グランディアII(Grandia II)のネタバレ解説・考察まとめ

『グランディアII』とは、2000年セガよりドリームキャスト用ソフトとして発売されたRPGゲームである。開発はゲームアーツ。グランディアシリーズの第2作目にあたるが前作とは異なる世界が舞台となっている。冒険者リュードは、歌姫エレナの護衛任務の途中で彼女に闇の呪い「ヴァルマーの化身」が取り憑くのを目撃する。リュードは彼女の中に芽生えた悪の人格「ミレーニア」との三角関係を交えながら、光と闇の戦いとその真理に触れ、世界を本当の平和へと導いていく。

サイラム王国の王子。父親が倒れた後、国王として就任する。
闇の末裔と言われていた自分のルーツを探るために身分を偽って旅に出ていたところリュードと出会い行動を共にすることになる。人懐こく優しい性格で、国民のことを第一に考えることのできる大人びた一面も持っている。闇の日が訪れてからも国王として冷静さを欠くことなく行動し、リュードたちを支えた。

マレッグ(CV:郷里大輔)

ナナンの村出身の獣人。魔人メルフィスによって村を壊され、その因縁を果たすために彼を追う途中でリュードと出会う。
サイラム王国地下の自動人形製造工場で出会ったティオには「マスター」と呼ばれ、自由の意味を知らない彼女の面倒をみる。ヴァルマーを復活させようとするゼラを追って到着したヴァルマーの月から脱出する際、リュードたちを逃がすために自らの命を犠牲にした。

ティオ(CV:岩男潤子)

サイラム王国地下に封印されていた自動人形製造工場にいたオートマター。魔人メルフィスによってヴァルマーの爪を付けられ操られていた。
爪を取り去られた後、自由に生きろとマレッグに言われるもののその意味が分からないためリュードたちについていく。無感情な様子だったが旅の中で徐々に「人の心」を理解しはじめ、マレッグを失った悲しさではっきりと自分の中に「心」があることを自覚する。自らの意思でリュードたちに協力しヴァルマーを阻止するために立ちあがる。

その他のキャラクター

スカイ(CV:堀之紀)

リュードの相棒である鷹で、人語を流暢に話す。推定40歳。リュードの過去を知っており、達観したような物言いをする。

ゼラ=イノセンティウス(CV:阪脩)

セントハイム法国、グラナス教の法皇。グラナス大神殿におり、信仰の象徴としてグラナス教の頂点に君臨しているが、実は「神魔の戦い」においてグラナスが敗北したという真実を知った絶望からヴァルマーを復活させ自らが新しい神となることを目論んでいるのだった。本作のラストボス。

シレーネ(CV:渡辺美佐)

グラナス大神殿に仕える祭司長。行き過ぎた信仰心によって過激な行動を取る異端審問官でもある。ゼラのことを盲信しており、自らにヴァルマーの心臓を取り憑かせ、ゼラの望みである「ヴァルマー復活」の一助となるためその命を捧げた。

メルフィス(CV:千葉一伸)

主人公リュードの実の兄。両親を失った後村長に育てられ、やがて村長の娘リーナと婚約する。ある日、荒ぶった御神体を静めるために赴いたイリーナがなかなか戻らないのを心配し後を追うが、そこでヴァルマーの角に取り憑かれてしまう。メルフィスの持っていた「力を手に入れ強くなりたい」という欲に取り憑いた角の力によって魔人となり、世界各地に災厄をもたらした。しかしリュードに倒された後、最期の瞬間だけ正気に戻り「最期にお前に会えてよかった、愛しき弟よ」という言葉を残し亡くなる。

ガダン

交易都市リリグに住む金持ちの男性。リリグの人々がヴァルマーの舌の影響により味覚を失う中、彼だけが味覚を失わず贅を尽くした生活を送っていた。
以前は街の人々から慕われていたが、ヴァルマーの舌がとり憑いてから人格が変わり、金と権力を使ってエールポートを独占する等して人々から嫌われてしまっていた。

アイラ

ミルムの村に住む盲目の少女。母親のことが大好きで思いやりのある子だが、ヴァルマーの目にとり憑かれてから目が見えるようになり、相手の心も見えるようになった。それにより村の大人たちの心の中にある醜い感情に気付き絶望してしまう。ヴァルマーの力を使い、村人たちをこん睡させて夢の世界へ誘い、争い事を無くそうとしている。

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