古見さんは、コミュ症です。

古見さんは、コミュ症です。

『古見さんはコミュ症です。』は、オダトモヒトによる漫画および、それを原作としたアニメ、TVドラマ作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2016年25号から連載。コミックス累計発行部数は550万部を突破している。コミュ症(コミュニケーション障害)の女子高生・古見と特に特徴のない普通の男子高校生・只野とそのクラスメイト達との交流を描いたコメディ作品。
個性的なキャラクターによる軽妙なやり取りや、コメディの中で描かれる只野や古見の心の成長が魅力となっている。

wed124851のレビュー・評価・感想

古見さんは、コミュ症です。
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コミュ障美人の周りで起こるハートフルな人間関係

ヒロインの古見さんは、コミュ症。コミュ障と書くと障害に思われるので症状の『症』の字を使ったのでしょう。そこになんのとりえもない(という設定の)只野くんが話しかけるところから話は始まります。
古見さんは話が苦手なので、何かを声に出して言おうとすれば「こ、こここここここここ……」と緊張で震えてしまします。そのためいつもノートを持参し、基本的に筆談で会話しています(ここでの古見さんの字がなんとも美しい)。
古見さんは絶世の美女で、只野くん含め作中の人物の多くは彼女と仲良くなりたい。古見さんの一番になりたいがために喧嘩が起こったり、偶然只野くんが古見さんに一番近づけて恨まれたりしますが、基本的にはみんな仲良しです。
さてこの只野くん。みんなには気づかれていませんが、とんでもない能力があります。それは、古見さんの言いたいこと・伝えたいことがわかるということです。
コミュニケーションが苦手な古見さんにとって、只野くんという存在はとても大きなものになります。それは『大切な友達』から次第に『気になる人』になっているようで、例えば下の名前で呼ばれたい、不意に彼のことを考えてしまう、などの欲求がところどころで出てしまっています。それがまた可愛くも美しい。
古見さんの美人なところ、そして只野くんのやさしさ、それに惹かれていく古見さんの可愛さ、全力でお勧めします。