残酷・悲惨でも観るべき名作映画まとめ!『U・ボート』など

ここでは残酷・悲惨な内容でも、観るべき価値のある名作映画をまとめた。すべてを失った男と体を売る女の愛を描いた『リービング・ラスベガス』、第二次世界大戦でドイツ軍の潜水艦に乗り込んだ若者たちの悲劇を描いた『U・ボート』などを紹介している。

▼『風が吹くとき』

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”柔らかな画調で描かれ、戦争の残酷さ悲惨さが余計に心に刺さる作品!”

『スノーマン』のレイモンド・ブリッグスが原作と脚本を手がけ、ジミー・T・ムラカミが監督した1986年のアニメーション作品。二つの世界大戦を生き抜き、子供を育て上げて、現在は田舎で暮らすジムとヒルダ夫婦。ある日ラジオで戦争が起こったことを知った夫婦は、政府が発行した手引きの通りに、家のドアを取りはずして室内に簡易シェルターを作り、窓に白ペンキを塗って備える。ふたりはそれで戦争をやり過ごせると信じていた。しかしある日、核ミサイルが発射され、世界は放射能汚染に晒された...。

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レイモンド・ブリッグズが1982年に発表した大人のグラフィック・ノベル『風が吹くとき』の1986年のアニメーション映画化作品。音楽はピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ、主題歌をデヴィッド・ボウイが担当した。日本公開時は日本語版の監修を大島渚が、声の吹き替えを森繁久彌と加藤治子が担当した。

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レイモンド・ブリッグズは、イギリス出身のイラストレーター、漫画作家。1978年の代表作『スノーマン』や、初期の作品『さむがりやのサンタ』『サンタのたのしいなつやすみ』は児童向けファンタジー作品だが、1980年の『ジェントルマンジム』からは、より現実的な大人向け作品を手がける。これはジムとヒルダの夫婦の若いころを描いている。次作となる『風が吹くとき』はあまりにもショッキングな内容ながら、世界で絶賛された。

『風が吹くとき』予告編

ネットで調べると「これはトラウマ映画だ」という意見が多かった。確かにものすごく悲しくなる映画ではあるけど、出会えてよかったと思える映画でもあると個人的には思う。

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見ているこっちがかなり苦しむハメになるけれども、一度見ておいて損はない映画だと思う。かなり精神的ダメージが強くて二日くらい呆然とした。

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そんな辛さや苦さや悲哀を含みながらひとつひとつのシーンは淡々と、時にはユーモラスにさえ進んでいく。その抑え方が見事だと思うのだ。

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▼『戦国自衛隊』

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”半村良の名作SF小説の映画化だが、残酷で悲劇的なラストに圧倒される!”

半村良の同名小説を、鎌田敏夫脚本、斎藤光正監督で映画化した作品。出演は千葉真一、夏八木勲ほか豪華キャスト。日本海側で行なわれる演習に参加するために移動していた伊庭三尉を隊長とする21名の自衛隊員たちが、四百年前の戦国時代にタイムスリップしてしまった。伊庭は、長尾景虎(後の上杉謙信)と出会い、成り行きから彼の軍に協力する事になる。少ない軍勢ながら、未来の兵器で戦に勝利した隊員たちだったが、未来へ帰る事を熱望し、再びタイムスリップしようと伊庭に持ちかけるが...。

原作の一番大事な部分を踏襲しなかった映画のラストには賛否両論ありますが、この残酷で悲惨なオチには衝撃を受けます。

『戦国自衛隊』予告編

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お国のためとか家族を守るためとかそんな大義もない。ただ、戦わないと命を落とすから戦う。戦争の中で起こる意味の消失。その辺の不条理感も、映画に濃さをもたらしているように思います。

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この物語は千葉の時間軸を超えた夢を描いた作品であると考える事ができないだろうか。男なら歴史上の人物に憧れるのは良くある事だが、千葉真一は歴史上の人物と自分、どちらが強いのかと考えていたのかもしれない。

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