Aimee Mann(エイミー・マン)とは【徹底解説まとめ】

Aimee Mann(エイミー・マン)とは、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライターである。1985年にティル・チューズデイのボーカリスト兼ベーシストとしてデビュー。解散後は1993年にアルバム『Whatever』でソロデビューした。人間の心の影を描いた独創的な歌詞と、凛とした美しい歌声が特徴である。2000年に映画『マグノリア』に曲を提供し注目を浴びる。海外メディアからの評価は高く、存命するソングライターのトップ10に入る存在、この世代で最も優れたソングライターの一人と評されている。

2017年発売

1. Goose Snow Cone

アルバム『Mental Illness』に収録されている曲である。歌詞中のグースというのは、エイミーの友人が飼っているネコの名前だ。コーラスが美しいスローテンポの曲である。

Patient Zero

2017年1月13日発売

1. Patient Zero

アルバム『Mental Illness』に収録されている曲である。アコースティックギターの音色が美しい曲だ。歌詞中では、小説家レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』の登場人物であるカーメン・スターンウッドが出てくる。期間限定で無料配信された。

Drive

2018年2月7日発売

1. Drive(From The Assassination Of Gianni Versace: American Crime Story)

アメリカのロックバンドであるザ・カーズのカバーである。アメリカのテレビドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー』に提供した曲だ。

Avalanche

2020年9月18日発売

1. Avalanche

カナダのシンガーソングライターであるレナード・コーエンのカバーである。アメリカのテレビドキュメンタリー『アイル・ビー・ゴナ・イン・ザ・ダーク』のオープニングで使用された。

アルバム

Whatever

1993年5月11日発売

1. I Should've Known
2. Fifty Years After The Fair
3. 4th Of July
4. Could've Been Anyone
5. Put Me On Top
6. Stupid Thing
7. Say Anything
8. Jacob Marley's Chain
9. Mr. Harris
10. I Could Hurt You Now
11. I Know There's A Word
12. I've Had It
13. Way Back When

エイミーはTil Tuesday解散後、ベースからギターに持ち替えソロに転向。イマーゴレコードから発売されたソロデビューアルバムである。バンド時代の彼女のシンガーソングライターとしての才能が発揮されている。バンド時代に培った経験と、ソングライティング力を活かしたキャッチーな楽曲、魅力的なボーカルが聴ける1枚である。魅力的で素晴らしい内容ではあるが、発売元のレコード会社が倒産したため、十分なプロモーションを受けられなかった。1996年にはアメリカビルボードで82位を記録している。 「I Should've Known」の歌詞「裏切られ落ちていく自分の切なさ、やりきれなさ」からも分かるように、ネガティブな表現をポップな楽曲に乗せて歌うスタイルはこの時点で出来上がっている。アメリカビルボード200で127位を記録した。

I'm With Stupid

1995年11月発売

1. Long Shot
2. Choice In The Matter
3. Sugarcoated
4. You Could Make A Killing
5. Superball
6. Amateur
7. All Over Now
8. Par For The Course
9. You're With Stupid Now
10. That's Just What You Are
11. Frankenstein
12. Ray
13. It's Not Safe
14. (silence)
15. Untitled

ゲフィンレコード移籍後第1弾アルバムは、前作よりポップになりギターの歪みを活かしたハードなロックと、アコースティックなロックサウンドが聴けるアルバムである。イギリスのロックバンドであるスクイーズのグレン・ティルブルックやクリス・ディフォードを始めとするミュージシャンがレコーディングに参加している。アメリカのテレビドラマ『メルローズ・プレイス」で使用された「That's Just What You Are」映画『スライディングドアーズ』で使用された「Amateur」など人気曲が収録。アメリカビルボード200で、82位を記録した。

Bachelor No. 2, Or The Last Remains Of The Dodo

2000年3月2日発売

オリジナル盤
1. How Am I Different
2. Nothing Is Good Enough
3. Red Vines
4. The Fall Of The World's Own Optimist
5. Satellite
6. Deathly
7. Ghost World
8. Calling It Quits
9. Driving Sideways
10. Just Like Anyone
11. Susan
12. It Takes All Kinds
13. You Do

2001年発売
V2レコード盤
1. How Am I Different
2. Nothing Is Good Enough
3. Red Vines
4. The Fall of the World's
5. Own Optimist
6. Satellite
7. Deathly
8. Ghost World
9. Calling It Quits
10. Susan
11. Backfire
12. It Takes All Kinds
13. Save Me
14. Just Like Anyone
15. You Do

エイミーが設立したインディーズレーベル「スーパーエゴレコード」から発売された初の作品。今作も多数のゲストミュージシャンとレコーディングしており、エイミーを支えている。当初は流通契約をしておらず、エイミーのウェブサイトからのオンライン販売だけだった。後にV2レコードから曲順と曲を入れ替えリリースされたため、2つのバージョンが存在する。オンライン販売のみのうちは、25000枚の売上を記録。流通契約をした後は、2001年の時点で20万枚を売り上げている。「Deathly」「Driving Sideways」「You Do」は、映画『マグノリア』のサウンドトラック『Magnolia: Music from the Motion Picture』にも収録されている。2001年にV2レコードから発売されたバージョンでは彼女の代表曲「Save Me」が収録されている。アメリカビルボード200で、134位を記録した。

Lost in Space

2002年8月27日発売

1. Humpty Dumpty
2. High On Sunday 51
3. Lost In Space
4. This Is How It Goes
5. Guys Like Me
6. Pavlov's Bell
7. Real Bad News
8. Invisible Ink
9. Today's The Day
10. The Moth
11. It's Not

初めてアメリカビルボード200において、トップ40に入ったアルバムである。オルガン奏者、フレンチホルン奏者など、多数のゲストミュージシャンを起用している。軽快に歌うエイミーの歌声を、キーボードのメロディーやギターソロがバックアップし、極上のポップロックサウンドが聴ける。「Today's The Day」はアメリカの映画『イナフ』のサウンドトラックのために作った曲である。アメリカでビルボード200で、35位を記録した。

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