ドンケツ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドンケツ』とは2011年より、たーしが『月刊ヤングキング』で連載している漫画。北九州・小倉を本拠地とするヤクザ組織・孤月組で、かつて敵対する組織から縄張りを守るためロケットランチャーで相手事務所を粉砕した喧嘩上等・無役上等の暴れん坊「ロケットランチャーのマサ」こと沢田政寿と、彼を取り巻く一癖も二癖もある登場人物たちが織り成すバイオレンスエンターテイメントである。本編以外にも外伝・スピンオフ作品も出るなど、『月刊ヤングキング』の看板作品として主に男性陣からの支持を受ける。

素手での喧嘩(ゴロ)のこと。

チンピラ

チンケな平役、略して「チンピラ」。

半グレ

半分グレる、から由来。暴力団組織に属さないフリーの不良組織。犯罪行為も辞さない凶暴性で恐れられている。近年、警察組織から準暴力団指定をされ、取り締まりが強化されている。

アレたち

ロケマサらが敵対する相手に対して使う言い方。

福岡県警

月輪会が本拠地を置く福岡県を管轄地域に持つ警察組織。佐藤らが所属する小倉署を中心に県警本部全体で月輪会への暴排運動を進めている。

『ドンケツ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ロケマサ/沢田政寿「ワシはそこにトラブルがあればそれでええんじゃ」

「ワシはそこにトラブルがあればそれでええんじゃ」はロケマサを象徴する一言。この言葉が示すように、彼のいるところ常にトラブルが発生する。

ロケマサ/沢田政寿「当たり前のことができてねェとおまえの親が笑われるんぞ。つまらんことで相手の風下に立つようなことすんなバカ助が」

ロケマサとチャカシンが飲んでいる席に入ったタツオが、箸や茶わんの持ち方をロケマサに説教される際に言われた台詞が「当たり前のことができてねェとおまえの親が笑われるんぞ。つまらんことで相手の風下に立つようなことすんなバカ助が」である。
ロケマサのタツオに対する気遣いを感じさせる。

ロケマサ/沢田政寿「ええかおふくろさん。どんなにひいき目に見てもヤクザは悪なんじゃ」

タツオの母がロケマサにあいさつに来た際に放った一言が、「ええかおふくろさん。どんなにひいき目に見てもヤクザは悪なんじゃ」である。このセリフにヤクザという自身の生き方に対する考えがうかがえる。

チャカシン/山倉慎之介「オレらみたいなヤクザはようケンカするしか能がねェんじゃ」

放免祝い時に今後の生き方をロケマサに相談するチャカシンが発したのが、「オレらみたいなヤクザはようケンカするしか能がねェんじゃ」である。ロケマサもチャカシンを抗争の中にこそ存在意義を見出す存在のため、漠然とした不安に苛まされる心理を象徴する台詞。

宮本吉隆「そん時は皆殺しにすればいい それができるのもヤクザやろうが」

Miharu-i
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