魔都精兵のスレイブ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魔都精兵のスレイブ』とは、集英社のウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で2019年から配信されているバトルファンタジー漫画である。原作をタカヒロ、作画を竹村洋平が担当。日本各地に醜鬼と呼ばれる怪物が住む異空間「魔都」が出現。そこに存在する桃は女性にのみ特異な能力をもたらし、「魔防隊」と呼ばれる女性兵が組織された。 ある日、男子高校生の和倉優希は、突発的に発生した魔都の入り口へ迷い込んでしまう。そこで出会った「魔防隊」七番組組長の羽前京香に指名された優希は、醜鬼と戦う日々を送ることになる。

優希のスレイブ化により、醜鬼を殲滅することに成功した京香。元の姿に戻った優希に優しく口づけをする。驚く優希に対し、自分の能力は使役した者に対してその働きに見合った対価を支払わなければならないこと、それは対象者が心の奥で望んでいることを自分の意思とは関係なく実行しなければならないことを告げる。京香の美しさや優希の驚き、そして一瞬時が止まったような描写が印象的なシーンである。

『魔都精兵のスレイブ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

女尊男卑の世界が舞台

女子生徒の登校前に掃除をする優希

魔都の出現や能力を授ける桃、人を襲う醜鬼など、不思議な存在が多く登場する本作。舞台は日本であるが、桃の恩恵を受けられるのが女性だけということが影響し、女尊男卑社会となっている。第一話の冒頭での首脳会議のシーンにも女性しか描かれておらず、これは日本だけの現象ではないことが分かる。学校で行われる毎朝の掃除や満員電車での通勤・通学は男性のみ。高校卒業と同時に就職が当たり前。魔都出現前までは男女平等だったということが、微塵も感じられない社会へと変貌した。

ファン注目の人気投票の結果

迫力の異能バトルはもちろん、かわいい女の子キャラクターが登場するのも、本作の魅力の一つ。ヒロイン羽前京香や山城恋などの凛とした美少女をはじめ、明るく元気な美少女・駿河朱々や、ショートカットが可愛らしい出雲天花など、様々なタイプの美女・美少女が戦う姿は必見である。キャラクターデザインは読者の心を掴んだようで、連載一周年を記念して開催された第一回キャラクター投票では、異例の3万票が集まった。

2020年連載一周年を記念して行われた第一回キャラクター投票。応募総数は33922票が集まった。1位は出雲天花(12435票)、2位は羽前京香(7102票)、3位は東日万凛(4486票)、4位は駿河朱々(3191)、5位は大川村寧(2769票)だった。また、2021年12月18日~2022年1月29日には第二回キャラクター人気投票が行われ、こちらの応募総数は前回を大きく上回る152432票だった。1位は出雲天花39159票、2位は山城恋31077票、3位は上運天美羅21694票、4位は羽前京香16440票、5位は東舞風希11253票だった。

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