BABYMETAL(ベビーメタル)の徹底解説まとめ

BABYMETALとは、SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALからなるメタルダンスユニット。アイドルとメタルの融合をテーマにし、世界中のメタル&ロックファンに衝撃を与えた。その活動は国内のみならず、世界中を席巻し続けている。レディ・ガガやメタリカなどの超有名アーティストのオープニングアクトを務めるなど、その勢いはとどまるところを知らない。2018年にYUIMETALが脱退。2019年からサポートダンサーとして参加していたMOMOMETALが、2023年に正規メンバーとなった。

もちろん写真は右
ドラムス
本名:青山英樹(あおやま ひでき)
誕生日:1986年8月29日
出身地:神奈川県
EVER+LASTのメンバーで、日本芸術専門学校講師。「カワイイ顔に似合わず激しいドラム」として定評がある。2012年2月のZeppから、名前を伏せた形でBABYMETAL神バンドに参加。
2005年以前にはBURST、アルメリア、2005年から2008年にかけてはDROWING、JAM Projectなど、錚々たる顔ぶれの中に参加。このほかにもKAT-TUNや吉川晃司など、サポートを数多く担当している。
また、父は日本ドラム史に残るベテランドラマ―の青山純である。また弟の青山友樹もドラマーという、サラブレットな家庭に生まれる。
藤岡幹大(ふじおか みきお)

MI JAPAN講師、仮BANDのメンバーとしても活動するギタリスト。BABYMETALをサポートする神バンドとしての活動は2013年から。
「最強の助っ人」として名高いメンバーであったが、2018年1月5日、天体観測中の転落事故により永眠。
入れ替え&過去のメンバー
前田遊野 - ドラムス
ISAO(Cube-ray) - ギター
紫煉(妖精帝國/UnluckyMorpheus) - ギター
RYO(元BLOOD STAIN CHILD) - ベース
SHIN(元FORCE PRIME) - ドラムス
IKUO(BULL ZEICHEN 88/元Lapis Lazuli) - ベース
前田秋気(I Don't Like Mondays.) - ドラムス
小林信一(地獄カルテット) - ギター
かどしゅんたろう(TAKUYA and the Cloud Collectors) - ドラムス
新井弘毅 - ギター
野村康貴 - ギター
MIZ - ヴァイオリン
藤岡幹大 - ギタ―
出典: ja.wikipedia.org
ダンサー
BABYBONE
結成当時から活動する、骸骨の姿をした当てぶりダンスを行う4人組。
キツネ楽団
「メギツネ」のMVで登場する。
SISTERBONE
リオオリンピック閉会式でのダンス振り付けで話題になったMIKIKO氏が立ち上げたELEVENPLAYダンスカンパニーのメンバーが担当する。
BABYMETALのディスコグラフィー
結成8年、メジャーデビュー5年の間に発売したアルバムはたった2枚。しかし、世界中のメタル猛者たちを服従させるのには十分な枚数だった。
1st album『BABYMETAL』

通常版

海外ツアー記念 アンコールプレス版
収録曲
1.「BABYMETAL DEATH」
2.「メギツネ」
3.「ギミチョコ!!」
4.「いいね!」
5.「紅月-アカツキ-」
6.「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
7.「おねだり大作戦」
8.「4の歌」
9.「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
10.「Catch me if you can」
11.「悪夢の輪舞曲」
12.「ヘドバンギャー!」
13.「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
1.「BABYMETAL DEATH」
荘厳なコーラスから始まるメタルのお約束を踏襲した後、それぞれのメンバーの名前を連呼する単純な内容だが、楽器が入ってからのイントロは、Metallicaの「One」、JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)の「Night Crawler」へのオマージュを感じられる。全体を通してはブラックメタル的な曲作りになっていて、これから始まる楽曲へのボルテージを高めてくれる。
2.「メギツネ」
イントロで日本の伝統楽器の音色が鮮やかに奏でられ、一瞬メタル感を無くすが、そのあとすぐにヘヴィなメタルサウンドとEDMが始まる。この時、和楽器が出した日本的な雰囲気を消し去ることなく、上手い具合にその音色を取り込んだまま進む構成は秀逸と言える。
3.「ギミチョコ!!」
初めはイントロからのゴリゴリヘヴィサウンドに「METAL」を強く押し出す楽曲と思われがちだが、サビに抜けた瞬間のポップな「BABY」ノリが何度聞いても飽きない。ハイテンポのスピード感あふれるリズムにも乗りやすく、人気の高い楽曲。
4.「いいね!」
トランス系のイントロから始まるこちらもスピード感溢れる曲。しかし、「ギミチョコ!!」よりもメタルサウンドを抑えた、どちらかと言えばアイドル寄りのサウンド。バブル世代を感じさせるノリだが、急にラップ調になって緩くなったかと思うと、突然のデスボイスで勢いをつけ、またトランスが始まるという奇怪な構成。しかし、サビは誰でもノレるようにできている。
5.「紅月-アカツキ-」
イントロのSU-METALの美声で一気に引き込まれる。全体的には疾走感のあるシンプルなメタルで、SU-METALの歌声を生かすようにできている。X-JAPANの「Silent Jealousy」に似ているので、X-JAPANへのオマージュが感じられる。
6.「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
こちらはデビュー曲でアイドル寄りの楽曲。基本的にBABYMETALのアイドル寄りの楽曲には、つい一緒に口ずさみたくなるフレーズが含まれている。この楽曲では「リン・リン・リン」や「オ・ネ・ガイ・チョマッテ・チョマッテ~」という小刻みなフレーズが頭から離れなくなる。デビュー曲の完成度に多くの人が驚いた1曲。MVのダンスは可愛いので必見(MVコーナーあり)。
7.「おねだり大作戦」
YUI-METAL、MOA-METALがメインボーカルを担当するラップ調のナンバー。ぎこちないラップにおねだりがテーマの歌詞は2人の可愛さを存分に引き出している。ミクスチャーメタルが好きな方にはおススメの一曲。
8.「4の歌」
こちらもYUI-METAL、MOA-METALがメインボーカルを担当。ヘッドバンキングをしたくなるメタルなサウンドに、ひたすら「4」についての歌詞を載せた謎の曲。作詞&作曲のクレジットが「BLACK BABYMETAL」となっているので、YUI-METAL、MOA-METALが作ったもの(編曲:tatsuo、KxBxMETAL)。歌詞の内容に特別な意味はないようだが、途中でレゲエ調のリズムが入ったりと遊び心が満載。ライブでSU-METALを休ませるために作った可能性もある。
9.「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
ここからはまたSU-METALがメインボーカル。夜更かしがテーマになっていて「ド・キ・ド・キ☆モーニング」と対になる曲。「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の☆が★となっているなど細かい工夫もなされている。曲調も似ていてアイドル寄りの曲になっているのでノリが良い。
10.「Catch me if you can」
「かくれんぼ」をテーマにした曲。ライブではこの曲のイントロリズム中に、バンドメンバーのソロ回しをすることがある。Aメロ、Bメロをヘヴィなサウンドで疾走すると、サビで「ウォーウオー」と一気に抜ける感じが心地よい。ライブでも会場全体で盛り上がる1曲。
11.「悪夢の輪舞曲」
メタルではよく使われる王道オペラサウンド。歌詞も今までのものより意味深で、演奏難易度も高く、ダークでゴシック様式的な感じも相まってメタルファンに人気。SU-METAL表現力の幅も感じられる。
12.「ヘドバンギャー!」
3rdシングルのタイトル曲。11の重厚な雰囲気をうまく受けてクラシカルな音で始まる流れが印象的。しかし、それよりも連呼される「ヘドバン、ヘドバン」と、サビの「伝説の黒髪を華麗に揺らし~」が耳について離れなくなる。ライブでは、BABYMETALではお馴染みの「横ヘドバン」で会場が一体化する。
13.「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
世間にその名を知らしめたメジャーデビューシングル。ここまで聞けば、そのタイトルだけを見て良し悪しを判断する人はいないと思われる。典型的なスピードメタルを踏襲しながらも、SU-METALの声とYUI&MOAMETALの合いの手で非常に軽やかに聞こえる。歌詞はタイトルで予想される通りの内容。ライブではX-JAPANの腕をクロスさせた「Xジャンプ」を真似た「ダメ・ジャンプ」で盛り上がる。
米アマゾンのアルバム購入者のレビュー
・”BabyMetalのデビュー作は天使のようなヴォーカルとカワイイキツネ魂で星4.5を獲得”
星4.5だ。素晴らしい重く力強いコードとダブル・ベース・ドラムの至福が一体となっている。神々しいリードヴォーカルが、低くしゃがれたうなり声に支えられている。時に予測不可能で、常に遊び心があり、かなり多くの曲があなたにリピートボタンを押すことを余儀なくさせるだろう。
歌詞を理解できないとしても、メタルを楽しむことができるのなら、あなたはこのデビューアルバムを高く評価するだろう。
出典: luckyauc.com
・”素晴らしい、そしてユニーク”
これはとても上手く演奏されたパワー/デス・メタルとJPOP、おまけにいくらかのテクノの、素晴らしいそしてユニークな組み合わせだ。大いにオススメする!
出典: luckyauc.com
・”最高”
私はこのデスメタルとJPOPのマッシュアップが大好き!このCDを手に入れてから聴くのを止めることができないでいる。いつかアメリカでツアーしてくれることを願うよ!
出典: luckyauc.com
2nd album 『METAL RESISTANCE』
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目次 - Contents
- BABYMETALの概要
- BABYMETALの活動経歴
- 伝説の起源
- メタルレジスタンス第1章 「世界征服」
- メタルレジスタンス第2章 「海外武者修行」
- 海外誌が企画したヘビメタワールドカップで優勝
- メタルレジスタンス第3章「トリロジー」
- メタルレジスタンス第4章「METAL RESISTANCE」
- メタルレジスタンス第5章「巨大キツネ祭り in JAPAN」&第6章「LEGEND - S - 洗礼の儀 -」
- BABYMETALのメンバー
- 現メンバー
- SU-METAL(中元すず香/なかもと すずか)
- MOAMETAL(菊地最愛/きくち もあ)
- MOMOMETAL(岡崎百々子/おかざき ももこ)
- 旧メンバー
- YUIMETAL(水野由結/みずの ゆい)
- 神バンド
- BOH(ボー)
- 大村孝佳(おおむら たかよし)
- Leda(レダ)
- 瀧田イサム(たきた いさむ)
- 青山英樹(あおやま ひでき)
- 藤岡幹大(ふじおか みきお)
- 入れ替え&過去のメンバー
- ダンサー
- BABYBONE
- キツネ楽団
- SISTERBONE
- BABYMETALのディスコグラフィー
- 1st album『BABYMETAL』
- 2nd album 『METAL RESISTANCE』
- BABYMETALの代表曲・MV
- BABYMETAL 「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
- BABYMETAL 「いいね!」
- BABYMETAL 「ヘドバンギャー!!」
- BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
- ヘドバンギャー!!- Headbangeeeeerrrrr!!!!!!!
- BABYMETAL 「メギツネ」
- BABYMETAL 「ギミチョコ!!」
- BABYMETAL 「Road of Resistance」
- BABYMETAL 「KARATE」
- BABYMETAL 「THE ONE」
- BABYMETALの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 考察が止まらない「日本よりも海外で人気になったその理由」
- ウサギと誤解されたBABYMETALのキツネサイン
- 豪華アーティストとの共演
- X JAPAN
- ROB HALFORD(JUDAS PRIEST)
- Red Hot Chili Peppers
- DragonForce
- Skrillex
- KARATE (live UK Download 2016)
- BABYMETALへの反響
- レディ・ガガもBABYMETALに熱狂
- 変顔対決