Maroon 5(マルーン5)の徹底解説まとめ
Maroon 5(マルーン5)とは、2001年にロサンゼルスで結成された7人組ロックバンド。Billboard Hot 100やBillboard 200で1位を獲得する等、出す曲が次々にヒットし、グラミー賞でも数多くの賞を受賞していることから「世界で最も売れたアーティスト集団」とも言われている。音楽のトレンドを上手く読み取り、自分たちの音楽に取り込む事で幅広い年齢層から愛されるグループである。
Maroon 5のディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
Songs About Jane
01. Harder To Breathe
02. This Love
03. Shiver
04. She Will Be Loved
05. Tangled
06. The Sun
07. Must Get Out
08. Sunday Morning
09. Secret
10. Through With You
11. Not Coming Home
12. Sweetest Goodbye
Maroon 5の1stアルバムである。発売当初はほとんど注目されなかったが、映画『ラブ・アクチュアリー』に『Sweetest Goodbye』が起用された事がきっかけで次第に注目されるようになった。Billboard 200で発売から2年以上経てのTOP10入りを果たし、驚異のロングヒットアルバムとなった。このアルバムでバンドは「第47回グラミー賞」最優秀新人賞などを受賞した。
It Won't Be Soon Before Long
01. If I Never See Your Face Again
02. Makes Me Wonder
03. Little Of Your Time
04. Wake Up Call
05. Won't Go Home Without You
06. Nothing Lasts Forever
07. Can't Stop
08. Goodnight Goodnight
09. Not Falling Apart
10. Kiwi
11. Better That We Break
12. Back At Your Door
13. Until You're Over Me
14. Infatuation
15. If I Never See Your Face Again - Featuring Rihanna
16. Wake Up Call - Mark Ronson Remix featuring Mary J. Blige
17. Story - Non-LP Version
18. Losing My Head - Non-LP Version
19. Miss You Love You - Non-LP Version
Maroon 5の2ndアルバムである。前作の『Songs About Jane』ではゆったりしたサウンドが多く使用されていたが、今作は対照的な曲を多く使用した。Billboard 200初登場1位を獲得し、アメリカのiTunes Storeでは2007年の年間ダウンロード・アルバム・チャート1位にもなった。収録曲でもある『Makes Me Wonder』は、Billboard Hot 100で、バンド初の全米No.1獲得シングルとなった。また、収録されている『Won't Go Home Without You』が日本のCMソングに起用され、日本での彼らの知名度が上がっていった。
Hands All Over
01. Misery
02. Give A Little More
03. Stutter
04. Don't Know Nothing
05. Never Gonna Leave This Bed
06. I Can't Lie
07. Hands All Over
08. How
09. Get Back In My Life
10. Just A Feeling
11. Runaway
12. Out Of Goodbyes With Lady Antebellum
13. Moves Like Jagger
14. Crazy Little Thing Called Love
Maroon 5の3rdアルバムである。Maroon 5としては初めて外部と共同で製作し新たな挑戦に挑む事で今後の分岐点ともなった『Moves Like Jagger』が収録されている。アルバムはオリコンアルバムチャート初登場3位、Billboard 200初登場2位を記録した。また、全国のCDショップ店員の投票で選ばれる「第3回CDショップ大賞」洋楽賞を受賞した。
MVでAdam Levine(アダム・レヴィーン)が女性に何度も殴られたり蹴られたりする事で話題となった『Misery』はBillboard Hot 100最高14位にチャートインし、Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)とのコラボレーション曲『Moves Like Jagger』はBillboard Hot 100で1位となり、18ヶ国でチャート1位を獲得した。
Overexposed
01. One More Night
02. Payphone feat. Wiz Khalifa
03. Daylight
04. Lucky Strike
05. The Man Who Never Lied
06. Love Somebody
07. Ladykiller
08. Fortune Teller
09. Sad
10. Tickets
11. Doin' Dirt
12. Beautiful Goodbye
13. Moves Like Jagger (Studio Recording From The Voice Performance)[feat. Christina Aguilera]
Maroon 5の4thアルバムである。今までとは違い、今作のアルバムは今までの中で最も多様性があり、全体的にポップな作りになっている。オリコンアルバムチャート最高5位を記録した。Billboard 200、全英アルバムチャートではともに初登場2位を記録した。また、国際レコード・ビデオ製作者連盟(IFPI)が発表した「2012年の世界的ベストセラーアルバム」第10位となり、「iTunes Best of 2012」のPop ベストアルバム部門も受賞した。Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)をフィーチャーした『Payphone feat. Wiz Khalifa』はBillboard Hot 100で2位を記録し、全英シングルチャートでは、バンド初の全英No.1獲得曲となった。『One More Night』はBillboard Hot 100で9週連続1位を獲得した。
V(ファイヴ)
01. Maps
02. Animals
03. It Was Always You
04. Unkiss Me
05. Sugar
06. Leaving California
07. In Your Pocket
08. New Love
09. Coming Back For You
10. Feelings
11. My Heart Is Open feat. Gwen Stefani
12. This Summer's Gonna Hurt Like A MotherF****r
13. Shoot Love
14. Sex And Candy
15. Lost Stars - Adam Levine from Begin Again
Maroon 5の5thアルバムである。インタースコープ・レコードと契約後、初めて発表したアルバム。収録曲である『Sugar』はキャッチーでポップなファンクナンバーで、USビルボードチャートでは最高2位にチャートインした。彼らのPVではサプライズで結婚式に参加し『Sugar』を披露する場面が収められており、それをきっかけに結婚式で使われる代表曲になった。
ボーナス・トラックに収録されている『Lost Stars』は、Adam Levine(アダム・レヴィーン)が出演している映画『はじまりのうた(Begin Again)』での劇中歌で、Adam Levine(アダム・レヴィーン)のソロ曲である。
Red Pill Blues
01. Best 4 U
02. What Lovers Do (Feat. SZA)
03. Wait
04. Lips On You
05. Bet My Heart
06. Help Me Out (Feat. Julia Michaels)
07. Who I Am (Feat. Lunchmoney Lewis)
08. Whiskey (Feat. A$AP Rocky)
09. Girls Like You
10. Closure
11. Denim Jacket
12. Visions
13. Don't Wanna Know (Feat. Kendrick Lamar)
14. Cold (Feat. Future)
Maroon 5の6thアルバムである。今作では幅広いコラボレーションをし、彼ららしいサウンドを損なうことなく流行のポップ・カルチャーを吸収した仕上がりになっている。Maroon 5にとって、クラブでの定番アルバムになるような新鮮でこれまでの作品で一番肩の力が抜けてリラックスしたアルバムである。収録曲である『Girls Like You』はラッパー界の女王と呼ばれているCardi B(カーディ・B)が参加し、『What Lovers Do』ではR&BシンガーのSZA(シザ)とコラボレーションした。形に囚われないゲストを迎えコラボする事で、変化をしつつ彼ららしいアルバムになっている。『Girls Like You』は米ビルボード・ソング・チャートHot 100で4週連続1位を果たし、『What Lovers Do』はアメリカのビルボード・ホット100で9位を記録した。
ライヴ・アルバム
1.22.03.ACOUSTIC
01. This Love
02. Sunday Morning
03. She Will Be Loved
04. Harder to Breathe
05. The Sun
06. If I Fell
07. Highway to Hell
2004年6月に発売されたアルバム。デビューアルバムである『Songs About Jane』がロングヒットし、そこに収録されている曲から貴重なアコースティックバージョンを収録したベストアルバム。誰もが一度は耳にした事がある曲が入っており、比較的聞きやすいアルバムとなっている。6曲目に収録されている曲はThe Beatles(ビートルズ)の『If I Fell』をカバーしており、7曲目に収録されている曲はAC/DC(エーシー・ディーシー)の『Highway to Hell』をカバーしている。
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目次 - Contents
- Maroon 5の概要
- Maroon 5の活動経歴
- 1994年〜1999年:Kara's Flowers(カーラズ・フラワーズ)時代
- 1999年~2001年:James Valentine(ジェームス・ヴァレンタイン)が加入し「Maroon 5」の誕生
- 2001年~2005年:『Songs About Jane』のロングヒット
- 2006年:Ryan Dusick(ライアン・デューシック)の脱退
- 2005年~2009年:『It Won't Be Soon Before Long』 で全世界に知れ渡るバンドへ
- 2009年~2011年:『Hands All Over』 の製作がターニングポイントとなる
- 2011年~2013年:『Overexposed』 で外部との音楽の融合に確信する
- 2013年~2016年:『V(ファイヴ)』で音に多様性を取り入れていく
- 2017年~2020年:『Red Pill Blues』でR&Bを取り入れた新しいサウンドを披露する
- Maroon 5のメンバー
- 現メンバー
- Adam Levine(アダム・レヴィーン)
- James Valentine(ジェームス・ヴァレンタイン)
- Jesse Carmichael(ジェシー・カーマイケル)
- Michael Madden(ミッキー・マデン)
- Matt Flynn(マット・フリン)
- PJ Morton(PJ・モートン)
- サム・ファーラー(Sam Farrar)
- 元メンバー
- Ryan Dusick(ライアン・デューシック)
- Maroon 5のディスコグラフィー
- スタジオ・アルバム
- Songs About Jane
- It Won't Be Soon Before Long
- Hands All Over
- Overexposed
- V(ファイヴ)
- Red Pill Blues
- ライヴ・アルバム
- 1.22.03.ACOUSTIC
- マルーン5 ライヴ!(Live – Friday the 13th)
- コンピレーション・アルバム
- Singles
- リミックス・アルバム
- Call And Response: The Remix Album
- Maroon 5の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Sunday Morning
- Won't Go Home Without You
- She Will Be Loved
- This Love
- Moves Like Jagger
- Sugar
- Don't Wanna Know
- What Lovers Do
- Maroon 5の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- Maroon 5のバンド名の由来はトップシークレット
- ヨガをリラックス方法として取り入れているAdam Levine(アダム・レヴィーン)
- 『Memories』は亡き元マネージャーに捧げた曲