隣人13号(隣13)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『隣人13号(隣13)』とは井上三太原作の日本のサイコホラー漫画である。通称『隣13(りんじゅうさん)』と呼ばれている。いじめと解離性同一障害(二重人格)をテーマにしており、カリカチュア化された描き方や個性的な脇役などが特徴な作品である。後に小栗旬(十三)・中村獅童(13号)の主演で実写映画化された。建設作業員の村崎十三は小学生の頃いじめられていた。同級生の赤井トールに硫酸をかけられ、顔を焼かれた。その瞬間から臆病な十三の中に凶暴な別人格「13号」が誕生した。13号は赤井に復讐を目論んでいた。

赤井 勇気(あかい ゆうき)/演:仲條 友彪

赤井とのぞみの息子。3歳だった。無邪気で子供らしいが、誰よりも先に十三が「普通じゃない」ことに気づいていた。13号が赤井家に落としていった車鍵を宝物と言って亀の置物にしまっていた。優しい十三の人格と13号の怖い一面に翻弄され、最後は13号によって井戸に落とされて死んでしまった。

関 肇(せき はじめ)/演:石井 智也

赤井と同じ建設会社に勤めており、十三の友人。十三が入った時から赤井にいじめられていて、赤井に嫌悪感を抱いていた。一三と同じく臆病だが正義感が強く優しい。アニメーターを目指しているが不採用ばかりで、諦めて実家に帰ろうとしていた。十三に13号のことを聞いても十三を気にかけ心配していた。13号のことを知っていると13号にバレてしまい、会社事務所でビデと共に串刺しにされ死んでしまった。新興宗教「やすらぎの家」の信者でもあった。

十三(13号)を追う人物

死神/演:松本 実

赤井の暴走族時代の後輩で、「犬」の二代目総長。顔面の大きな傷は赤いによるもので、後に同じ傷をもう一つ13号につけられる。気絶するまで殴られるという「犬」の入団テストで最後まで威勢よく挑発し続けた。赤井にその時に傷をつけられ「死神」というあだ名を付けられる。それから赤井を崇拝し尊敬している。赤井の妻であるのぞみに対しても、異常なほど強い憧れを抱いていた。十三を親しげに話すのぞみを見かけ、十三を疎ましく思っていた。再び2人でいるところをみた死神は十三に絡んでいくが、逆に13号に顔面を切り付けられる。後日、死神は十三を拉致するがやはり13号にやられてしまい腹にカッターを刺される。赤井に危険が迫っていることを本人に知らせるため、治療をせず絶命した。

バルーン

死神といつも一緒にいる巨漢の男。常に鼻水を垂らしていて言葉数が少ない。ぼーっとして見えるが、死神のことになるといつも必死になって動く。大事な友人の死神を13号に殺されてしまい、その仇を打ちたいと赤井と行動を共にした。学校に呼び出された赤井について行き、グランドピアノで罠を仕掛けるが偶然通りかかった二階堂が罠にかかった。その際、ピアノの足が折れ、ピアノごと階段の下に落下しバルーンはその下敷きになった。

ビデ

フジサワ警察署の刑事。金田が殺された事件の時点で定年まで後1ヶ月だった。本当は「ヒデ」だったが、トイレのウォシュレット関連の出来事で「ビデ」刑事と呼ばれるようになった。息子は暴力団の構成委員のヒデアキだったが、ビデはそれを周囲には秘密にしていた。金田殺しから、刑事の感で十三を怪しんでいた。定年の日、その近所の川に死体が上がったところで十三への疑いは確信に変わった。しかし駆けつけた瞬間に関を貫いた日本刀に刺さる。そのまま13号に対抗したが、それも虚しく関共々絶命した。

ヒデ

ビデの息子のヒデアキ。暴力団「大鷹組」の構成員。いつも家庭内暴力で両親を困らせていた。実際は父を大事に想っており、父が殺されて以来喪服を着続けている。ビデの遺品から「捜査日誌」を見つけ、村崎十三に復讐しようよ企む。勇気と遊園地に行く十三のあとをつけ、勇気が井戸に落とされそうになったところで現れた。銃で十三を脅し、観覧車に連行した。そこで13号に隙をつかれ喉を掻っ切られる。その死際でヒデは「おやじぃぃぃ」と叫んでいた。

ホクロ田(ほくろだ)

フジサワ警察の刑事。ビデの後輩で亡きビデの意志を継いで13号に関する事件を追っている。遺族の赤井やのぞみを気にかけていて、その2人からも信頼されている。「同窓会」の晩、のぞみから通報を受けたホクロ田はすぐに学校にパトカーを率いて駆けつけた。

二階堂(にかいどう)/演:村田 充

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