隣人13号(隣13)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『隣人13号(隣13)』とは井上三太原作の日本のサイコホラー漫画である。通称『隣13(りんじゅうさん)』と呼ばれている。いじめと解離性同一障害(二重人格)をテーマにしており、カリカチュア化された描き方や個性的な脇役などが特徴な作品である。後に小栗旬(十三)・中村獅童(13号)の主演で実写映画化された。建設作業員の村崎十三は小学生の頃いじめられていた。同級生の赤井トールに硫酸をかけられ、顔を焼かれた。その瞬間から臆病な十三の中に凶暴な別人格「13号」が誕生した。13号は赤井に復讐を目論んでいた。

一見人当たりの良い男性だが、実際は新興宗教「やすらぎの家」の教祖。本作前半部分ではパーマヘアでのっぽな印象だったが、後半は某新興宗教の教祖を彷彿させる風貌に激変している。信者だった関の仇を取るため、希津女に探りを入れさせ「同窓会」の情報を得た。二階堂は希津女と共に小学校へ行き十三を殺そうとした。しかし、バルーンが13号を仕留めるために仕掛けた罠にかかりピアノ線で上半身を切断された。

希津女(きつね)

「やすらぎの家」の信者。二階堂の愛人で秘書のような役割をしている。駐在していたロシアから帰還し、二階堂の指示を受ける。二階堂と共に13号を殺しに小学校に行くが、目の前で二階堂が死んでしまい、それに絶望して自ら命を絶った。

その他の人物

金田/演:三池 崇史

十三の隣室・12号室の住人。いろんな借金取りから追われ玄関に督促状がたくさん貼られている。家賃も6ヶ月滞納していた。十三が13号と言い争っている声に隣室から文句を言った。それに腹を立てた13号にナイフで滅多刺しにされる。その際金田は1人でAVを見ながら自分の裸を縄で縛っていた。金田の死体には130箇所も刺し傷があった。

新聞拡張員

チンピラっぽい風貌の新聞拡張員の男。今月のノルマが達成してないことに焦っていた。たまたま新聞の勧誘に立ち寄った十三の家で13号に殺されてしまう。この男の死体は近所の川に捨てられた。

丈二(じょうじ)

「犬」に入った新入りの男。緊張感がなくヘラヘラしている。顔を知らなかった総長の死神に初対面で「チビ」と言ってしまい、死神に指を噛みちぎられた。

『隣人13号(隣13)』の用語

平和荘

金田が殺された現場となった平和荘。

元々結婚した赤井が先に住んでいたアパート。二階建ての2DKで家賃は5万3千円。そこへ赤井を追ってきた十三が下の階へ引っ越してきた。赤井は23号室(2階の3号室)、十三は13号室(1階の3号室)、その隣の12号室に金田が住んでいた。大家も一階に住んでいる。
映画版では原作よりもだいぶ古いアパートの設定になっている。本編の最初のページの平和荘だけはだいぶ古い感じに描かれていて映画版に近い。

フジサワ警察

署内では一匹狼のビデ。後輩の刑事はホクロの位置からしてホクロ田だと思われる。

藤沢にある警察署。ビデやホクロ田が所属している。物語序盤ではカタカナ表記、終盤では表記が漢字になっている。

奥仲工務店

会社の中で平然と新人いびりをする赤井。

赤井・関・十三が勤める会社。赤井はすでに18歳からこの会社に入っている。二階が事務所と更衣室になっており関とビデはここで殺された。社長は趣味で日本刀を買ったことを自慢していて、それが13号の凶器となった。社長はここで亡くなった関の葬式を執り行った。

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