フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』とは「Annapurna Interactive」から発売されたゲーム作品。変死や蒸発など、奇怪な事件に彩られたある一族の歴史を紐解いていく重層的なストーリーが高く評価され、数々の名誉ある賞を獲得している。主人公の少女エディス・フィンチはフィンチ家の末裔にして唯一の生き残りだ。彼女は6年前に去った、ワシントン州オルカス島の実家に再び足を運び、屋敷を探検する中で不審死を遂げた親族たちの秘密を知る事になる。

スヴェンが息子のカルビンとサムの為に製作した仕掛け絵本。この中にカルビンとサムの部屋に通じる鍵が隠されていた。

『リールニュース』

イーディの部屋の双眼鏡に仕込まれていたフィルムリール。双眼鏡を覗くとフィルムがコマ落としで再生され、オーディンがノルウェーを捨て、オルカス島へ至るまでの経緯が語られていく。

バーバラのオルゴール

バーバラがスヴェンに贈られたオルゴール。ネジを巻いて蓋を開けると、バーバラを模した人形が盤上で踊りだす。さらにネジを巻き続けると地下室の扉の鍵が飛び出す仕組み。

『ヒストリーオブザフィンチズ』

イーディがエディスに贈った手記。エディスが産まれた日に1000年に1度の低潮が起き、オーディンと共に沈んだ初代の屋敷への道が開けた奇跡が記されている。自分が生まれ育った屋敷に帰り着いたイーディは、亡き母や弟、そしてオーディンが出迎えるように、2階の窓に明かりが灯るのを目撃している。

『フィンチ家の奇妙な屋敷で起きたこと』の登場人物・キャラクター

主人公

エディス・フィンチ

エディス視点の映像。

CV:Ashley Obel(幼少期)Valerie Rose Lohman(現在)
エディス家最後の生き残りで17歳の少女。6年前に母ドーンと共に捨てた屋敷にある理由から戻り、各部屋を探索して一族の軌跡を辿っていく。実は物語スタート時点で妊娠22週目であり、彼女が書いていた日記は生まれてくる我が子へ向けたものだと終盤に明かされる。

フィンチ一族の面々

ドーン・フィンチ

生前のドーンの部屋。

CV:Haley Kloess(幼少期)Nikki Kendall(成人後)
エディスの母親でイーディの孫。大学卒業後1週間でインドに渡り、英語教師の職に就いて現地人男性と結ばれる。その後長男ルイス、次男ミルトン、長女にして末子のエディスをもうけるものの、夫に先立たれてフィンチ家の屋敷に戻ってくる。
子供の頃父親のサムと狩りに出た際に、目の前の崖から牡鹿にサムを突き落とされた事がトラウマとなっていた。1人目の弟がガス、2人目の弟がグレゴリーだが、両者とも成人前に不慮の事故で死亡している。父親や弟たちにとどまらず、愛する息子2人までも亡くしたせいでフィンチ家の呪いの存在を信じ、エディスを連れて屋敷を出ていった。最期は末期癌に侵され、エディスに看取られて息を引き取る。

イーディ・フィンチ

写真の右から2人目がイーディ。

CV:Blanche Larsen
エディスの曾祖母でドーンの祖母にあたる一族最年長の女性。短命なフィンチ家において90歳の大往生を遂げるも夫に先立たれ、5人の子供と孫2人、曾孫2人を亡くしている。絵を描くのが趣味で、一族の誰かが死ぬか蒸発すると、その肖像を丸太の断面図に描いて弔った。屋敷にかけられた呪いを恐れ、部屋を封印して回ったドーンと対立し、フィンチ家の歴史を受け継ぐ事こそ未来に繋がるという信念を持っていた。エディスにとっては優しい曾祖母だった。
エディスを連れて屋敷を去る決断をしたドーンと喧嘩別れをし、老人ホームで死亡した。フィンチ家の墓所の墓は全て彼女がデザインしたもので、故人の愛用品や生前好きだったアイテムが彫られている。
他の一族からはイーディの愛称で親しまれていたが、本名はイーディス・フィンチ。

スヴェン・フィンチ

写真左端がスヴェン。

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