月読調(戦姫絶唱シンフォギア)の徹底解説・考察まとめ
月読調(つくよみしらべ)とは、サテライト制作による日本のテレビアニメシリーズ『戦姫絶唱シンフォギア』の登場人物である。第二期より敵のシンフォギア奏者として登場したものの、自分達だけで助かろうとしていた黒幕のウェル博士の思惑を知り、主人公立花響達と共闘することを決める。冷静な判断を下せる常識人ではあるものの、内向的な性格やシンフォギア奏者中最も適合率が低いことを気にしている。幼馴染とも言える切歌のことが大好きで常にくっついて行動している。
月読調の概要
月読調(つくよみしらべ)とは、サテライト制作による日本のテレビアニメシリーズ『戦姫絶唱シンフォギア』の登場人物である。
第一期にて月の破壊を目論んだ黒幕フィーネは、自身の遺伝子に記憶や魂を刻む事であらゆる時代にて自我を覚醒させる「リインカーネーション」を行い、長い期間を通して自身の野望の為に活動を続けてきた。しかし、リインカーネーションをするにはシンフォギア等の聖遺物が発する「アウフヴァッヘン波形」に接するという条件が要る。その為にフィーネは自分の月の破壊の野望を確実なものとする為に、もし自分の肉体が滅んだとしても次のフィーネがすぐに覚醒出来るようフィーネの遺伝子を持っていそうな身よりの無い子供達を集め「レセプターチルドレン」として施設に収容し聖遺物に接触させてきた。
調はそのレセプターチルドレンの一人であり、聖遺物と接触をしている内にシンフォギア「シュルシャガナ」との適正を示した。ただし、調とシュルシャガナの適合率は非常に低い為に、まともに纏う為には「LiNKER」と呼ばれる薬を使う必要がある。
レセプターチルドレンだった調は、施設で世話をしてくれたナスターシャ教授やマリアと共に、落下してくるという月から一人でも多くの権力的に弱い人間を救おうと「武装集団フィーネ」として、自分達だけ助かろうと月の落下を隠蔽してきた国家権力や世界に宣戦布告する。
しかし、実際には月の落下はまだ先のことであり調をはじめとした「武装集団フィーネ」のメンバー達は、協力者であったウェル博士に騙され利用されていたに過ぎなかった。
この事を知った調は、いち早く主人公立花響をはじめとする「特異災害対策機動部二課」に寝返ることにする。そして、調は特異災害対策機動部二課のメンバー達に、ウェル博士の口車に乗せられて暴走する仲間達を止めて欲しいと願い、自身も大親友であった切歌と剣を交えながらウェル博士のやり方は間違っていると説得するのだった。調の説得のかいもあり、切歌もウェル博士から離反する。そして、調達はウェル博士の自分本位な計画を止める為に響達と共闘するのだった。
共闘後、未成年だった切歌や調の罪は観察処分に留まり響達の通う「私立リディアン音楽院」の新入生として、そして響達が所属していた「特異災害対策機動部二課」を中心に再編成された国連直轄機関「S.O.N.G」の一員として、生活をしていくことになる。
月読調の基本プロフィール
誕生日:2月16日 15歳(戦姫絶唱シンフォギアAXZ時)
血液型:A
身長:152cm
BWH:72/53/76
シンフォギア:鏖鋸・シュルシャガナ
CV:南條 愛乃
施設に収容されたレセプターチルドレンとして辛い過去を過ごした経験があり、同じ仲間であった切歌やマリア、そして施設で面倒を見てくれたナスターシャ教授について行くように世界を敵に回す大規模な戦いを挑んだ。
特に切歌に対しては非常に強い想いを抱いており、お互いを思い合うが為にウェル博士の計画について意見が食い違い戦うことにまでなってしまう。結果として切歌は調と戦った事を後悔し自害しようとしてしまうものの、その一撃を調が庇い致命傷を負う。また、格上の相手であった自動人形との戦闘では、危機に陥った切歌を守るために自分の身を挺して攻撃を防ぐものの、調のことを心配する切歌に怒られてしまう、と言ったエピソードもある。
基本的には内向的な性格で、親友である切歌以外にはなかなか心を開けないでいる。しかし、自分達を受け入れてくれた響達には恩を感じており、彼女達の力になりたいと時には大胆な判断で戦地へと飛び出してしまうこともある。
幼い頃の事故をきっかけに米国の聖遺物研究機関に攫われてしまい、レセプターチルドレンになってしまった。その時、調(つき)という名称の神社のお守りを持っていたために月読調という名前を付けられる。過去の記憶は無いようだ。
調神社の宮司が「みなさんを見ていると事故で亡くした娘夫婦の孫を思い出しますよ」というセリフを言っており、関係性が窺われる。
月読調のシンフォギア『シュルシャガナ』
第一期の黒幕フィーネの新たな魂の担い手を探す為に用意されていた「レセプターチルドレン」の一人だった調は、レセプターチルドレンをフィーネとして覚醒させる為に聖遺物と触れさせている過程で自身の扱うようになったシンフォギア「シュルシャガナ」との適正を見せる。ただし、調とシュルシャガナの適正率は非常に低く、「LiNKER」と呼ばれる薬によって、適合率を無理矢理に引き上げるという方法を使ってシンフォギアを纏っている。
世界的な歌姫として急速に人気を拡大していたマリア・カデンツァヴナ・イヴが自身の事を新たなフィーネと名乗り世界に対して宣戦布告をした際に、マリアの仲間としてシンフォギアを纏って現れた。
シュルシャガナはシュメールの戦女神ザババが振るったとされる二刃のひとつから造られたシンフォギアであり、切歌の持つ同じくザババの刃「イガリマ」とは対になるような関係である。
鏖鋸の二つ名が当てられ、シュルシャガナの出現させる武器「アームドギア」は丸ノコの刃のような形状をしている。高速回転する円盤という形状を生かし車輪のように使い移動手段としたり、壁として攻撃を防ぐなどかなり汎用性が高い武器になっている。
また第三期からは、ヨーヨーのようなアームドギアが追加された。
シンフォギアの変遷
テーマカラーであるピンクと、白黒をメインにしたカラーリングだ。第二期では、主人公達と敵対していた為か黒い部分が多いのが印象的だ。味方になった第三期からは明るくなり、テーマカラーのピンクの使用も増えている。第三期から第四期ではモデルチェンジは行われてはいない。
戦姫絶唱シンフォギアG
エクスドライブモード
自身の肉体へ致命的なダメージを与える代わりに強力な力を引き出す「絶唱」と、月の落下に伴い心を一つにした世界中の人達の歌がフォニックゲインとなった為に起きた奇跡。「七十億の絶唱」。
戦姫絶唱シンフォギアGX
イグナイトモード
かつて立花響が起こしてしまった暴走状態を、精神力で制御することで純粋な戦闘力へと変換錬成された姿。
心の闇を増幅させる殺戮の魔剣ダインスレイフの呪いをわざと受けることで暴走状態を自発的に発動させ、その後、人の心と英知によって破壊衝動を制御しようという発想により作られた。失敗すれば敵味方関わらず攻撃を仕掛ける暴走状態に陥ってしまうという危険な賭けであったが、錬金術師キャロルに対抗する為に強力な力を欲した響達はその賭けに乗る。
致命的なバックファイアを受けてしまう「絶唱」、奇跡が起きない限り発動させることの出来ない「エクスドライブモード」に続く、第三の決戦機能となった。
エクスドライブモード
第三期におけるエクスドライブモード。第二期よりも派手さが増し、神々しくなっている。
七十億の絶唱にも等しいフォニックゲインを記憶の燃焼によって引き出す錬金術師キャロルに対抗すべく、キャロルが放った攻撃を響がフォニックゲインとして束ね、力の制御に長けたマリアが再配置することによって得た力。敵からの攻撃をも自身の力に変える新しい奇跡の力であり、発動時に響とマリアによって「ジェネレーターエクスドライブ」と叫ばれた。タイトルの「GX」の由来はこの「Generator X-drive」から。
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
ラストイグニッション
十分なフォニックゲインが望めない状況で強力な敵であるアダムに対抗する為、錬金術由来のエネルギーを無理矢理にシンフォギアで使用しようとした奏者達はその負荷を一身に受けることになる。奏者達を支える司令部のバックアップチームは、その錬金術由来のエネルギーによる負荷を、イグナイトモードを発動するのに必要な魔剣ダインスレイフに肩代わりさせ消却することで奏者達自身への負荷を減らすことに成功する。
これは、ダインスレイフを失っていく間だけ使うことの出来た最後のイグナイトモードである。
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目次 - Contents
- 月読調の概要
- 月読調の基本プロフィール
- 月読調のシンフォギア『シュルシャガナ』
- シンフォギアの変遷
- 戦姫絶唱シンフォギアG
- エクスドライブモード
- 戦姫絶唱シンフォギアGX
- イグナイトモード
- エクスドライブモード
- 戦姫絶唱シンフォギアAXZ
- ラストイグニッション
- 調が越えた過去の壁
- 暴走する仲間達(戦姫絶唱シンフォギアG)
- 足手まといな自分達(戦姫絶唱シンフォギアGX)
- 自分だけ出来ないユニゾン(戦姫絶唱シンフォギアAXZ)
- 月読調の必殺技
- α式・百輪廻
- β式・巨円斬
- γ式・卍火車
- 裏γ式・滅多卍切
- Δ式・艶殺アクセル
- 非常Σ式・禁月輪
- 緊急φ式・双月カルマ
- 終Ω式ディストピア
- 月読調の名言・名セリフ/迷言・迷セリフ
- 「うん、思った通りの味が出た」
- 「あなたのやってる事、偽善でないと信じたい。だから近くで私に見せて。あなたの言う人助けを私達に」
- 「目的も無く、行けるところまで行ったところに、望んだゴールがある保証なんてない。がむしゃらなだけでは駄目なんだ」
- 「切ちゃん以外に私の恥ずかしいところは見せたくないもの」
- 「私達の技を……ううん、あれもまた繋ぐ力。響さんのアームドギア」
- 「違う、違う。みんなで一緒に……」
- 月読調の歌・キャラクターソング
- 第二期
- 鏖鋸・シュルシャガナ(作詞:上松範康 作曲:菊田大介)
- PRACTICE MODE(作詞:上松範康 作曲:菊田大介)
- 第三期
- ジェノサイドソウ・ヘヴン(作詞:上松範康 作曲:岩橋星実)
- SENSE OF DISTANCE(作詞、作曲:上松範康)
- 第四期
- メロディアス・ムーンライト(作詞:上松範康 作曲:母里治樹)
- Draft folder(作詞:上松範康 作曲:末益涼太)
- 聖詠