魔法使いの夜(まほよ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法使いの夜』とは2012年に発売されたTYPE-MOONの伝奇ビジュアルノベルゲームである。PC版を経て、フルボイス化したPS4やSwitch、Steam版が発売された。物語の舞台は1980年代後半の三咲町。田舎から引っ越してきた男子高校生の静希草十郎は、魔術を使う生徒会長の蒼崎青子を偶然目撃する。魔術の秘匿のため、青子と同居人の久遠寺有珠の魔女2人に命を狙われる草十郎だったが、紆余曲折を経て助かり、監視を兼ねて彼女らの洋館で奇妙な共同生活を送ることになる。

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CV:飛田展男
全国的な規模を誇る「土桔製パン株式会社」の元経営者であり、自称芸術家。町に娯楽と夢をもたらすという奇妙な使命感から、莫大な私財と3年の歳月を投じて地域密着型遊園地『やしろぎブレッド&キッツィーランド』を建設した。しかし、開園後はメディアから酷評され、さらに児童の遭難事件が発生したことで経営が急速に悪化し、自身の引退に伴ってあえなく閉園に追い込まれた。鳶丸の複雑な家庭環境を熟知しており、有珠とは文通を交わすペンフレンドの間柄である。

恒河(こうが)

草十郎の父方の親戚にあたる人物。草十郎が過酷な山を降りて三咲町へ移住するに際し、戸籍の整理や住居の確保、アルバイトの斡旋など、彼が都会で生活するためのあらゆる裏回しや環境整備を行った。

槻司 喜実國(つきじ きみくに)

CV:深町寿成
鳶丸の祖父であり、三咲市で絶大な権勢を誇る槻司家の絶対的な当主。元々は没落しかけていた槻司家を再興するために婿養子として迎えられた資産家だったが、卓越した手腕で勢力を拡大し、瞬く間に家督を奪取した。自身の息子たちには冷徹極まりない態度を崩さないが、孫の鳶丸の反骨精神と器量を大変気に入っており、彼を次期後継者として指名している。

槻司 一義(つきじ ひとよし)

三咲高校の理事長を務める人物で、鳶丸の実父。喜美國の長男にあたる。当初は一族の中で孤立していた鳶丸を庇う唯一の肉親だったが、喜美國が鳶丸を次期後継者の有力候補として重用し始めると態度を一変させ、実の息子である鳶丸と醜い冷戦状態に陥っている。

金鹿の父(こじかのちち)

中華料理店「まっどべあ」の店主であり、熊を彷彿とさせる屈強な体躯を持つ大男。妻を早くに亡くし、男手一つで子供たちを育て上げた。極端な安定志向の持ち主であり、金鹿の大学進学には猛烈に反対していたが、息子たちの必死の説得に涙を流して感激し、地元の体育大学への進学を条件に最終的に折れた。熱狂的な海賊マニアである。

金鹿の兄達(こじかのあにたち)

「まっどべあ」の店員として働く4人の兄たち。父親の頑固な進学反対を覆すために、体操競技の素晴らしさを熱弁して妹の進路を切り開いた心優しい兄たちだが、金鹿からはその過剰な暑苦しさを非常に煙たがられている。彼らが説得の際に熱く語った競技はすべて男子専用の種目だった。

『魔法使いの夜』(まほよ)の用語

特異能力

魔術

人為的に神秘や奇跡を再現する技術の総称。魔力を用いて「世界にあらかじめ構築されているルール」を起動・安定させることで機能する。過去数百年の間に文明の進歩に追い抜かれており、かつて魔術でしか成し得なかった現象の多くは、現代では科学技術で代用可能となった。しかし、魔術の本質は「結果」ではなく「過程」を魔力によって省略できる万能性にある。ただし、現象の仕組みや原因を知る者が増えるほど神秘性は薄れて威力が低下するため、魔術師の間では研究内容を秘匿する機密主義が徹底されている。一般人に目撃された場合は口封じを行うことが絶対の鉄則である。また、その土地に根づく信仰や知名度に強さが左右されるため、自身の基盤以外の地域で行使すると本来の力を発揮できない。

魔法

魔術師たちが最終的に目指す到達点であり、魔術とは明確に区別される神秘。その時代における科学や人間の力では、どれほどの時間とコストをかけても「絶対に実現不可能な奇跡」を可能にする。かつては多くの魔術師が魔法使いであったが、文明の発達とともに大半の奇跡が「魔術」へと格下げされた結果、現代において魔法を行使できる者は世界にわずか5人のみとされている。

舞台・場所・施設

三咲町(みさきちょう)

物語の舞台となる、山に囲まれた地方都市。正式名称は「三咲市三咲町」。江戸時代には宿場町として栄え、近年はベッドタウンとして近代化が進んでいる。坂道が多い地形だが、高い場所に住居を構えるのを避ける古くからの風習があるため、高台には久遠寺邸以外の民家が存在しない。この土地は数百年前から蒼崎家が管理しており、魔術協会の権力が及ばない独立地域であるため、所有権を奪おうとする外部の魔術師からたびたび狙われている。

私立三咲高等学校(しりつみさきこうとうがっこう)

青子や草十郎が通う、50年の歴史を持つ私立高校。山の上には閉鎖された古い初代校舎があり、現在は近代化の過程で建てられた第二校舎が使用されている。地元住民からは県立高校が望まれていた背景があり、三咲町以外の地域から通う生徒が多い。全校生徒に部活動への入部が義務付けられているが、青子は生徒会業務の多忙を理由に、草十郎は入部時期の問題でクビになったため、例外的に帰宅部となっている。

礼園女学院(れいえんじょがくいん)

有珠が籍を置く私立の名門お嬢様学校。修道服を模した制服と高い偏差値で知られている。郊外に位置しており、原則として全校生徒に寮生活が義務付けられている。有珠は魔術師としての活動を優先するため、特例として自宅からの通学を認められている。

おためが
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@ryusuke_a

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