遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ(遊戯王OCG)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(遊戯王OCG)とはコナミが企画・制作・発売しているトレーディングカードゲームである。『週刊少年ジャンプ』掲載の高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』に登場するカードゲーム「マジック・アンド・ウィザーズ」(M&W)が元になっており、デッキというカードの束を用意して1対1で戦う。対戦開始時に8000のポイント(ライフポイント)が用意され、基本的にダメージを与えて相手のライフポイントを0にしたほうが勝ちとなる。

『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』の概要

『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(遊戯王OCG)とはコナミが企画・制作・発売しているトレーディングカードゲームである。
集英社『週刊少年ジャンプ』に連載されていた漫画『遊☆戯☆王』(作・高橋和希)の作中に「マジック・アンド・ウィザーズ」(M&W)という架空のカードゲームが登場し、『遊戯王OCG』はこの設定を元にして再現された対戦型カードゲームである。
カードにはモンスターカード、魔法カード、罠(トラップ)カードといった種類があり、そこから40~60枚のカードで構成されたデッキ、0~15枚のカードで構成されたエクストラデッキ、サイドデッキというカードの束を用意して原則として1対1の対戦(デュエル)を行う。
対戦は3回行い、先に2勝したプレイヤーが勝ち。これをマッチといい、対戦の間にサイドデッキのカードをデッキ、エクストラデッキと交換することもできる。
対戦では8000というポイントがプレイヤーに設定され、ターンがそれぞれ回り、モンスターカード同士のバトルなどでダメージを与えてライフポイントを減らしていく。どちらかのライフポイントが0になったとき勝敗が決し、ライフポイントを0にした側の勝利となる。
ライフポイントが同時に0になった場合、引き分けとなる。
勝利条件は相手のライフポイントを0にする他、相手のデッキを引けなくさせる(相手のデッキが0枚になる)と勝利する。お互いにデッキからカードを引けない場合(お互いにデッキ枚数が0になる)、引き分けとなる。
また特定の条件下において、カードの効果で勝利することもできる。

『遊戯王OCG』のカードの種類には、バトルでダメージを与えることができるモンスターカード、プレイングに効果を与える魔法カード、罠カードといったものがあり、さらにモンスターカードには通常モンスター、効果モンスター、融合モンスター、儀式モンスター、シンクロモンスター、エクシーズモンスター、ペンデュラムモンスター、リンクモンスターといった種類がある。
デッキは、融合、シンクロ、エクシーズ、リンク以外のモンスターカード、魔法カード、罠カードを自由に組み合わせて40~60枚で構築する。
この他、エクストラデッキ、サイドデッキを構築することもでき、エクストラデッキは融合、シンクロ、エクシーズ、リンクモンスターを自由に組み合わせて0~15枚で構築でき、サイドデッキはカードの種類に関係なく0~15で構築できる予備カード。

『遊戯王OCG』は1999年2月にブースターパック「Vol.1」が発売され、以降ブースターパックや構築済みデッキの形式などでこれまで多くのカードが販売された。企画・制作・販売はコナミが行い、関連書籍は集英社から発行されている。
商品の名称は初め『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(1999年2月~2008年3月)だったが、放送されていた遊戯王OCGのアニメに合わせ、『遊☆戯☆王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム』 (2008年3月~2011年3月)、『遊☆戯☆王ゼアル オフィシャルカードゲーム』、(2011年3月~2014年3月)『遊☆戯☆王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム』(2014年3月~2017年3月)と変わり、2017年3月からは再び『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』に戻る。

『遊戯王OCG』は国内だけではなく世界でも発売されており、2009年7月7日には累計販売枚数が225億枚を突破し、世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲームとしてギネス・ワールド・レコーズに認定された。
この記録は2011年6月14日時点で251億枚を突破して記録を更新する形となり、再び認定された。
『遊戯王OCG』では店舗等で公式大会や様々なイベントが開かれており、世界王者を決める「Yu-Gi-Oh! World Championship(遊戯王ワールドチャンピオンシップ)」が2003年から開催されている。

『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』のゲームシステム

ルール

『遊戯王OCG』は1対1で対戦するゲーム。各プレイヤーは40~60枚のカードで組んだ「メインデッキ」を用意する。必要ならば「エクストラデッキ」「サイドデッキ」も用意。
試合は基本的にマッチ形式で行われ、1戦目のデュエル(対戦)では初期状態のデッキを使用する。1戦目が終了するとメインデッキとサイドデッキのカードを入れ替える「サイドチェンジ」を行うことができる。しかしデッキの枚数を変えてはいけない。1回の試合は3戦で、先に2勝した者が勝者となる。プレイヤーの耐久力はライフポイントと呼ばれる数値で表される。初期値は8000。この値はゲーム中に増減する。上限はない。下限は0で、0となったら負けとなる。またメインデッキが0枚となり、カードをドローする時に引けないプレイヤーは「デッキ切れ」として敗北する。このほかに特殊な勝利条件を成立させた場合も勝敗が決着する。両者の勝利判定が同時に行われた場合は引き分けとなる。
1マッチの制限時間は40分。決着が付かない場合は、「エキストラターン」となり、3ターンが終了した後にライフが多いプレイヤーが勝者となる。これでも決着しない場合は、「サドンデス」で先にライフが減少したプレイヤーが敗者となる。

フィールド

メインモンスターゾーン

モンスターカードを召喚する場所。各プレイヤーとも横一列に5箇所ある。

エクストラモンスターゾーン(EXモンスターゾーン)

エクストラデッキから特殊召喚したモンスターを置く場所。各プレイヤーともに共有する二か所が互いのメインモンスターゾーンの前方に存在するが、基本的に1プレイヤーが使えるエクストラモンスターゾーンは片方1つ。

魔法・罠ゾーン

魔法・罠カードを置く場所。メインモンスターゾーンと同じく横一列に5箇所ある。

フィールドゾーン

フィールド魔法を置く場所。1箇所しかないが、自分のフィールドゾーンにフィールド魔法が存在する場合、そのフィールド魔法を墓地へ送ることで新たなフィールド魔法をセットできる。

ペンデュラムゾーン

ペンデュラムモンスターを置く場所。2箇所ある。

デッキゾーン

メインデッキを置く場所。

墓地

フィールド、手札、デッキから破壊、使用などで破棄されたカードが置かれる場所。

エクストラデッキゾーン(EXデッキゾーン)

デュエルに融合モンスター、シンクロモンスター、エクシーズモンスター、リンクモンスターを使用する場合に置く場所。1箇所ある。

デュエルの流れ

基本的にデュエルは「ドローフェイズ」「スタンバイフェイズ」「メインフェイズ1」「バトルフェイズ」「メインフェイズ2」「エンドフェイズ」の順で進行する。エンドフェイズが終了すると相手のドローフェイズに移行する。
ドローフェイズでは自分のメインデッキよりカードを1枚ドローする。先攻1ターン目はドローしない。また罠、速攻魔法などの効果を発動することができる。
スタンバイフェイズは効果テキストに「スタンバイフェイズに-する」などの効果を持つカードの処理を行うもので、それ以外に能動的に何かすることはできない。
メインフェイズ1では自ターンに限り「スペルスピード1」の効果の発動、モンスターの通常召喚(自ターンに1度)及び表示形式の変更、カードのセットなどが行える。
バトルフェイズではモンスターによる戦闘を行う。先攻1ターン目のみ、バトルフェイズは存在しない。バトルフェイズはさらにバトルフェイズの開始を宣言する「スタートステップ」、自軍の表側攻撃表示モンスターを宣言し攻撃対象を選択、攻撃を行う「バトルステップ」、ダメージの計算などの処理を行う「ダメージステップ」、バトルフェイズの終了を宣言する「エンドステップ」に分かれる。
メインフェイズ2ではメインフェイズ1と同様の行為を行えるが、バトルフェイズを行わなかった場合はスキップされる。
エンドフェイズでは自ターンの終了を宣言する。この時に自分の手札が7枚以上多く持っている場合、例外を除いて6枚以下になるように手札からカードを墓地に送る必要がある。

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