中世ヨーロッパや英国の荘厳な雰囲気が楽しめる映画を紹介!『もうひとりのシェイクスピア』『マクベス』など

本記事では16世紀~17世紀ごろの中世ヨーロッパや英国を舞台にした、荘厳な雰囲気が楽しめる名作映画の数々をまとめて紹介している。記事中では史実に基づいて忠実に再現された衣装や小道具にも注目してもらいたい『薔薇の名前』や、CGで再現された16世紀のロンドンの街並みが美しい『もうひとりのシェイクスピア』などの作品を掲載した。

▽ダークで重厚、耽美でちょっとアブナい狂った雰囲気も含めた世界観とミステリアスな物語、忠実に再現された荘厳な雰囲気のセットや衣装の完成度に驚かされる、正に中世映画の最高峰!

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『薔薇の名前』

ウンベルト・エーコによる原作をジャン=ジャック・アノー監督、ショーン・コネリー、クリスチャン・スレーター主演にて映画化した1986年の作品。舞台である中世の修道院の生活を、ローマの有名な撮影スタジオ「チネチッタ」や野外に作ったセット、衣服から小道具に渡って忠実に再現した世界は圧巻の荘厳さを持ち、美しくて恐ろしくもある正に芸術作品。耽美でアブナいストーリー展開も実に魅力的!

『薔薇の名前』予告編

中世の修道院と修道士たちの雰囲気を見事に再現したセットや小道具、そして衣装にメイクといったビジュアルは、いくら賞賛しても足りないほどに素晴らしいものです。

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重苦しくて、秘密めいていて、粘っこくて、でも覗いてみたくなるような雰囲気を丸ごと投げ込んだような僧院内の建築物や美術の見事さに圧倒された。これだけの雰囲気描写は他の作品では思い当たらない。

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中世ならではのアイテムが次々と繰り出されることで、暗黒の時代色が巧みに醸しだされるとともに、観客を不可思議な迷宮へと誘う演出が。

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▽超大作『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』で知られるローランド・エメリッヒ監督の新境地!「シェイクスピア別人説」を軸に大胆な仮説と荘厳な映像美で描く歴史ミステリー!

『もうひとりのシェイクスピア』

すごいスペクタクル歴史ミステリー。まさかこんなにスケールの大きい話だとは思わなかった。さすが宇宙人と世界滅亡を描かせたら右に出るものは居ないローランド・エメリッヒ。

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直筆原稿すら残っていない大戯曲家の正体探しの旅が説得力をもって語られ、面白い。王位継承と絡めスリリングに描く手法も秀逸。テンポもよくぐいぐい引き込まれる。

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16世紀のロンドンの街並の再現に得意のCGを使ってはいるが、こういう正統派ドラマが作れるとは見直した。エメリッヒ監督の新たな一面を見たのが、一番の収穫である。

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▽ロマン・ポランスキー監督が描いたシェイクスピアの世界は、荘厳で絢爛な中世のイメージをぶち壊した、独自の時代考証による暴力と血に満ちた凄惨なものだったのだ!

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