裏世界ピクニック(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『裏世界ピクニック』とは宮澤伊織によって執筆され、『早川文庫JA』から刊行されたSF・ホラー小説及び、原作をもとにして制作された漫画・アニメ作品である。ネット上で実話怪談として語られる危険が存在する〈裏世界〉を紙越空魚(かみこし そらを)と仁科鳥子(にしな とりこ)の二人の女子大生が探索する怪異サバイバル。都市伝説を元にしたホラーやSF要素の他に二人の距離感を中心とした百合的心情も綿密に描かれている。

AP1を<裏世界>へ置いた後の帰り道、空魚と鳥子はお互いの出会いを回想する。鳥子は「空魚の事、私が独占していいのかな?」と思い「空魚がもっと色々な人と触れあい、世界を広げる事が出来る。自分といると可能性を奪うのではないか」と告白。その言葉を聞いて空魚は「<裏世界>を見つけて自分だけの世界と思っていたが鳥子と出会って不思議な気持ちになった。多分嬉しかったんだと思う」と言う。「冴月がいなくなったのは寂しいけど、今は怖くない」と思う。お互いに一人で生きていくと思っていた空魚と鳥子は<裏世界>で出会い共犯者となった。その事をあらためて感じた空魚は「一人じゃないんだ、今は」と思う。

『裏世界ピクニック』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

池袋のカフェは実在する

作中で空魚と鳥子が<裏世界>の探索の打ち上げに使うカフェのモデルは池袋にあるカフェ「Café pause」である。ジュンク堂近くにあるカフェはギャラリーカフェとしての側面も持っている。

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米軍の台詞は声優が英語監修を担当

米軍ペイルホース部隊はTVアニメでは英語で話すシーンが存在する。この米軍達の英語監修をしているのは、英検準1級の資格を持つ声優の利根健太朗である。本作にも声優として出演しているが英語監修としてもエンディングにクレジットされている。

9話で茜里が読んでいる漫画

アニメ9話で茜里が読んでいるのは少年ガンガンで連載されていた『スパイラル 〜推理の絆〜』の単行本。『スパイラル 〜推理の絆〜』の作画担当の水野英多は、本作『裏世界ピクニック』のコミカライズも担当。

池袋にきさらぎ駅の看板が出現するプロモーション

『裏世界ピクニック』のプロモーションの一環として2021年4月4日にアニメイト池袋本店前にきさらぎ駅の看板が登場した。店頭では「きさらぎ駅片道切符ステッカー」の配布も行われた。

『裏世界ピクニック』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):CHiCO with HoneyWorks「醜い生き物」

ED(エンディング):佐藤ミキ「You & Me」

挿入歌:rionos「街を抜けて」(12話挿入歌)

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