、ブッカー賞を受賞した『日の名残り』、そして今作『私を離さないで』など。

映画『わたしを離さないで』予告編 - YouTube

映画の中のいくつかのシーンを何度も思い返しては、それこそ思い出の品を思い出箱から取りだして眺めるような感覚で、今も時々思い返しては溜息をついたり、暖かな気持ちになったりもしています。

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原作の透明感を失わずに映画化。キャリーの感情を押し殺したセリフなき演技が素晴らしい。恋愛ものだけど恋愛ものじゃない、命とは、生きるとはなにかを考えさせられた。

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この映画は気が滅入る内容です。しかし感情を揺さぶる作品です。映画は人の心を動かすためにある、と考えるのならばこれは優れた作品だと、自分は思います。

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