奇蹟の輝き(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

奇蹟の輝き(What Dreams May Come)とは1999年に公開されたアメリカのファンタジー映画。死後の世界を油絵タッチのCGで表現し、話題を呼んだ。不慮の事故で亡くなってしまった夫が、後追い自殺した妻が地獄に落ちた事を知る。夫は恩師と子供たちの力を借りながら、地獄へ足を踏み入れてゆく。

クリスのインターン時代の恩師。父親、同然の存在だった。自分の正体を隠したまま案内人に徹し、時に厳しい言葉を投げかける。天国の賢者とでもいうような雰囲気を漂わせている。
生前のクリスに目を掛けていたためか、死後の世界でも彼に協力する事を惜しまない。

『奇蹟の輝き』の名シーン・名場面

自動筆記

日記をかいていたアニーに近づいたクリスは、自分のことや、子供達を亡くして落ち込んだ際に、支えてくれた感謝の言葉を綴っているアニーにここにいるとささやく。そして、アニーの手を取り、自分の言葉を伝え様と試みる場面は、序盤のクライマックスだと言えよう。

地獄に堕ちた妻との再会

クリスの事を認識出来ないアニーに、二人の特別な日だった結婚記念日のことを、忍耐強く語り掛ける。どうしてもクリスを認識できないアニーと共に、地獄に残る覚悟を決めるシーンは、まさに胸に突き刺さる。

『奇蹟の輝き』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

天国に登場する大木

クリスが天国に行くと、象徴的に登場するる大木は、鉄筋とコンクリートで出来ており、およそ2トン以上ある木を撮影現場の国立公園に運び込んだという。

もう一つのラストシーン

この映画には、採用されなかったラストシーンがある。アニーは地獄から解放されるものの、天寿を全うしなかったため、天国に入ることを許されず、再び現世に戻される。今作のアニーが天国に戻り家族に再会するラストが、余りにもご都合主義で賛否が分かれていている。一部ではこちらの方がしっくり来るとの意見もある様だ。

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