RobiHachi(ロビハチ)のネタバレ解説・考察まとめ

『RobiHachi』とは、スタジオコメット制作のオリジナルアニメーション作品。2019年4月から6月まで放送。全12話。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』を元にして作られたSF作品。監督は高松信司。借金生活を続けていた「ロビー・ヤージ」は、借金取りのアルバイトをしてる「ハッチ・キタ」と出会い、成り行きで二人はロビーが借金する金融会社の社長「ヤン」から逃げなければならなくなる。二人はヤンから逃げながら、ご利益が授かれる石「アカフクリスタル」がある惑星「イセカンダル」を目指す事になった。

『RobiHachi』の用語

G.C(ギャラクシーセンチュリー)

出典: anicobin.ldblog.jp

持病に苦しむ宇宙人を救った地球人。

西暦1969年11月18日にアポロ11号が月に到着し、宇宙人とのファーストコンタクトを果たした。
宇宙人は持病の癪で苦しんでおり、アポロに乗っていた搭乗員がそれを救い友好な関係を築いた。
なお、この時宇宙人を助けたのはハッチの祖父であった。
この年から年号がG.C(ギャラクシーセンチュリー)に変わった。
本作一話の段階でG.C 0051年となっている。

イセカンダル

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アンドロメダ銀河にある惑星。
ご利益がある「アカフクリスタル」という石が名産物。
イセカンガルーというカンガルーが生息し、惑星のマスコットキャラクターになっている。
頻繁にCMが放送され、イセカンダルのプラネタリーリング(惑星の周りにある光)と思われるものは全てイセカンダルにあやかりたい会社の広告郡。
アカフクリスタルのご利益で事業が成功したり病気が治ったりなどと謳う人たちがたくさん居る。
惑星には巨大なアカフクリスタルと、それを祀る大神殿があり、アカフクリスタルの巫女がいて参拝に来た人々に人々にご利益を授ける。
お土産用にアカフクリスタルが販売されており、アカフクリスタルをイセカンガルーで作った巾着に入れるとよりご利益を授かれるという。

実際には祀られていた巨大なアカフクリスタルは偽者で、裏で地元に住むパートのおばちゃん達がカーボンを捏ねて作った石であった。
勿論、偽者のであるため売られているアカフクリスタルにはご利益など無い。
イセカンガルーも元々生息していた生き物ではなく、アカフクリスタルの巫女やご利益を貰ったという成功者たちも全員アルバイトで、イセカンダルはあくまで商売として人工的に作られた偽パワースポットであった。
しかし元々イセカンダルに住む地元民が祀っていた「本物のアカフクリスタル」は存在し、小さな原石が森にヒッソリと祀られていた。
ロビーは本物のアカフクリスタルを参拝後、偶然躓いた石を拾ってお土産として持ち帰るが、石の中にアカフクリスタルの原石が入っていた。

ギャラクシー街道

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地球からイセカンダルまでの229万光年ある道のり。東海道のパロディになっている。
地球から冥王星方向へ行き太陽系を出たあと、天の川銀河の53宿場星と呼ばれる惑星郡を通り、ハッコーネの関所を通って外宇宙へ出る(太陽系は天の川銀河の一部)。
その後「ヒナガ・ジャンクション」でイセカンダル街道へ曲がり、イセカンダルの関所を通ってイセカンダルへ行くというルート。
ロビーたちは冥王星の後に一気に「オダワーラ」までワープし「ハッコーネ」へ行き、ハッコーネの関所を通り外宇宙へ出る。
その後、「ハママII」「アッカ・サッカ」「マルベリー7」「ヨッカマルシェ」を通り、「ヒナガ・ジャンクション」でイセカンダル街道へ進み、イセカンダル関所を通り、惑星イセカンダルへ行った。

実は大手広告代理店「株式会社ドンツー」だけが使用するイセカンダルから地球まで一気にワープするハイパーロードがあり、ロビーたちは偶然にもこの裏道に入るドンツーの船を発見し、帰りは一瞬で地球に辿り着いた。

ヒザクリガー

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ナガヤボイジャーに搭載された二機の飛行マシンが合体した姿。
半世紀前に放送されたセルアニメ「銀河道中ヒザクリガー」とそっくりな見た目をしており、変身シーンでは銀河道中ヒザクリガーのテーマソングが流れる。
動く事も可能であるが、見た目にお金をかけたため中身はスカスカで戦闘力はほぼ無く、ヒザクリガーの等身大フィギュアのようなもの。
唯一の武器は足についているヒザクリジャベリンという槍。
宇宙空間での気密維持は出来るが海では浸透圧に負けて浸水してしまう。
ロビーが上半身、ハッチが下半身を操作している。

銀河道中ヒザクリガー

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西暦1969年に日本で放送されたモノクロアニメ。
合体ロボットのヒザクリガーが宇宙を旅をすると言う作品。
監督はロビーの祖父「ユマ・ヤージ(八鯵勇馬)」。
宇宙人が出てくる作品であるが、放送開始直後に地球人が本物の宇宙人とファーストコンタクトを果たしたため内容が陳腐なものになってしまう。
全13話であるが、ヒザクリガーオタクの間では前期・中期・後期に分けられている。
1~2話はオープニング映像が間に合わなかったり、本来26話のはずが製作が間に合わず13話になってしまったり、納期に間に合わない事が多く総集編と再放送が交互に放送されたりなど、呪われてたアニメと呼ばれる程の曰くつきの作品。
ヨッカマルシェのアルメーニ曰く「ヒザクリガーは考え得るアニメ番組のトラブルが全て起きてしまったと言って過言ではない作品」。
12話はユマと作画監督が直接手がけているが、放送時に何らかの原因で問題視されて欠番になり、マスターフィルムも紛失している。
ロビーはユマと一緒に12話を見た経験があり、マスターフィルムをユマが所持していた事が判明。
しかしユマが亡くなった時にロビーがフィルムを一緒に棺に入れて火葬してしまったため、12話は永遠に失われてしまった。
ヨッカマルシェにはヒザクリガーグッズ専門店がある他、ヒザクリガー愛好者が集めてきたヒザクリガーアーカイブがある。

ナガヤボイジャー

ロビーの住居兼宇宙船。
ロビーの父「ルーシー・ヤージ」がヨッカマルシェの「アルメーニ」に、ヒザクリガーの資料・原画を提供したことで「ナガヤボイジャー」「等身大ヒザクリガー」「資金」を貰うけた。
これによりロビーの家は突然資産家になり、ナガヤボイジャーはヒザクリガーを格納したまま倉庫となっていた。
ロビーが家出する際にナガヤボイジャーを持ち出し、その後NEOTOKYOの建設中の建物に着陸し、ロビーの住居になっていた。
第一話でヤンから逃げるために、長らく動かしてなかったナガヤボイジャーを半ば無理やり動かし、ハッチを乗せたまま宇宙へ逃走した。
ナガヤボイジャーの中は広く、アメリカンなバーのような雰囲気があり、寝室やシャワー室などもある。

火星

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平均気温マイナス65度の砂漠が広がる惑星であったが、テラフォーミング後は主に地球人の観光地となっている。
火星人は地球人に似た姿をしているがタコに似た防護服を着ていたことから、地球人から「火星人はタコのような姿である」と勘違いを生む。
地球人たちがタコの姿に喜んだためタコの姿の方がキャッチーだとし、火星観光局長の意向により火星人達はタコの着ぐるみを来て観光地で働いている。
名物もたこ焼きなど、タコを象ったものが多い。
しかしロビーたちが偶然着ぐるみである事を知ってしまったことから、火星観光局長の娘がテレビカメラの前で火星人はタコではない事をカミングアウト。
火星観光局長もロビーの説得によりありのままが良いと思い直し、火星人はタコの着ぐるみを着るのを止めた。
「火星人はタコじゃなかった」という事実は大きなニュースとなった。

amenochiharep0
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@amenochiharep0

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