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wed124851のレビュー・評価・感想 (2/2)

響~小説家になる方法~ / 響 -HIBIKI-
10

これは断じてアイドル映画ではない。

日本の場合、漫画作品を映画やドラマで実写化した場合、ほぼ「ハズレ」という気がしてならない。個人的な感覚では9割が「ハズレ」、残りの1割がせいぜい「ソコソコの出来」という具合だ。その原因は何だろう。おそらく、シナリオにも出演者にもあるだろう。とにかく、薄っぺらいのだ。
確かに、漫画は小説などの実写化は、それぞれの原作ファン個々に思い入れやイメージがあるだろうから、そのギャップを埋める、あるいは凌駕するのは難しいかもしれない。ましてや、その出演者が「俳優」を本業としていないアイドルならばなおさらだ。
今回鑑賞した『響』、実は原作はほとんど知らない。邦画には珍しいことに、その予告編に惹かれたからである。
以前から欅坂46の平手友梨奈という存在が気にはなっていたが、彼女は決してこれまでのアイドルらしい風貌ではない。テレビに出演していても芸能人らしくさえない、ただの人見知りのJKのようだ。ただ彼女が「ゾーン」に入った瞬間の目力というか、カリスマ性というか、とにかく圧倒される、クセになる存在なことは間違いない。
この映画で、その平手はアイドルでも、女優でもない。本当に「鮎喰響」そのものだった。演技でも、美貌でも、とにかく圧倒的な存在感。
ただのアイドル映画だと思って、食わず嫌いで観ないのは、絶対にもったいない。
ケチをつけたいなら、実際に観てからにしてほしい。
実際の興行収入はどうだかしらないが、何故か皆が口をそろえて言っている。平手友梨奈がとにかくスゴイ、と。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
9

迫力がありすぎる、非現実的な映画!

映画公開前から気になっていた作品でした。しかし、受験勉強のため観るタイミングを逃したこと、またR15作品かつシリーズ三作目というのもあり、予告動画だけを観て感化された人間が見ていいものなのかという葛藤から、鑑賞する勇気が出ずにいました。
やっと鑑賞する余裕と勇気が出たときのは、公開から3年もあとのことです。開始約5分間は、ほとんどセリフがないまま、映像だけでこの作品の世界観、そして主人公が今どんな状況に置かれているのかをまじまじと見せつけられます。そしてまだ映画の序盤中の序盤にも関わらず、大迫力の音量とともに繰り広げられるカーレース。そこだけで「こんな映画観たことない!」と鳥肌が立ちました。とても非現実的なカーレースは映画が終わるまで勢い劣らず、まるで自分もその場にいるような緊張感を常に味わっていました。
ストーリーとしては、大きくいってしまえば、行って帰ってくるだけのシンプルなものです(笑)主要で個性的なキャラクターがたくさんいるものの、個々のバックグラウンドについてはあまり深く触れておらず、ストーリーに関係のある最低限の情報のみしか語られていません。私にとってはそれが変な障害にならず、起こるアクシデントを純粋に受け止めることができました。映画が終わったあとは脱力感と、なぜかスッキリした気持ちになります。非現実的でスリリングな状況を味わいたい方にはおすすめの映画です!

古見さんは、コミュ症です。
9

コミュ障美人の周りで起こるハートフルな人間関係

ヒロインの古見さんは、コミュ症。コミュ障と書くと障害に思われるので症状の『症』の字を使ったのでしょう。そこになんのとりえもない(という設定の)只野くんが話しかけるところから話は始まります。
古見さんは話が苦手なので、何かを声に出して言おうとすれば「こ、こここここここここ……」と緊張で震えてしまします。そのためいつもノートを持参し、基本的に筆談で会話しています(ここでの古見さんの字がなんとも美しい)。
古見さんは絶世の美女で、只野くん含め作中の人物の多くは彼女と仲良くなりたい。古見さんの一番になりたいがために喧嘩が起こったり、偶然只野くんが古見さんに一番近づけて恨まれたりしますが、基本的にはみんな仲良しです。
さてこの只野くん。みんなには気づかれていませんが、とんでもない能力があります。それは、古見さんの言いたいこと・伝えたいことがわかるということです。
コミュニケーションが苦手な古見さんにとって、只野くんという存在はとても大きなものになります。それは『大切な友達』から次第に『気になる人』になっているようで、例えば下の名前で呼ばれたい、不意に彼のことを考えてしまう、などの欲求がところどころで出てしまっています。それがまた可愛くも美しい。
古見さんの美人なところ、そして只野くんのやさしさ、それに惹かれていく古見さんの可愛さ、全力でお勧めします。

ぐらんぶる / Grand Blue
9

人を笑顔(意味深)にする漫画

あらすじとしては、主人公の青年が大学入学をきっかけに、叔父の家兼経営するダイビングショップでダイビングを始めるという漫画。と言っても、テーマの1つとしてダイビングが挙げられているだけで、大学でのサークル活動、飲み会、ゼミ、合コン、学園祭など大学生活全般を取り入れたギャグ漫画である。
この漫画の魅力は、各キャラクターの個性が非常に際立っており、それぞれのキャラクター同士が掛け合いを行う中で生み出す様々な状況がギャグタッチで描かれている点にある。
実際に読んで貰うのが一番良いので、ここでは大きくは触れないが、ストーリーよりもキャラクター1人1人がギャグを生み出すための大きな役割を担っているので、ギャグ漫画としては非常にスタンダードな笑いを起こしてくれる作品である。
注意点としては、ギャグ漫画の中でもシュールな笑いや、特定のキャラクターを扱き下ろすことによる温度差を笑いにするような作品ではないため、そういったギャグ漫画が好きな人は合わないかもしれない。
アニメ化もしているので、アニメ化した作品を様子見してから漫画の方に手を伸ばすのも有りだと思う。
最近あんまり笑ってないなと思ったのなら、笑い転げられると思うのでお手に取ってみてはどうでしょうか。

恋するアプリ
8

もしも人の好意を知れるアプリがあったら?「恋するアプリ」

自分への好意を知ることが出来るアプリがあったとしたら、あなたは使いますか?
「恋するアプリ」ではそんなアプリ「ラブアラーム」が普及した世界が舞台となった作品です。
主人公ジョジョはこのアプリの利用者。しかし、ラブアラームのせいで大切な青春を台無しにしてしまいます。
ジョジョだけではありません。ラブアラームは自分への好意を知る、相手に好意を伝えるには最適にアプリです。しかし、そのアプリのせいで傷ついたキャラクターは何人もいます。
それなのに、なぜ彼らはラブアラームを使い続けるのでしょうか?
答えは、彼らにとって本物の愛情を確認する術はラブアラームしかないのです。お互いのラブアラームが鳴らせないカップルは破局してしまうほど、彼らにとってラブアラームは重要なものとなっています。
「恋するアプリ」ではラブアラームに悩まされるキャラクターたちの悩みや葛藤、複雑な人間関係などが描かれています。
物語は高校生から始まり、大人になってからの物語を主に描かれています。高校生の時と、大人になってからの関係性の違いが面白いです。高校生の時思っていたことを大人になって打ち明けるシリアスなシーンは心に響きます。
少しだけ普通とは違う恋愛マンガを読みたい方にはおすすめの作品です。

賭ケグルイ / Kakegurui - Compulsive Gambler
10

ギャンブルに興味無くてもやみつきになる!

ギャンブルの漫画なんて読んだことなかったのですが、テンポが良く絵もとても綺麗で読みやすくて、キャラクターも魅力的で、どんどん引き込まれていってしまいます。
最近の漫画はなにかと胸糞悪い気分にさせがちのものが多いように感じますが、私はそれが苦手なので少し警戒していましたが、賭ケグルイは違いました。
登場人物にはタイトルの通りギャンブル狂が多く、もはや変態とも呼べる人物もいるわけで、描写には作者のフェチのようなものも感じられました(私個人の感想です)。
そんな賭ケグルイ達が、金額も気にせずただ純粋にギャンブルを楽しんでいる様は、読んでいてとても爽快です。
特に主人公の夢子の、より強い者を求める所、リスクをあえて負うような勝負をする、ギャンブルに性的快感を覚えるような変態具合は、私の中でHUNTER×HUNTERの狂人ヒソカを彷彿とさせました。
正直、ポーカーのルールもよく知らない素人のため、読んでいてギャンブルのルールがいまいち把握できないこともありますが、それはこの漫画を楽しむ上では特に気になりませんでした!(ルールが解ればより楽しめるのかもしれませんが…)
表紙も綺麗なので、全巻集める予定です。
まだ読んだことがない方にはぜひおすすめしたいです。

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
8

メロディーと詩

ミスチルの数ある作品の中でも特に「365日」という曲が大好きです。
発売された当初は自分は独身で詩の意味にピンとこずに何となく聴いていました。それから何年たったか、自分も結婚し子供も生まれ、ふとミスチルの「365日」を聴く機会がありました。愛なんて感じた事がなかった自分ですが家庭をもつようになり、働く意味合いも変わっていき、一番大事なのは家族なんだと気ずきました。
「365日」という曲は、ラブソングなのですが、なにも恋人だけに向けて歌っている曲ではない事を知りました。ライブでの映像を見るとボーカルの桜井さんが「大好きな人を思い浮かべてください。」と曲の初めに語っていました。自分のアンテナの受信角度が変わったせいもあり、歌が心に響きました。仕事の日も休みの日も、毎日思い考えるのは家族の事です。それはもう、「365日」なんですね。独り身の時にはわかりませんでした。「365日」なんて大袈裟だなぁ、気持ち悪いなぁ、と感じていてカラオケにもよく行っていたのですが自分が選曲する事はありませんでした。
去年の忘年会の二次会がカラオケで、歌いましたよ「365日」を。全力で歌えましたね。心の中の気持ちを言葉にしてメロディーにのせる、すごい人達です。

LUNA SEA
10

独創的なアーティスト、LUNA SEA

独創的なアーティスト、というとあまりにも多すぎて何が独創的なのかわからなくなりそうですが、私はLUNA SEAを挙げさせていただきます。
LUNA SEAの独創的なところは、ずばり”音”なんです。これはバンド活動など音楽経験がないとわかりにくいのかもしれません。私もギターを始めてバンドをやってみてわかるようになりました。彼らの作る音って、すっごく独特なんです。
ヴォーカルのRYUICHIさんの声が独特なのは有名ですよね。90年代に「Love is…」などヒット曲を生み出しました。
そしてギターSUGIZOさん。彼の弾くギターの音って、すごく個性的なんですよ!初めて聞いた曲でも「あれ?このギターSUGIZOさんっぽくない?」って思ってあとで調べたらその通りだった!なんてときはファンとしてはなんだか嬉しくなりますね。太くて伸びのあるギターの音色とか、タッピングとか聞けばすぐわかります!
そして同じくギター、INORANさんは反対に綺麗なアルペジオやるんですよね。
あんまりロックっぽくないかもしれないですけど、これがあるから曲が引き立つんです!
ベースのJはグリッサンドという、「グイーン」って感じの音の感じがまた個性を感じるんですよね!
最後にドラム、真矢さん。真矢さんの叩くドラムは、一歩遅れた?感じが絶妙だったりします!数字で計ったら遅れてるわけじゃないと思うんですけど、なんというか感性のレベルで、わざと遅らせてるのが「これいい!!」って思えます!
RYUICHIさんだけでなく、メンバー全員個性的なんですよ、LUNA SEAは!
大人気アーティストなので今更ですが、おすすめです!