ターミネーター2（T2）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
大ヒットを記録したジェームズ・キャメロン監督のSFアクション大作「ターミネーター」の続編。核戦争後の西暦2029年、抵抗する人類の指導者コナーの母親暗殺に失敗した機械軍は、1994年の過去の世界に新型ターミネーターを送り込み、少年時代のコナーを抹殺しようとする。前作で「史上最強の悪役」としてスクリーンに登場したアーノルド・シュワルツェネッガーが、今度は少年時代のコナーを助けるヒーローとなる。
サイバーダイン社の特殊開発部部長で、前作のT-800の残骸から得られたCPUを基にした新型CPU開発プロジェクトチームのリーダー。
妻と幼い息子がいる。スカイネットの誕生を阻止しようとしたサラによって殺されかかるが、妻子の懇願にサラがためらっていたところでジョンとT-800が到着して殺されずに済んだ。その後、T-800の正体を見せられ、さらに審判の日の説明を受けて自らの研究が人類に大変な災厄をもたらすことを認識する。そのため、妻子を逃がした上でサラ達による研究所侵入の手引をするが、突入してきたSWATに撃たれ重傷を負い、起爆装置を押して研究所もろとも自爆する。
ジャネル（演：ジェニット・ゴールドスタイン）
サラが警察病院に収容された後、里親としてジョンを引き取った養母。
夫のトッドと暮らしているが、言うことを聞かないジョンに手を焼いている。
T-1000によって殺された後に、ジョンをおびき出すため彼に容姿をコピーされてしまう。
トッド（演：ザンダー・バークレー）
ジャネルの夫でジョンの養父。
のんびりしていてジャネルとは夫婦仲があまり良くない。
ジャネルにコピーしたT-1000に殺されてしまう。
カイル・リース（演：マイケル・ビーン）
前作ではサラを守るために未来の人類抵抗軍から送られてきたヒーローであり、サラの夫でジョンの父親。
すでに亡くなっているが、サラの夢の中に出てサラを励ましたり、ジョンを守るよう説得する（特別編のみに出演）。
新型ターミネーター / T-1000について
プロフィール
正式名：サイバーダイン・システムズ、シリーズ1000
通称：T-1000
2029年にスカイネットによって開発されたターミネーター。
従来型とは異なり、流体多結晶合金（液体金属）製のボディを持つ。その硬度は液状から変化し基本となる人型を構成する状態から、刀剣や鉤爪のような高い硬度を持つ固体状態まで変化することができる。その特性から、外部からの衝撃によりダメージを負ってもすぐに再生が可能で、従来のターミネーターからは考えられないほどの優れた耐久力を持つ。
最大の特徴は、液体金属の特性を活かした擬態能力であり、様々な人物や物体に擬態したり、直接触れることが出来る物であれば、どのような姿にでも擬態が可能。（但し、銃器や自動車などの様な複雑な構造を有する物体や、火薬やガソリン、薬品などの化学物質には擬態できない。）特定の人物をコピーした場合、コピー対象を必ず抹殺するため、その人物と完全に入れ替わる極めて高い隠密性を持つ。この擬態能力による変身は視覚的には完璧であるが、従来型のターミネーターと同じく、犬には見破られる。
機能
液体金属製なので骨格を持たないものの、パワー面においてはT-800にも引けをとらないほどの性能を持つ。また、スピード面ではバック中の乗用車やオフロードバイクを追いかけるなど、人間を追いかけられる程度の速度しか出ないT-800よりも優れている。
攻撃は鋭利な錐状に変形させた指先で突き刺したり、剣のような白兵戦用の武器も作り出す。そして、腕を鉤爪状に変形させて標的の乗る車両に突き立てて追撃したり、この鉤爪を振り回しての攻撃も行う。全身を平面化して床などに同化することも出来、触れた物体の色彩、模様、質感などをほぼ完全に再現できる。
人間の声帯模写や感情の再現なども可能であり、T-800と同様の知能スペックを有する。
また、このモデルは骨格がないため、動力源の所在とCPUの原理が不明である。
プロトタイプであるためか、若干不安定な性質を持ち、衝撃を受けると破損箇所の修復を優先して行なうため隙が生じやすく、機械的なダメージ回復能力は高いものの、極めて強い衝撃を一度に受けるか、もしくは中程度の強さの衝撃でも連続的に受けると、形態維持能力が一時的に混乱し、機能が著しく低下して完全な無防備な状態となる。また、基本性質が液体であるため、極低温環境にさらされると凍結してしまう。
『ターミネーター2』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
"I'll be back”（すぐに戻る）
サラ、ジョンと共にダイソンの案内でサイバーダイン社に侵入、警備員の通報でロサンゼルス中から集まった警官隊が包囲する中、ダイソンの犠牲により研究の全てを破壊することに成功し、エレベーターで下に下りると、正面玄関はSWATに包囲されていた。T-800はエレベーターの中でサラとジョンに「ここにいろ。すぐ戻る（I'll be back）」と言い、SWATを蹴散らしトラックを奪って戻って来る。
前作では、サラが保護されている警察署にやってきた悪役のT-800が、受付の署員に待つように言われ、「I'll be back（また戻ってくる）」と言い残して去ったと思いきや直後に車で突っ込んでくるというシーンに使用されていた。このセリフは、シュワルツェネッガーが以降の出演作やマスメディアへのインタビューでも使うような代名詞にもなっていて、本作の使用が「I'll be back」を流行らせるきっかけとなったと言っても過言ではない。
"Hasta la vista,Baby!”（地獄で会おうぜ！）
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目次 - Contents
- 『ターミネーター2』の概要
- 『ターミネーター2』のあらすじ・ストーリー
- 『ターミネーター2』の主な登場人物・キャラクター
- ターミネーター／T-800（演：アーノルド・シュワルツェネッガー）
- サラ・コナー（演：リンダ・ハミルトン）
- ジョン・コナー（演：エドワード・ファーロング）
- T-1000（演：ロバート・パトリック）
- ピーター・シルバーマン（演：アール・ボーエン）
- マイルズ・ダイソン（演：ジョー・モートン）
- ジャネル（演：ジェニット・ゴールドスタイン）
- トッド（演：ザンダー・バークレー）
- カイル・リース（演：マイケル・ビーン）
- 新型ターミネーター / T-1000について
- プロフィール
- 機能
- 『ターミネーター2』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- "I'll be back”（すぐに戻る）
- "Hasta la vista,Baby!”（地獄で会おうぜ！）
- ”I know now why you cry.But it's something I can never do."（人間が泣く気持ちが分かった、俺は泣く事はできないけど。）
- 『ターミネーター2』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- ジョン役には素人の少年をスカウト
- 当初T-1000はパンクロッカーだった
- 予告編は『機動警察パトレイバー』が参考になった
- ターミネーター2”特別編”に前作のヒーロー”カイル”が登場
- 『ターミネーター2』の主題歌
- Guns N' Roses - You Could Be Mine (Official Video)
- 『ターミネーター2』の関連動画
- 『ターミネーター2 3D』予告編 ロングバージョン
- 『ターミネーター2』の関連サイト