魔弾の王と戦姫(魔弾シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔弾の王と戦姫』とは、2011年より刊行されている川口士によるライトノベル、およびそれを原作としたテレビアニメなどのメディアミックス作品である。中世ヨーロッパ風の異世界を舞台にした、ファンタジー戦記ラブコメである。辺境の土地を治める平凡な青年・ティグルが戦いの中で覚醒していき、たくさんの戦姫と呼ばれるヒロインと出会う。緻密に練られた設定や、個性豊かなヒロイン達が魅力の作品である。

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CV:小松未可子

ジスタート七戦姫の一人。レグニーツァ公国公主。愛称はサーシャ。
竜具は操炎の双剣「バルグレン」で、炎の属性の短刀を2本所持している。『煌炎の朧姫(ファルプラム)』『刃の舞姫(コルティーサ)』の異名を持つ。
エレオノーラやリュドミラのお姉さん的立場の先輩戦姫であり、特にエレオノーラからは尊敬されている。才色兼備で、戦闘能力はエレオノーラとリュドミラが同時に攻撃してもはじき返す、凄まじい才能の持主だが、昔から不治の病に侵されていて、病床にあることがほとんど。

エリザヴェータ=フォミナ

CV:小林ゆう

本作のヒロインの一人。ジスタート七戦姫の一人でルブーシュ公国公主。初登場時17歳。
竜具は操雷の鞭「ヴァリツァイフ」で、雷を自在に操る。右眼が金色・左目が碧色の『異彩虹瞳(ラズイーリス)』と呼ばれるオッドアイで、他の戦姫同様、スタイル抜群で文武両道の美女。『雷渦の閃姫(イースグリーフ)』『鞭の舞姫(クヌートス)』の異名を持ち、上記の『異彩虹瞳』も今では彼女を指す異名である。
しかし、彼女はこのオッドアイが昔から人々から「厄災をもたらす」と言われ、強いコンプレックスにある。とてもプライドが高いが、真面目で民のことを真に思いやる人物。過去のトラブルから、エレオノーラとは因縁がある。

オルガ=タム

CV:津田美波(幼少時代:津田美波)

本作のヒロインの一人。ジスタート七戦姫の一人でブレスト公国公主。初登場時14歳。
竜具は大斧「ムマ」で、自身の体よりも大きい武器を軽々と使いこなす。『羅轟の月姫(バルディッシュ)』の異名を持つ。
他の戦姫と圧倒的に異なるのは、幼さと小柄な体型。表情も一見するとまだ子供でしかない。
2歳の時にムマによって戦姫に選ばれブレストの地を統治することになったが、公主の地位に自信がもてず、2年近く放浪の旅に出ていた。

ヴァレンティナ=グリンカ=エステス

CV:原田ひとみ

ジスタート七戦姫の一人であり、オステローデ公国公主。初登場時22歳。
竜具は大鎌エ「ザンディス」で彼女の体を覆うほどの大きさ。『虚影の幻姫(ツェルヴィーデ)』の異名を持つ。幼少期から国を治める夢を抱き、勉学と武芸に励んできた人物である。
瞬間移動能力を持ち、あらゆる場所に行ける。気配を消しての情報収集能力が極めて高い。自身を病弱と偽り、滅多に人前に姿を現さない。
謀略家であり、かつてのアスヴァール女王ゼフィーリアのような女王となる野心を抱いている。
国力温存のため、自身を病弱と偽り、過去の戦でも軽微な損害で撤退したことから戦姫の中では悪名が知れ渡っているが、本人は全く気にしていない。

フィグネリア=アルシャーヴィン

ジスタート七戦姫の一人であり、レグニーツァ公国公主。年齢は25歳。亡くなったサーシャの後任として、操炎の双剣「バルグレン」に選ばれた。
『乱刃のフィーネ』の異名を持つ元傭兵で、半ば引退状態にあった。エレンの育ての父である傭兵団『白銀の疾風』団長ヴィッサリオンとは旧知であり、エレンやリムとも面識がある。

ミリッツァ=グリンカ

CV:三森すずこ

ジスタート七戦姫の一人であり、オステローデ公国公主。ヴァレンティナの後任として、ティグルの治政下で初めて戦姫となった。年齢は17歳。
リムからは戦姫としての能力は未知数であるものの、統治者としては及第点と評価されている。

ブリューヌ王国

ファーロン=ソレイユ=ルイ=ブランヴィル=ド=シャルル

CV:子安武人

ブリューヌ王国の国王である。 大貴族の勢力拡大を招きながらも、内政・外交の両面で優れた手腕を発揮し、国内の平和を維持してきた。しかし、跡継ぎと目されていたレグナスをディナントの戦いで失って以降、精神を病む。実はガヌロンによって精神と肉体を弱らせる毒薬を盛られていた。
レギンを王女として正式に認め、ティグルに「月光の騎士」の称号を授けた数日後、崩御した。

レグナス / レギン=エステル=ロワール=バスティアン=ド=シャルル

CV:藤井ゆきよ

本作のヒロインの一人。ファーロン王のただ一人の子供であり、彼から溺愛され次期国王と目されていた。年齢は16歳。中性的で優しげな顔立ちから、華奢な印象を与える。
本名はレギンで、実は女性である。ブリューヌでは女子しか産めない王妃は蔑視され、王位継承権もほぼなかったため、愛する妻と娘を守るためファーロンによって男として育てられた。
ティグルに対しては、内乱での恩が恋心へと変わっていく。最終的に、ジスタートとブリューヌの国王に即位したティグルのブリューヌでの王妃(正妻)となった。

ピエール=ボードワン

CV:檜山修之

ブリューヌ王国の宰相。丸みを帯びた顔に頬からピンと横に伸びた髭をしており、猫のような顔つきをしている。政治に携わる者として現実的な物の見方をしており、奇跡などは信じない慎重な性格。
当初はジスタート軍を引き入れたティグルに対して野心があるのではと警戒していた。テナルディエ公爵も認めるほどの有能な人物で、レグナスが女性であることにも薄々気づいていた節がある。

ティッタ

CV:上坂すみれ

本作のヒロインの一人であり、主人公ティグルに仕える侍女。初登場時15歳。
小柄で童顔、はしばみ色の瞳を持ち、栗色の髪をツインテールにまとめているのが特徴。
幼馴染でもあり、ティグレのことを誰よりも愛おしく思っている。彼の為なら命も投げ出せるほど愛情が深い。ティグレを愛しているが、ティグレからすれば妹的な存在である。
家事全般が得意で、且つ芯の強さも持つ。戦場に出る主人公をいつも見送る立場に。

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