少女ファイト(日本橋ヨヲコ)のネタバレ解説・考察まとめ

『少女ファイト』とは、日本橋ヨヲコにより講談社イブニングで連載されている、高校女子バレーボールを題材にした漫画作品である。女子バレー界で20年に一人の逸材と謳われた姉の事故をきっかけとし、心を病んでしまった主人公大石練。そんな彼女が高校進学を転機に、仲間達を通して大きな成長を遂げ、春高優勝に向けて力を合わせていく青春物語である。ブロスコミックアワード2008大賞受賞作品。2009年10月にはOVA化もされている。

大石家の飼い猫。公園で捨てられていたところを練と未散が拾ってきた。
世話をしているのは飼うのを渋っていた遼太郎。

式島 勝(しきしま まさる)

滋と未散の父。
スポーツ整体で有名な式島整骨院の院長。かなりの愛妻家。

長男の滋には厳しく、勉強から家事、整体、果ては裁縫までを叩き込むが、次男の未散には放任主義。
しかしそれは、自分の遺伝でやがて視力を失う滋のため、自分のことは自分でできるようにと教えこんでいたため。

お金があるのに家や医院をリフォームしないのも、もうほとんどよく見えていない滋を気遣ってから。

式島 百合子(しきしま ゆりこ)

滋と未散の母。今でも勝との夫婦仲はよく、弟か妹がまたできるのではと未散は危惧している。

小田切 明(おだぎり あきら)

小田切学の1歳下の弟。

成績優秀で、進学校である開布中学校在籍。三國広之とはクラスメイト。
友達に嫉妬の対象とされていたことから、登場時は重度の引きこもりだった。
しかし、未散・広之の働きにより外へ出られるようになる。

昔から漫画を描いていた学の影響で、明自身も漫画を描くようになる。
ただし学と違って絵は上手く、才能がある。
しかし、勉学を疎かにしてるのではと考えた道江に描いた漫画は一度取り上げられてしまう。
だが、それを偶然手にした長谷川留弥子・鉄男のスカウトによって、漫画の道を目指すことに。

現在は仲良くなった広之と行動を共にしている。
いつかバレー部のマネージャーにと思っているが学と似て背が高く、選手にならないかと誘われている。

小田切 誠(おだぎり まこと)

学の父。菅原総合病院で外科医として働いている。
滋の主治医で、彼の病気を早くから知っていた者のうちの一人。

実は青磁の摩耶ともつながりがある。

小田切 道江(おだぎり みちえ)

学の母。

登場時は引きこもりの明と折り合いが悪く、暴力をふるわれることもしばしばだった。
しかしそれは昔に明が描いた漫画を取り上げたのが原因だった。

未散と初対面時、素行の悪そうな未散に警戒していたが、彼の社交術で心を開く。
未散の介入で明の態度が軟化したことを嬉しく思っている。

犬神 了子(いぬがみ りょうこ)

鏡子の母親。私立黒曜谷高校の理事長。
喘息持ちの鏡子のためにバレーを薦め、高校にスポーツ科を創設した。

鏡子の幼少期、夫の暴力に耐えかねて助けを求めてきた三國家の商売敵である鎌倉家の海羅と沙羅を保護。
以来、海羅を犬神家の料理長に、沙羅を鏡子の友達として現在も住まわせている。

雲海の父を好いていた過去を持つが、鏡子と雲海の関係には反対だった。
しかし、それは鏡子がいずれ雲海の足を引っ張ることを危惧していただけで、雲海のことも高く評価している。
いずれは三國家の智之との縁談を考えていたが、練の全日本入りを条件に恋仲を公に認める動きに。

能力ある生徒はサポートし、結果を出さない生徒は容赦なく足切りする実力主義者。

鏡子の父

鏡子の父親。穏健。

鎌倉 海羅(かまくら みら)

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