BABYMETAL(ベビーメタル)の徹底解説まとめ

『BABYMETAL』とは、SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALからなるメタルダンスユニット。アイドルとメタルの融合をテーマに結成した彼女たちは、世界中のメタル&ロックファンに衝撃を与え、その活動は国内のみならず、今も世界中を席巻し続けている。レディ・ガガやメタリカなどの超有名アーティストのオープニングアクトを務めるなど、その勢いはとどまるところを知らない。

ベース
瀧田イサム(たきた いさむ)
1964年8月8日
神奈川県横須賀市
Ark Stormメンバー

ロックバンドや声優ユニットのベースを手がけている
2015年初のソロアルバム『Rising Moon』を発売。翌年より『Rising Moon Tour!! 2016』と題し、初のソロツアーをスタート。
2017年1月11日の韓国公演からBABYMETALサポートバンドに加入。

青山英樹(あおやま ひでき)

もちろん写真は右

ドラムス
青山英樹(あおやま ひでき)
1986年8月29日
神奈川県

EVER+LASTメンバー
日本芸術専門学校講師
JAM Project、KAT-TUN、吉川晃司などの著名なアーティストのサポートを数多く担当している。
また、父は日本ドラム史に残るベテランドラマ―青山純。また弟の青山友樹もドラマーという、サラブレットな家庭に生まれる。

入れ替え&過去のメンバー

前田遊野 - ドラムス
ISAO(Cube-ray) - ギター
紫煉(妖精帝國/UnluckyMorpheus) - ギター
RYO(元BLOOD STAIN CHILD) - ベース
SHIN(元FORCE PRIME) - ドラムス
IKUO(BULL ZEICHEN 88/元Lapis Lazuli) - ベース
前田秋気(I Don't Like Mondays.) - ドラムス
小林信一(地獄カルテット) - ギター
かどしゅんたろう(TAKUYA and the Cloud Collectors) - ドラムス
新井弘毅 - ギター
野村康貴 - ギター
MIZ - ヴァイオリン
藤岡幹大 - ギタ―

出典: ja.wikipedia.org

それぞれのパートで、個々のスケジュールにより入れ替えがある。
また、前述の通りギターの藤岡幹大さんは亡くなられたが、BABYMETALには藤岡さんの魂を受け継いだ心強いメンバーが多く存在するので神バンドの存在が揺らぐことはない。

BABYMETALの用語

キツネ

彼女たちの活動の中で良く見聞きする「キツネ」。
気になる人も多いと思うが、これは彼女たちの活動の由縁。いわゆる「設定」に関係している。

始まりは、メタルではおなじみのメロウィックサイン(※)を教えてもらったメンバーが、折り曲げた三本指を突き出した「キツネ」ポーズをしたところ、見ていたスタッフが「それいいね!」と反応し、BABYMETALのポーズに採用したというものだった。
そして、それを基本に出来上がったのが、
「BABYMETAは、メタルの神『キツネ様』のお告げに従い、メタルの復興『メタルレジスタンス』のため活動している」
という基本設定だ。

以上の経緯で出来上がった「キツネ様」の存在は、世界的に活動し、日本的アイドルから離れてく中でもぶれることのなかった、彼女たちのアイドル性の象徴でもある。

※親指、中指、薬指、を折り曲げ、人差し指小指を突き出したポーズ。邪視を払ったり、悪魔崇拝のシンボルだったりする。

THE ONE&モッシュメイト

BABYMETALのファンの愛称。

BABYMETALのディスコグラフィー

結成8年、メジャーデビュー5年の間に発売したアルバムはたった2枚。しかし、世界中のメタル猛者たちを服従させるのには十分な枚数だった。

1st album「BABYMETAL」

通常版

海外ツアー記念 アンコールプレス版

収録曲
1、「BABYMETAL DEATH」
2、「メギツネ」
3、「ギミチョコ!!」
4、「いいね!」
5、「紅月-アカツキ-」
6、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
7、「おねだり大作戦」
8、「4の歌」
9、「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
10、「Catch me if you can」
11、「悪夢の輪舞曲」
12、「ヘドバンギャー!」
13、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」

楽曲解説

1、「BABYMETAL DEATH」
荘厳なコーラスから始まるメタルのお約束を踏襲した後、それぞれのメンバーの名前を連呼する単純な内容だが、楽器が入ってからのイントロは、Metallicaの「One」、JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)の「Night Crawler」へのオマージュを感じられる。全体を通してはブラックメタル的な曲作りになっていて、これから始まる楽曲へのボルテージを高めてくれる。

2、「メギツネ」
イントロで日本の伝統楽器の音色が鮮やかに奏でられ、一瞬メタル感を無くすが、そのあとすぐにヘヴィなメタルサウンドとEDMが始まる。この時、和楽器が出した日本的な雰囲気を消し去ることなく、上手い具合にその音色を取り込んだまま進む構成は秀逸と言える。

3、「ギミチョコ!!」
初めはイントロからのゴリゴリヘヴィサウンドに「METAL」を強く押し出す楽曲と思われがちだが、サビに抜けた瞬間のポップな「BABY」ノリが何度聞いても飽きない。ハイテンポのスピード感あふれるリズムにも乗りやすく、人気の高い楽曲。

4、「いいね!」
トランス系のイントロから始まるこちらもスピード感溢れる曲。しかし、「ギミチョコ!!」よりもメタルサウンドを抑えた、どちらかと言えばアイドル寄りのサウンド。バブル世代を感じさせるノリだが、急にラップ調になって緩くなったかと思うと、突然のデスボイスで勢いをつけ、またトランスが始まるという奇怪な構成。しかし、サビは誰でもノレるようにできている。

5、「紅月-アカツキ-」
イントロのSU-METALの美声で一気に引き込まれる。全体的には疾走感のあるシンプルなメタルで、SU-METALの歌声を生かすようにできている。X-JAPANの「Silent Jealousy」に似ているので、X-JAPANへのオマージュが感じられる。

6、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
こちらはデビュー曲でアイドル寄りの楽曲。基本的にBABYMETALのアイドル寄りの楽曲には、つい一緒に口ずさみたくなるフレーズが含まれている。この楽曲では「リン・リン・リン」や「オ・ネ・ガイ・チョマッテ・チョマッテ~」という小刻みなフレーズが頭から離れなくなる。デビュー曲の完成度に多くの人が驚いた1曲。MVのダンスは可愛いので必見(MVコーナーあり)。

7、「おねだり大作戦」
YUI-METAL、MOA-METALがメインボーカルを担当するラップ調のナンバー。ぎこちないラップにおねだりがテーマの歌詞は2人の可愛さを存分に引き出している。ミクスチャーメタルが好きな方にはおススメの一曲。

8、「4の歌」
こちらもYUI-METAL、MOA-METALがメインボーカルを担当。ヘッドバンキングをしたくなるメタルなサウンドに、ひたすら「4」についての歌詞を載せた謎の曲。作詞&作曲のクレジットが「BLACK BABYMETAL」となっているので、YUI-METAL、MOA-METALが作ったもの(編曲:tatsuo、KxBxMETAL)。歌詞の内容に特別な意味はないようだが、途中でレゲエ調のリズムが入ったりと遊び心が満載。ライブでSU-METALを休ませるために作った可能性もある。

9、「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
ここからはまたSU-METALがメインボーカル。夜更かしがテーマになっていて「ド・キ・ド・キ☆モーニング」と対になる曲。「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の☆が★となっているなど細かい工夫もなされている。曲調も似ていてアイドル寄りの曲になっているのでノリが良い。

10、「Catch me if you can」
「かくれんぼ」をテーマにした曲。ライブではこの曲のイントロリズム中に、バンドメンバーのソロ回しをすることがある。Aメロ、Bメロをヘヴィなサウンドで疾走すると、サビで「ウォーウオー」と一気に抜ける感じが心地よい。ライブでも会場全体で盛り上がる1曲。

11、「悪夢の輪舞曲」
メタルではよく使われる王道オペラサウンド。歌詞も今までのものより意味深で、演奏難易度も高く、ダークでゴシック様式的な感じも相まってメタルファンに人気。SU-METAL表現力の幅も感じられる。

12、「ヘドバンギャー!」
3rdシングルのタイトル曲。11の重厚な雰囲気をうまく受けてクラシカルな音で始まる流れが印象的。しかし、それよりも連呼される「ヘドバン、ヘドバン」と、サビの「伝説の黒髪を華麗に揺らし~」が耳について離れなくなる。ライブでは、BABYMETALではお馴染みの「横ヘドバン」で会場が一体化する。

13、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
世間にその名を知らしめたメジャーデビューシングル。ここまで聞けば、そのタイトルだけを見て良し悪しを判断する人はいないと思われる。典型的なスピードメタルを踏襲しながらも、SU-METALの声とYUI&MOAMETALの合いの手で非常に軽やかに聞こえる。歌詞はタイトルで予想される通りの内容。ライブではX-JAPANの腕をクロスさせた「Xジャンプ」を真似た「ダメ・ジャンプ」で盛り上がる。

2nd album 「METAL RESISTANCE」

9ytokiwokoete
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@9ytokiwokoete

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