AQUA・ARIA(アクア・アリア)のネタバレ解説・考察まとめ
『AQUA』『ARIA』とは天野こずえによる漫画、およびそれを原作としたアニメである。『AQUA』『ARIA』合わせて全14巻。過去3度アニメが放送され、2015年には映画化もされている。
ネオ・ヴェネツィアを舞台として水無灯里が一人前の水先案内人(ウンディーネ)を目指してたくさんの人との出会いを経て成長していく物語である。景色の描写がとても綺麗で登場人物全員がとてもいい人なのが特徴である。また日常のほんのちょっとした幸せに焦点を当てた作品であるため、読む人の心を癒す作品となっている。
CV:うえだゆうじ、斉藤貴美子(少年時代)
通称ウッディー。風追配達人(シルフ)。空を飛んでいることを泳ぐと表現している。口癖は「~なのだ」。
明るい性格。地図がないと配達ができないという弱点を持つ。
暁とアルとは幼馴染で、暁のことは「あかつきん」と呼んでいる。
あゆみ・K・ジャスミン
CV:白石涼子
灯里がトラゲットに参加したときのチームメイトの一人。姫屋の半人前ウンディーネ。
サバサバした性格。ほとんどのウンディーネが一人前を目指す中、地域色が強いトラゲット専門になると決めている。
灯里のトラゲットの腕前を高く評価している。
アトラ・モンテヴェルディ
CV:桑島法子
灯里がトラゲットに参加したときのチームメイトの一人。オレンジぷらねっとの半人前ウンディーネ。
半年前に一人前昇格試験に落ちてから自信を無くしている。
灯里たちに励まされてから昇格試験をもう一度受ける決意をする。
夢野杏(ゆめのあんず)
CV:阿澄佳奈
灯里がトラゲットに参加したときのチームメイトの一人。オレンジぷらねっとの半人前ウンディーネ。
一人前昇格試験に何度も落ちているが、諦めずに何度も挑戦する強い心を持っている。
愛野アイ(あいのあい)
CV:水橋かおり
アニメオリジナルキャラクター。原作本編では最終話に登場し、ARIAカンパニーに入社し灯里の後輩となった。
アニメ版の最初は、姉がアクア自慢ばかり聞かされていたため、アクアやネオ・ヴェネツィアのことが嫌いだったが、灯里と藍華の2人と仲良くなったため、アクアやネオ・ヴェネツィアのことを好きになっていく。
以降は灯里とメールで頻繁にやり取りをしている。
「愛野」という苗字は映画『ARIA The AVVENIRE』で明らかになった。
『AQUA』・『ARIA』の用語
作中に登場する宇宙・惑星
ネオ・ヴェネツィア
イタリアの都市ヴェネツィアをモチーフとしたアクアの町。ヴェネツィアにある建物だけでなく、ヴェネツィアで行われている風習や行事もアクアで行われている。またイタリアの文化だけでなく日本の文化も存在している(郵便局のマークや日本人の名前など)。時間の流れは地球と違い、自転周期と公転周期の影響により1年は24か月となっている。そのため、アクアでは1年で2歳年を取る。2度目の誕生日は裏誕生日と呼ばれている。地球と違って生活の不便さはあるもののそこがいいという人もいる。
地球(マンホーム)
町はどこも合理的にシステムが整備されており、買い物や仕事といった生活にまつわることはほとんど自宅ですることができる。気候制御装置が使われており、自動で気候を調整することができる。そのため季節ごとの風物詩がなくなっているものもある。
作中に登場する職業
水先案内人(ウンディーネ)
ネオ・ヴェネツィアの観光案内をするゴンドラ漕ぎで、女性の花型職業となっている。ウンディーネの階級は下記の通り3つの階級に分かれている。
ペア(見習い):ゴンドラに観光客を乗せることはできない。手袋を両手にはめる。
シングル(半人前):指導員の同席のもとで乗客を乗せて観光案内ができる。手袋は片手のみはめる。
プリマ(一人前):一人で乗客を乗せて観光案内ができる。一人前として通り名がつく。手袋ははめない。
階級が上がるにつれて手袋を外すようになるのは、ゴンドラの操縦技術の上達により余計な力が入らなくなるため、手に豆がつかなくなるからとのこと。
火炎之番人(サラマンダー)
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目次 - Contents
- 『AQUA』・『ARIA』の概要
- 『AQUA』・『ARIA』のあらすじ・ストーリー
- ARIAカンパニー入社してから半人前に昇格するまで
- さまざまな人々との出会い
- 3人のウンディーネの成長
- プリマ昇格とそれぞれの道
- 『AQUA』・『ARIA』の登場人物・キャラクター
- 水無灯里(みずなしあかり)
- 藍華・S・グランチェスタ(あいか・エス・グランチェスタ)
- アリス・キャロル
- アリシア・フローレンス
- 晃・E・フェラーリ(あきら・イー・フェラーリ)
- アテナ・グローリィ
- アリア・ポコテン
- ヒメ・M・グランチェスタ
- まぁ社長
- 出雲暁(いずもあかつき)
- アルバート・ピット
- 綾小路宇土51世(あやのこうじうど51せい)
- あゆみ・K・ジャスミン
- アトラ・モンテヴェルディ
- 夢野杏(ゆめのあんず)
- 愛野アイ(あいのあい)
- 『AQUA』・『ARIA』の用語
- 作中に登場する宇宙・惑星
- ネオ・ヴェネツィア
- 地球(マンホーム)
- 作中に登場する職業
- 水先案内人(ウンディーネ)
- 火炎之番人(サラマンダー)
- 地重管理人(ノーム)
- 風追配達人(シルフ)
- 水先案内店
- ARIAカンパニー
- 姫屋
- オレンジぷらねっと
- 『AQUA』・『ARIA』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アリシア「失敗や寄り道をしなきゃ見つからないものもあるってお話」
- 灯里「その人が嘘モノと感じるなら、それはその人にとっては嘘モノなんでしょう。人の価値観は十人十色ですもんね。でもあなたが嘘モノだと言われて傷つくのは、貴方のネオ・ヴェネツィアンガラスに対する思いが本物で大切なモノだからですよ」
- アテナ「今―――楽しいと思えることは、今が一番楽しめるのよ。だからいずれは変わっていく今を、この素敵な時間を大切に、ね」
- アリシア「『違う』『違う』としかり続けていたら、アリア社長は間違えるのがだんだん怖くなって、最後には身動きできなくなっちゃうと思ったの」
- 『AQUA』・『ARIA』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 声優の茅野愛衣が声優を目指すきっかけとなった作品
- 天野こずえ次回作の『あまんちゅ!』に灯里、藍華とよく似た名前のキャラクターが登場する。
- 『AQUA』・『ARIA』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):牧野由依『ウンディーネ』(第1期、第2期16話・17話、第3期13話)
- ED(エンディング):ROUND TABLE feat. Nino『Rainbow』(第1期、第2期26話)
- OP(オープニング):牧野由依『ユーフォリア』(第2期)
- ED(エンディング):ROUND TABLE feat. Nino『夏待ち』(第2期1話~15話)
- ED(エンディング):葉月絵理乃『Smile Again』(第2期16話~25話)
- OP(オープニング):牧野由依『スピラーレ』(第3期)
- ED(エンディング):『金の波 千の波』(第3期1話~12話)