小日向未来（戦姫絶唱シンフォギア）とは【徹底解説・考察まとめ】

シンフォギアを纏えなくなってしまった響（戦姫絶唱シンフォギアGX）

人類だけを襲う災厄ノイズを出現させ操ることの出来る「ソロモンの杖」が失われたことにより、人類が戦う理由は無くなったと響は思っていた。しかし、そこに世界を分解しようと目論む錬金術師キャロルが現れる。シンフォギアを人助けの為に使おうと思っていた響にとって、シンフォギアを戦いの道具として使い他人を傷つけることは好ましいことではなく、戦いを避けてしまう。
そんな中、キャロルの部下である自動人形オートスコアラーのミカが現れ、響は未来と共に襲われてしまう。しかし、闘志を失った響に響の持つシンフォギア「ガングニール」は応えなくなってしまい、シンフォギアを纏えなくなってしまう。響との戦いを望んでいたミカは、戦うことが出来なくなった響を強制的に戦わせようと力を持たない未来に向かって錬金術の技術で作られたノイズ「アルカノイズ」を差し向ける。
それでも戦うことが出来ない響に「響の歌は誰かを傷つける歌じゃないよ。伸ばしたその手も誰かを傷つける手じゃないって私は知ってる。私だから知ってる。だって私は響と戦って救われたんだよ！」と未来は励ます。未来の言葉のおかげで自分の戦いは人を傷つける為のものではないと気づけた響は、自分の持つシンフォギアという大きな力と責任と向き合い、シンフォギアを使うことを決める。
この事件をきっかけに再び響はガングニールを纏えるようになり、未来はシンフォギアを纏えるようになった響によって助けられるのだった。

神の力に取り込まれてしまった響（戦姫絶唱シンフォギアAXZ）

響は自身の纏うシンフォギア「ガングニール」に宿っていた神殺しの性質によって、敵が作り出した神の力を宿す兵器「ディバインウェポン」の破壊に成功する。しかし、依り代を失った神の力はどういう訳か響の元に集まり、響をディバインウェポンへと変えてしまう。大きすぎる力に飲み込まれてしまった響は、破壊衝動のままに街を攻撃してしまう。そんな危険な響の存在を危惧した国連は日本へと武力介入をしようとし、それを良しとしない日本は響の殺処分を命じる。
そんな命令に対して、響と共に戦ってきた仲間達は響を助ける為の作戦を決行する。それは、アンチリンカーと呼ばれる薬によって響と神の力の適合率を変化させ、その間に響の心の拠り所となっている未来の声によって意識を復帰させるというものだった。
未来は響が暴れ回る危険な戦場へと赴き、ずっと誰にも言わず心に秘めておこうと思っていた響に対する想いを暴走しているへと伝える。
「響が同じ世界に生まれてきてくれたから、私は誰かと並んで走れるようになったんだよ。誰かとなら、一人では越えられないゴールにだって届くかもって気づかせてくれた」
そんな未来の言葉に、響は自分の意思を取り戻し自らディバインウェポンから分離することに成功するのだった。

小日向未来の必殺技

シンフォギア奏者達は自身のアームドギアを変形させることで様々な技を出すことが出来る。技を発動する時にはカットインのような描写が入る為に非常に印象的なシーンも多い。
未来の使った神獣鏡は鏡のシンフォギアであり、光線のような技が殆どである。

閃光

手に持った扇のような装備を広げ、そこから複数本の光線を放つ技。

流星

脚部の装備から鏡のようなものを円形に展開し、エネルギーのチャージ後強力な光線を放つ一撃。装備の展開やチャージにやや時間がかかるものの、その一撃は月を破壊するほどの一撃を逸らしたことのあるクリスのリフレクターすらも分解し突破するまさにシンフォギア殺しの凶悪な技である。

小日向未来の名言・名セリフ／迷言・迷セリフ

「じゃあなんとかして。危険なのはわかってる、だからお願いしているの。私の全部を預けられるの、響だけなんだから」

未来が気を失ってしまった常連のお好み焼き屋のおばちゃんと共に、音に反応するノイズに行く手を阻まれてしまった時、シンフォギアを纏う前の響が現れる。しかし、響はノイズを倒す為にシンフォギアを纏おうと歌えばノイズの攻撃を受け、おばちゃんと未来を犠牲にしてしまうかもしれないと躊躇をする。そんな中、未来は自分が囮になるといい出す。
「元陸上部の逃げ足だから何とかなる」と言う未来だったが、未来を危険な目に合わせたくない響は「なんともならない」と反論する。しかし、そんな響を未来は「じゃあなんとかして」と説き伏せてしまう。それは、自分の知らない所で響だけを危険な目に合わせてしまうということが嫌で、そしてそんな自分のわがままの所為で響と喧嘩をしてしまった未来がもう一度響と対等の友達になりたかったからこその行動だった。
未来の響に対する深い想いがよく分かるセリフである。

「響は響のままで居てくれるって、変わらずに居てくれるって。だから、私は響が闇に飲まれないよう応援したいんです。助けられるだけじゃなく、響の力になるって誓ったんです」

世界を恐怖に陥れようとしていた第一期の黒幕フィーネを倒す為に、響達は強い力を持った剣「デュランダル」を使おうとする。しかし、デュランダルの力は響では扱い切ることが出来ず、力に飲まれて理性を失う暴走状態になりかけてしまう。
その時、地下のシェルターに避難していた未来は特異災害対策機動部二課の仲間や同級生達と共に地上に出て、響を応援しようと言い出す。それは戦場に飛び出す危険な行為であったものの、以前、自分自身に誓った「響の力」になるという未来の決意の表れだった。
フィーネの邪魔によって、完全な暴走状態になりかけてしまった響だったものの、未来が響の名前を叫んだことで響は意識を取り戻し、そしてデュランダルの力を制御することに成功するのだった。

「私が響を守らなきゃ。私だって、守りたいのに」

響の胸に宿るガングニールが体組織と融合し始め、これ以上シンフォギアを纏えば死が早まってしまうという段階まで来てしまった時、未来は響を守る為に戦いから遠ざけ日常に戻そうする。しかし、そんな中スカイタワーという電波塔にデートに来ていた未来と響の前にノイズが現れてしまう。
未来はなんとかして響にシンフォギアを使わせないようにするものの、スカイタワーが崩れてしまい落ちかけた響を未来が掴み支えることになる。未来には響を引き上げるだけの力はなく、響はシンフォギアを纏えばこの状況を打開できるという軽い気持ちから未来に手を離すように言う。
そんな響に未来は響の命を少しでも長引かせたいという強い想いから、響が手を放してしまわないように自分が響を守りたいと言う気持ちを伝える。しかし、力を持たない未来やシンフォギアを纏わない響にその状況を打破することは難しく、未来の想いも虚しく響はシンフォギアを纏ってしまうのだった。
この出来事をきっかけにこれ以上響を戦場に立たせるわけにはいかないという未来の想いは強くなり、その想いを敵だった聖遺物の研究者ウェル博士に利用され神獣鏡のシンフォギアを強制的に纏わされてしまうのだった。