月読調（戦姫絶唱シンフォギア）の徹底解説・考察まとめ

錬金術師キャロルの使う強力な自動人形「オートスコアラー」に対抗する為の手段として、シンフォギアに新たなる決戦機能であるイグナイトモジュール搭載の為の作業が行われていた時、オートスコアラー達の襲撃によって味方の本拠地付近の電力施設が攻撃されてしまう。
調は唯一動ける奏者であった自分と切歌で、新たなるシンフォギア完成までの時間稼ぎをしようと出撃の要請が出ていないにも関わらずに勝手に戦地へと赴こうとする。それは、ただ時間稼ぎをするというだけでなく、戦いによって傷つき目を覚まさずにいた響が眠っているメディカルルームに供給されている電気の維持をしたいという思いも秘めていた。
そんな調に切歌は「だったらだったで、助けたい人がいると言えばいいデスよ」と言うものの、調は恥ずかしいと顔を赤くする。
危機的状況になりつつあると言うにも関わらずいちゃいちゃする調と切歌の仲の良さが分かるワンシーンだ。

「私達の技を……ううん、あれもまた繋ぐ力。響さんのアームドギア」

神の力の降臨を響達によって阻止された敵の黒幕のアダムは、邪魔をした響達を倒す為に人間の姿を捨て化け物として響達に襲い掛かる。
そんな中、響のシンフォギアは全てを清めてしまう賢者の石に対抗する為に組み込んだ愚者の石の汚染によって力を失ってしまう。響の危機に際して、他の奏者達は響に自分の持つシンフォギアの力を分け与える。響は皆の力を譲り受けたことにより、全員の技を使うことが出来るようになるのだった。
そんな響を見て調が言った言葉であり、かつて「偽善者」と響のことを罵った調が、共に戦う内に響に対して絶対的な信頼を向けるようになったことが分かる一言だ。

「違う、違う。みんなで一緒に……」

神の力を降臨させようとしていた敵の黒幕アダムを倒した後、誕生日を迎えた響の為に同級生達や奏者仲間達によって誕生会が開かれる。
そこで、調は響の為に料理を振る舞う。しかし、響の為に、と言うのが恥ずかしい調は照れ隠しをする為に言い訳をするのだった。
かつて、298円のカップラーメンを御馳走と満足していた調から大きな成長が見られる一言である。

月読調の歌・キャラクターソング

シンフォギアは、歌を歌うことでシンフォギアを動かすエネルギーとも言えるフォニックゲインを高めることが出来る。奏者達は、シンフォギアから発せられた音楽をカラオケをする要領で歌っているようだ。
また、奏者達の歌は心の中の思いやイメージを強く反映されたものになっており、作中で歌われる歌の歌詞はその場面や、キャラクターの心情を強く表しているものとなっている。

第二期

鏖鋸・シュルシャガナ（作詞：上松範康 作曲：菊田大介）

第二期における調の主な戦闘曲である。自身の纏うシンフォギア「シュルシャガナ」の名を冠している。
この歌は切歌の二期における戦闘曲「獄鎌・イガリマ」と重ねることで、「Edge Works of Goddess ZABABA」という歌になる。

PRACTICE MODE（作詞：上松範康 作曲：菊田大介）

作中では登場しない「鏖鋸・シュルシャガナ」のカップリング曲。
「プロトコル」「セキュリティ」「アラート」など、自身の内向的な性格を機械に例えた歌詞になっている。人に中々心を開けない調の寂しさのようなものが表現されている。

第三期

ジェノサイドソウ・ヘヴン（作詞：上松範康 作曲：岩橋星実）

第三期における調の主な戦闘曲である。
第二期の「鏖鋸・シュルシャガナ」と同様に切歌の曲と重ねることが出来る。その場合は「Just Loving X-Edge」という歌になる。

SENSE OF DISTANCE（作詞、作曲：上松範康）

作中には登場しない「ジェノサイドソウ・ヘヴン」のカップリング曲である。
第二期で響に対して偽善と言ったことや、自分の内向的な性格を直そうと言う調の変化の兆しが見える歌詞になっている。