RobiHachi(ロビハチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『RobiHachi』とは、スタジオコメット制作のオリジナルアニメーション作品。2019年4月から6月まで放送。全12話。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』を元にして作られたSF作品。監督は高松信司。借金生活を続けていた「ロビー・ヤージ」は、借金取りのアルバイトをしてる「ハッチ・キタ」と出会い、成り行きで二人はロビーが借金する金融会社の社長「ヤン」から逃げなければならなくなる。二人はヤンから逃げながら、ご利益が授かれる石「アカフクリスタル」がある惑星「イセカンダル」を目指す事になった。
冥王星
雪と氷の惑星。
準惑星になってしまったことから、冥王星の観光局長は惑星へ昇格して月曜日が冥王曜日になることを目標にしている。
大手広告代理店「株式会社ドンツー」によって押し付けられた、昔地球人が核融合炉の研究をしてる頃に使っていたRPキャラ「プルートー君」や、電気街社のRPキャラ「電子ちゃん」が冥王星のRPキャラになっている。
ドンツーの指導通りの活動をしても冥王星は観光地として成功せず迷走状態にあった。
ロビーとハッチは、自分達の営業成績を上げるために冥王星を利用していたドンツーの「誇大店長代理」「盛杉」の二人を追い払った。
オダワーラ
ギャラクシー街道9番目の惑星。
水の惑星と呼ばれており、その名の通り惑星全体が水に覆われている。
人工的に陸地を作り人が住めるようにし、海に浮かぶようにかまぼこ型の建物がある。
オダワーラ人は半漁人のような見た目をしており元々は海に住んでいてエラ呼吸をしていたが、現在は肺呼吸をしている(エラ呼吸も少し出来る)。
リュウグウノツカイに似た姿をした幻の魚「オダワーラノツカイ」を捕まえてかまぼこにすると、オダワーラ星から多額の懸賞金が貰える。
ロビーとハッチはオダワーラ人「ギョギョ」と共にオダワーラノツカイを捕まえに行き、ヒザクリガーで海に潜るが防水でなかったため浸水してしまう。
しかし偶然にもオダワーラノツカイを捕まえた。
懸賞金はこれから結婚すると言うギョギョへ結婚資金として半分渡し、残りはロビーが買わされたオダワーラノツカイを捕まえる釣りセット代と、ヒザクリガーを海から引き上げるクレーン代に殆ど使ってしまうも、当面の交通費を稼ぐことが出来た。
ハッコーネ
ギャラクシー街道への関所がある。
温泉地として有名で、日本の温泉地のようになっている。
名物は「桃色温泉コーヒー」や「桃色温泉饅頭」。
関所を通るためには通行手形が必要であり、ハッコーネの裏ボス「ハッコーネのドン」に貰った手形は通常の手形よりも価値がある。
しかしドンに会うのは怖ろしい事とされており、会った事で抜け殻になってしまったり立ち上がれなくなった人もいるという。
ドンの正体はピンク色のウォンバットで、『美男高校地球防衛部LOVE!』に出てくるキャラクター「ウォンバット」であった。
直接会うとどんな人もその愛らしさとモフモフさに骨抜きにされてしまい危険なため、直視しない方が良いとされている。
ロビーとハッチはドンから通行手形を貰うが、イセカンダルへ行く場合に限っては通行手形が必要がない事が後になって判明した。
ハママII(ハママツー)
ギャラクシー街道29番目の惑星。
名産品はウナギで、大ウナギ祭りが有名。
大ウナギ祭りとは「大ウナギ」の祭りという意味であり、ハママIIのウナギは巨大生物で牛を丸呑みにし人間も襲う。
大人数で巨大ウナギを捕まえて祭りを行い、捕まえたうなぎの蒲焼などが振舞われ、ウナギの稚魚掴みやウナギのロデオレースなどが行われ、優勝者には賞金が出る。
ちなみにハママIIのウナギは稚魚でも人間と同じくらいのサイズがある。
ハママII人は全て男で、「ウナミ」など幼少期は細く可愛らしい子もいるが、大人になるとマッチョになる模様。
アッカサッカ
ギャラクシー街道36番目の惑星。
「夢と冒険、そして愛と希望と清く正しく面白く」を謳う惑星で、人気テーマパークがある。
当日券の入場で300分待ちになるほど混雑しているが、SNSのフォロワーが1万人を越えると入れる裏ゲートが存在する。
テーマパークの中は、宝塚のような華やかな衣装を着た踊り子と歌い手のアッカサッカ星人がいる。
パーク内での陰口やネガティブな言葉は許されず、口にするとアッカサッカ星人に囲まれ、「楽しい」と口にするまで大勢のアッカサッカ星人に囲まれて同じ歌を歌い続けられる。
アッカサッカでは一年に一度、アッカサッカの回りの小惑星が重なり合い奇跡的にハート型の日食になる「ラブリースターナイト」という日がある。
その日に選ばれしラブリーキングとクイーンが、パークにあるメルヘンラブリーファンタジー城にあるラブリーの鐘を鳴らすと永遠に結ばれるという伝説がある。
マルベリー7 / マルベリー8
マルベリー7はギャラクシー街道42番目の惑星。名物はハマグリ。
マルベリー8はマルベリー7の隣にある惑星で、人間ではなくメカとロボット(通称:メカ人間)が支配している。
ロボットやメカじゃなければ厳しい差別を受ける惑星のため、人間は人間だけが集まる集落を作り、マルベリー7へ輸出用のハマグリを採取している。
メカ人間たちは攻ヶ原と言う場所で、相手を完全には破壊してはいけないというルールで戦争をしている。
戦はただメカの性能を試す場であり、スポーツ感覚で戦争をしている。
しかしただ奴隷のような扱いを受けていた「ホシロー」を初めとする人間たちは、他の惑星から来たロビーとハッチから影響を受け、革命を起こす決心をしてメカ人間と戦争を起こした。
スポーツ感覚の戦争をしていたメカ人間とは違い、人間たちはメカを完全に破壊するために戦ったため人間が優勢となった。
ヨッカマルシェ
工業惑星として有名で、名産物は無い。
秋葉原のような場所で、地球のアニメグッズなどが売られている。
ヒザクリガーショップもあり、マニアが集めたヒザクリガーアーカイブがある。
ナガヤボイジャー・ヒザクリガーはヨッカマルシェで製造されている。
ヨッカマルシェに住むヒザクリガーオタクの「アルメーニ」は、ヒザクリガーの聖地巡礼に地球へ行き、その時にロビーの父「ルーシー」と出会う。
ルーシーはヒザクリガーの監督「ユマ・ヤージ」の息子であった事から、ヒザクリガーのセル画や資料をアルメーニに提供し、アルメーニは持っていたお金全てとナガヤボイジャーと等身大ヒザクリガーを渡した。
ロビーの家が突然お金持ちになったのはこのためであった。
またイックもヨッカマルシェで製造されたロボットで、ヨッカマルシェが故郷である。
『RobiHachi』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
ヒザクリガーとロビーの関係性
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目次 - Contents
- 『RobiHachi』の概要
- 『RobiHachi』のあらすじ・ストーリー
- 旅の始まり
- 火星からハッコーネの関所へ
- ハママIIからヨッカマルシェへ
- イセカンダル到着
- 月の王子
- 『RobiHachi』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ロビー・ヤージ
- ハッチ・キタ
- JPS-19(イック)
- 金融会社ヤンズファイナンス
- ヤン
- アロ
- グラ
- その他
- ユマ・ヤージ
- ロック・キタ
- アルメーニ
- ハッコーネのドン
- 『RobiHachi』の用語
- G.C(ギャラクシーセンチュリー)
- イセカンダル
- ギャラクシー街道
- ヒザクリガー
- 銀河道中ヒザクリガー
- ナガヤボイジャー
- 火星
- 冥王星
- オダワーラ
- ハッコーネ
- ハママII(ハママツー)
- アッカサッカ
- マルベリー7 / マルベリー8
- ヨッカマルシェ
- 『RobiHachi』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ヒザクリガーとロビーの関係性
- ハッチの正体
- ヤンの片想い
- ヤンとアロの出会い・アロとグラの出会い
- 喧嘩して絆を深めたロビーとハッチ
- 耳に残るイセカンダルのCM
- イックの手記
- 『RobiHachi』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 東海道中膝栗毛に関するパロディ要素
- 現実の地名をアレンジした名前
- 高松信司監督作品の特徴
- アナ雪・グレンラガン・ナウシカなど、他作品のパロディ要素
- ユマとロックの関係
- 『RobiHachi』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)『天才のプレイリスト』
- ED(エンディング):Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)『Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜』
- 挿入歌:串田アキラ『銀河道中ヒザクリガー!』
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