ドンケツ

ドンケツ

『ドンケツ』とは2011年より、たーしが『月刊ヤングキング』で連載している漫画。北九州・小倉を本拠地とするヤクザ組織・孤月組で、かつて敵対する組織から縄張りを守るためロケットランチャーで相手事務所を粉砕した喧嘩上等・無役上等の暴れん坊「ロケットランチャーのマサ」こと沢田政寿と、彼を取り巻く一癖も二癖もある登場人物たちが織り成すバイオレンスエンターテイメントである。本編以外にも外伝・スピンオフ作品も出るなど、『月刊ヤングキング』の看板作品として主に男性陣からの支持を受ける。

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ドンケツのレビュー・評価・感想

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ドンケツ
10

ヤクザ漫画の金字塔 エンブレムTAKE2に匹敵、またはそれ以上の面白さ。リアルな描写はもちろん、個性的な登場人物が地元北九州を舞台にあばれまわる。主人公ロケマサを筆頭に、チャカシン、金田、ゲンコ、速水など暴れたくて仕方の無いヤクザの抗争を描いた作品です。

たーし氏が描く現代ヤクザの話。とにかくケンカが好きな主人公ロケマサは、北九州に本部がある団体の直系の組に所属する平役、ようはチンピラ。ただし、普通のチンピラではなく、誰もが恐れ近づかないほど凶暴で、腕っぷしのたつ暴れん坊。資金調達はゆすりにたかり、恐喝である。あまりの暴れん坊ぶりに破門になるが、今度はヤクザ相手に暴れすぎて、破門を解かれ組に復活するほど。
そんな暴れん坊のロケマサの周りにはやっぱり同じ人種が集まります。同級生のチャカシンは同じ組に所属。いつもいがみ合ってばかりだがケンカに関しては意気投合できる仲良し?さん。日本一の勢力をほこる天豪会の期待のホープゲンコ、関東からは武双山一家の鷹十組若頭速水。彼とはケンカを通じて、困ったときはお互いに助け合うように。
たんなるヤクザ漫画ではなく、ロケマサの弱い部分も作中にでてきて涙を流しそうになる場面もあり。
この作品の1番の見所は圧倒的なケンカシーンであり、ヤクザの意地の張り合いであり、面子。全てが合わさって1番の見所です。また、超個性的な登場人物たちも魅力。チャカシンや、ゲンコはもちろん、若頭の金田、唯一の兄弟分の桃次郎、渡瀬親分に会長、城光組の親分など、みんながロケマサの暴れっぷりに迷惑かけられるが、それ以上にロケマサを可愛がり、慕っている。
外伝では他の登場人物のスピンオフ、また現在ドンケツ2が連載中で長く続いてほしい大好きな作品です。

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