ドンケツ（漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ドンケツ』とは2011年より、たーしが『月刊ヤングキング』で連載している漫画。北九州・小倉を本拠地とするヤクザ組織・孤月組で、かつて敵対する組織から縄張りを守るためロケットランチャーで相手事務所を粉砕した喧嘩上等・無役上等の暴れん坊「ロケットランチャーのマサ」こと沢田政寿と、彼を取り巻く一癖も二癖もある登場人物たちが織り成すバイオレンスエンターテイメントである。本編以外にも外伝・スピンオフ作品も出るなど、『月刊ヤングキング』の看板作品として主に男性陣からの支持を受ける。
無月組組長。宮本会長時代の執行部の一員で、野江谷派幹部。槙原に暗殺される。
大路保宏（おおじ やすひろ）
月見組組長。宮本会長時代の執行部の一員で、野江谷派幹部。槙原に暗殺される。
村松春樹（むらまつ はるき）
華月組組長。月輪会分裂後は、孤月組・朔組とともに月輪会を救うために会を離脱し「はぐれ月」の一員となる。腕っぷしだけでなく商才にもすぐれ、月輪会の登り龍の異名を持つ。武闘派としての一面もあり、野江谷派壊滅のために大いに貢献する。また、その交渉力で福岡県警と取引を行い、宮本会長の釈放を勝ち取る。抗争終了後は月輪会に復帰し、月輪組の若頭として宮本の後継として期待されている。洒脱で快活な人物であり、ロケマサのことを「マサ兄」と慕う。
十五夜組
麻生洋助（あそう ようすけ）
十五夜組組長。元は関東の半グレで、小田切らと手掛ける麻薬シンジケートの構築の足場として月輪会に潜入することを選ぶ。チャカシンからは早くからその危険性をしてきされていて、そのことを隠さないチャカシンやロケマサ、2人を使う野口などと対立する。分裂の際は野江谷を裏から支えるため、各地を転進しながら暗躍。宮本会長の逮捕に始まり、野口の暗殺未遂などにより北九州の街を大混乱に陥れることに成功する。その後杉田のアジトにロケマサらが急襲したことによる綻びから杉田による裏切りにあい、小田切とともに桃次郎に始末される。
小田切学（おだぎり まなぶ）
十五夜組若頭。麻生とは幼いころからの友人で、2人で立ち上げた半グレ組織を関東最大規模にのし上げた知恵者。常に冷静沈着で感情を表に出さないが、月輪会本部でロケマサやチャカシンに暴行を受けたことでプライドが大きく傷つき、2人大して非常に大きな殺意を抱く。分裂後は常に麻生と行動を共にし、自身の代わりとして幼少期からの仲間である杉田に実行部隊を率いさせる。月輪会やはぐれ月を大いに苦しめるも杉田のアジトにロケマサらが急襲したことによる綻びから杉田による裏切りにあい、麻生とともに桃次郎に始末される。
杉田丈二（すぎた じょうじ）
十五夜組実行部隊頭目。麻生と小田切により分裂後の抗争での野江谷派の実行部隊の頭目として活動する。常に慎重に行動する麻生と小田切から絶大な信頼を受けており、自身も2人以外の命令には従わないと忠誠を誓う。その後、ロケマサらアジトを急襲され捕らえられる。命を助けてもらうのと引き換えに麻生と小田切を裏切り、逃げ出すことに成功する。
ドム／橋田ドミニク（はしだ どみにく）
十五夜組実行部隊幹部。杉田が東京から北九州に呼び寄せる。ガタイがよく暴力的で杉田の右腕として活躍し、朔組の若林らを倒すものの、アジトをロケマサらに急襲され、ロケマサとのタイマンの後に倒される。
天豪会
城嶋光一（じょうしま こういち）
城光組組長。日本最大の暴力団組織「天豪会」No.3。天豪会きっての武闘派で自身も若かりし頃は北九州進出を図る幹部のボディーガードとして、月輪会結成前の北九州を訪れている。自身の四次団体がロケマサにロケットランチャーで事務所を破壊された際も、怒りよりもその度胸に感心をしている。ロケマサの魅了されている男の一人で、「はぐれ月」結成後は抗争の調停とはぐれ月への支援もかねて北九州に介入もしている。
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目次 - Contents
- 『ドンケツ』の概要
- 『ドンケツ』のあらすじ・ストーリー
- 泣く子も黙る暴れん坊ロケマサの活躍
- 十五夜組との抗争
- ピンチに立たされた月輪会
- 『ドンケツ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ロケマサ／沢田政寿（さわだまさとし）
- 内村タツオ（うちむらたつお）
- 定時卓也（ときさだたくや）
- 水川レオ（みずかわれお）
- 相場桃次郎（あいばももじろう）
- 孤月組
- 渡瀬大志（わたせたいし）
- チャカシン／山倉慎之介（やまくらしんのすけ）
- 金田寛乙（かねだひろと）
- 槙原行雄（まきはら ゆきお）
- 月輪会
- 宮本吉隆（みやもと よしたか）
- 安部山敦（あべやま あつし）
- 野江谷英一（のえだに えいいち）
- 下柳一茂（しもやなぎ かずしげ）
- 串田旭（くしだ あきら）
- 野口剛（のぐち つよし）
- 三船達也（みふね たつや）
- 若林俊常（わかばやし としつね）
- 別所定利（べっしょ さだとし）
- 白川貴明（しらかわ たかあき）
- 後藤田正一（ごとうだ せいいち）
- 大路保宏（おおじ やすひろ）
- 村松春樹（むらまつ はるき）
- 十五夜組
- 麻生洋助（あそう ようすけ）
- 小田切学（おだぎり まなぶ）
- 杉田丈二（すぎた じょうじ）
- ドム／橋田ドミニク（はしだ どみにく）
- 天豪会
- 城嶋光一（じょうしま こういち）
- ゲンコ／平山元（ひらやまげん）
- 無双山一家
- 速水邦光（はやみ くにみつ）
- 福岡県警
- 佐藤一（さとう はじめ）
- 『ドンケツ』の用語
- ヤクザ関連
- 孤月組
- 月輪会
- 十五夜組
- 天豪会
- 無双山一家
- 執行部
- 破門
- 風紀委員会
- 一人親方
- 盃
- 若頭
- オジキ
- 渉外
- 使用者責任
- 武器
- チャカ
- ロケットランチャー
- その他
- ステゴロ
- チンピラ
- 半グレ
- アレたち
- 福岡県警
- 『ドンケツ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ロケマサ／沢田政寿「ワシはそこにトラブルがあればそれでええんじゃ」
- ロケマサ／沢田政寿「当たり前のことができてねェとおまえの親が笑われるんぞ。つまらんことで相手の風下に立つようなことすんなバカ助が」
- ロケマサ／沢田政寿「ええかおふくろさん。どんなにひいき目に見てもヤクザは悪なんじゃ」
- チャカシン／山倉慎之介「オレらみたいなヤクザはようケンカするしか能がねェんじゃ」
- 宮本吉隆「そん時は皆殺しにすればいい それができるのもヤクザやろうが」
- 内村タツオ「ロケマサ組に負けはねェ！ オヤジの訓（おしえ）には勝ちしかねェんじゃ」
- 内村タツオ「昨日の敵は今日の友 ここで助けてやらんで なにが極道じゃ」
- ゲンコ／平山元「ロケマサの留守中困ったことがあったらいつでもいうてこいよ 日本一の喧嘩太郎がすぐに駆けつけたるからな」
- 相場桃次郎「侠客じゃねェヤクザなんて存在したらいけねェんです オレは最後まで侠客の精神を貫き通す覚悟です」
- 佐藤一「警察はそれがたとえ困難であっても正義を妥協しちゃァいかんのです」
- 『ドンケツ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 月がキーワード
- 村松組長は『アーサーGarage』にも登場
- 小倉駅周辺の名所が多数登場