いちご100%（河下水希）のネタバレ解説・考察まとめ (3/8)

いちご100%（河下水希）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.01.29

『いちご100%』とは、河下水希が週刊少年ジャンプにて連載していた漫画作品、あるいはこれを原作としたアニメ作品である。ジャンルはラブコメディー。
頼りないが夢に対してはまっすぐで情熱的な少年真中淳平をめぐって様々な恋模様が展開される。それらを通じて人間関係のすれ違いや将来の夢への苦悩を経験する中で登場人物が内面的に成長していく様子が描かれている。本筋に関わる部分でのヒロインたちの繊細な心情の描写とそれ以外の部分でのお色気、ギャグといったコメディ要素とのギャップが大きな魅力の一つである。

外村ヒロシ（そとむらヒロシ）

CV：うえだゆうじ
高校から登場。真中の親友。
美少女の写真を集めたホームページを運営しており、常に美少女を探し求めている。小宮山と行動を共にしていることが多いが小宮山と違って頭はかなり良く、秀才の東城を凌いで学年1位の成績をおさめている。その美少女のデータ量や頭の良さからクラスの男子たちからはたびたび「外村様」と崇められている。
妹の美鈴のことはかわいがっており、文化祭のラブ・サンクチュアリに一緒に参加しようとしたり美鈴に彼氏がいることを聞いてショックを受けるなど少々シスコンな面がある。
美少女に囲まれていい思いばかりしている真中に対し制裁などと称していたずらを仕掛ける一方で、真中の恋愛相談に乗ったり真中が本当の危機に陥った時はさりげなく助けるなど友達思いの面も見られる。
卒業後は東大に現役合格し、外村プロダクションという芸能事務所を設立。多忙な日々をおくっている。

小宮山力也（こみやまりきや）

CV：小森創介（ドラマCD2巻まで・ジャンプフェスタ）、高木渉（ドラマCD3巻 - 、TVアニメ・OVA）
真中の中学からの親友。
真中やさつきとともに泉坂高校に補欠合格したが、高校での成績は2人以上に悪い。美少女に目がなく、非常に惚れっぽい。美少女たちから想いを寄せられる真中を妬んで意地悪ないたずらをしかけることもあるが根は純粋なところがあり、他人のために体を張ることができる。ちなみに肉体はかなり頑丈であり、高い所から落ちたり車に轢かれたりスズメバチに刺されるなどしても平然と生きている。
卒業後は外村の下で端本ちなみのマネージャーとして働いている。

泉坂高校の登場人物

大草（おおくさ）

CV：近藤隆
真中の親友。付き合いは小学校から。
容姿の整った美少年であり、女子からの人気は高い。恋愛経験も豊富でよく真中からの恋愛相談に乗っている。友達思いではあるがどこか考えの読めないところがあり、真中や西野からは不信感を抱かれることもある（西野からは「信用できない人間ナンバーワン」と言い切られている）。
実はひそかに西野に好意を抱いているような描写があり、隙を見つけては二人きりになってアプローチするものの、当の西野からは全く相手にされていない。

天地（あまち）

アニメには登場せず。
高1の頃に泉坂高校に転校してくる。登校初日に東城に出会って一目惚れしており、以降一途に東城のことを想い続けている。長身の美形で女性からモテるが東城も認めるほどのドジであり、派手に転んだり東城のスカートをめくったりしてしまう場面がある。
同じく報われない片思いをしている北大路さつきとは戦友のような仲になっており、互いにそれぞれの想う相手と結ばれるのを願っていた。
真中とはライバル関係にあり、仲も決して良いとはいえなかったが東城に彼氏がいると勘違いしてからは真中のことをともにフラれた傷を背負った親友と呼ぶようになった。
一時は他の女子との関係をすべて絶ってまで東城を振り向かせようとしていたが、結局東城の心が真中以外に向くことはなかった。
物語終盤で東城に拒絶されてからの動向は一切不明であり、最終話にも登場していない。

黒川栞（くろかわしおり）

CV：斎賀みつき
泉坂高校の数学教師兼映研部の顧問。
美しい容姿と抜群のプロポーションから男子生徒たちの憧れとなっている。文化祭の特典で手に入れた賞金を勝手に使用するなどかなり横暴な面があり、酒癖も悪い。
実は旧映像部の一員で真中たちが目標としてきた映画の主演女優を演じた人物である。
原作漫画では部活動に対してかなり放任主義的な一面が目立ったが、アニメ版では合宿に参加するなどの修正がされている。

高木（たかぎ）

画像左の男が高木。

アニメ版には登場せず。
大草と同じく泉坂高校サッカー部に所属。ゴールキーパーをつとめる。
大草いわく「一度くらいついたボールはなかなか放さない」性格であり、一目惚れした唯を物理的に捕まえて放さないなどかなり強引な手段を取ることもある（そのようなときには大草がイエローカードを取り出して制御する）。
外村がついた嘘によって唯と真中を実の兄妹だと思っており、真中のことを「お兄さん」と呼んでいる。

冬田涼子（ふゆたりょうこ）

画像左の人物が冬田涼子。

アニメ版には登場せず。
さつきの友人。修学旅行では真中、外村、さつき、小宮山と同じ班だった。
自由行動のコースを一人で決めさせられるなど、損な役回りを押し付けられがち。

その他の登場人物

浦沢舞（うらさわまい）

画像右の人物が浦沢舞。

CV：伊藤静
アニメ版には登場せず、ドラマCDにのみ登場。
東城やこずえの塾友達。身長165センチメートル、血液型A型、11月29日生まれ。成績優秀で東城と同じAクラスに所属する。
対男性のコミュニケーションに難を抱えるこずえのことを気にかけている。なかなか積極的になれない内気なこずえを引っ張り、代わって真中とのデートプランを考えるなどかなり面倒見がよい。

初恋限定。（Hatsukoi Limited.）のネタバレ解説・考察まとめ

『初恋限定。』は、河下水希による漫画作品。『週刊少年ジャンプ』にて、2007年44号から2008年26号まで連載された。中学2年生の有原あゆみと江ノ本慧を中心に、中学生と高校生計8人の恋が同時進行で進む姿を描いたオムニバス作品だが、連載期間は約半年と短命に終わった。いわゆる「打ち切り」となった作品であるが、打ち切りに遭いながらドラマCDやアニメといったメディアミックス化された珍しい作品でもある。

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