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shiori12193のレビュー・評価・感想

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
6

ゲームの世界そのまま!

公開後1か月くらいしてから子どもと一緒に見に行きました。あのマリオのゲームの世界がまさか映画になるとは思わなくて、息子とすごく楽しみにしていた作品でした。漫画やアニメなど映画化されると世界観が少し変わってしまうのであまり期待はしていなかったのですが、せっかく見に行くのだからと4DXで見ました。
映像がすごくカラフルでとてもかわいくてゲームの世界そのもの。マリオカートのシーンも自分自身がカートに乗っている気分でとても臨場感があり、再現力も高くてドキドキワクワクが止まらなかったです。キャラクターもほとんど違和感なく再現されていて期待を裏切らない面白さがありました。
ピーチ姫のキャラクターだけがイメージと違って勇ましかったですが、女性も社会的に意見できるようになって、勇ましい女性も多い時代背景とあっている気がしました。

どのシーンもカラフルで立体的で、昔からマリオになじみのある大人にとっても今回初めて見る子供にとっても、老若男女問わず誰が見ても楽しめる映画だなぁと思いました。映画の最後には続編をにおわせる様な特別映像があり、次はきっとあのキャラクターがメインなんだろうなという期待もあります。

ハンターキラー 潜航せよ / Hunter Killer
9

新たなる戦艦物語

ジェラルド・バトラー主演の映画。
ロシア領内にてアメリカの海軍潜水艦USSタンパベイが何者かに攻撃され消息を経つ。アメリカ軍上層部は、真相を確かめるために「ジョー・グラス」艦長率いるUSSアーカンソーに派遣を要請する。ジョー・グラスは海軍の兵学校卒ではなく、一兵卒からの叩き上げ、そして海軍中佐。皆のことを、より知っていると語った。
そして、ロシア大統領ザカリンは、北海、コラ半島のフィリョルド奥にあるポリャルヌイ海軍基地を訪れていたが、ドゥロフ国防大臣によりクーデターを起こされ拘束されていた。
これを把握したアメリカは、4名のネイビーシールズに情報収集をしつつ、状況を打開すべく模索をする。交戦により、ロシア潜水艦2機とアメリカ潜水艦1機が沈没をする。攻撃を回避したアーカンソーの更に海底にロシア潜水艦の存在に気づく。
その潜水艦は、館内の中から爆発している。タンパ・ベイを撃墜したかもしれないが、ジョー・グラス艦長は救出を試みる。中に取り残されていたのは、ロシア潜水艦艦長アンドロポフとその他2名。その頃ネイビーシールズ4名は、ポリャルヌイ海軍基地が偵察できる位置についていた。現場を映像にて確認したアメリカ、ジョン・フィスク海軍少将は、ザカリン大統領の救出をする案を立て、任務を受けたアーカンソーは死地へと足を踏み入れるのだった。

ファイナルファンタジーXIV / FINAL FANTASY XIV / FFXIV / FF14
9

遊び方がたくさんある面白い国産ネトゲ

ファイナルファンタジーXIV(以下、FF14)は国内産のオンラインゲームである。
オンラインゲームではあるがストーリーも用意されており、2、3年毎の超大型アップデートで新しい物語が追加されていく。
しかしFF14はストーリーが高い評価を受けていることは確かだが、遊び方はそれだけではない。
メインストーリー上のボスの強化版で8人で挑む「極」やサイドストーリーのボスの強化個体の同じく8人で挑む「零式」と言ったいわゆる高難易度戦闘コンテンツも用意されており、それらは一筋縄では勝てない程に強力である。
それら高難易度はさながら「詰将棋」のようにパターンが決まっているので、どのタイミングでどのアクションをしたら良いのかは大方決まっているが、それを実際に行動に移すのは非常に難しくやり込み要素となっている。
戦闘系以外でもFF14では楽しみ方が他にもあり、アイテムを採取できるギャザラー、製作できるクラフターといった職業もあり、ゲーム内マネーでマーケティングを行うこともできるのである。
中には強い装備に必要な採取アイテム・製作アイテムや、オシャレ装備に必要なそれらもあり、ギャザラー及びクラフターの存在は戦闘するのが得意なプレイヤーにとっても切っても切れない関係であるため需要は高い。
他にもプレイヤーは土地を買い自分の家を建てるといったことも可能で、さながら「ゲームの世界に住む」事も可能である。
ストーリーを楽しんでも良し、高難易度戦闘コンテンツを攻略するも良し、のんびり採取したり物を作ったり家を建てたりしても良し、と様々なプレイヤースタイルに合わせる事ができる為、非常に面白く長く遊べるオンラインゲームである。

ボイス・オブ・ムーン
10

巨匠の遺作

『ボイスオブムーン』は、イタリア映画界の巨匠、フェデリコ・フェリーニの遺作となった作品で、1990年に公開されました。
この映画は、心を病んでいる主人公が井戸から自分を呼んでいる声が聞こえると語っているところから始まります。やがて彼はさまざまな人物と出会いますが、月を捕らえることに成功したというテレビ局の話があり、主人公は元の井戸を見に戻っていくというストーリーです。
この作品には明確なストーリーがありませんが、その代わりにさまざまな思索に観客を導くような仕掛けが施されています。とても幻想的で、晩年のフェリーニの典型的なスタイルの作品です。夢と現実がないまぜになっていて、とても楽しい映画となっています。しかし人生に関して考えさせるような深みもある、懐の深い作品です。
ただこういった作品に関してはあまり理屈っぽく考える必要はないと思います。それよりもフェリーニが生み出した夢幻的な世界に心を遊ばせればよいのです。
フェリーニはある時期以降カッチリとしたストーリーのある映画をあまり撮らなくなりましたが、例外は『ジンジャーとフレッド』また、『ボイスオブムーン』もその典型です。それは心の赴くままに自在な境地で映画を撮りだしたということなのだと思います。
この作品を見ていて気になるのは、主人公をある企みに誘おうとする元知事の存在です。フェリーニは彼を通して俗悪な現代を批判しようとしたのではないかと思います。映画の中では、この元知事は頭のおかしな存在として周りから疎外されているのですが、寧ろおかしいのは周りの人間たちなのではないかとフェリーニは言いたかったような気がします。
このように面白い作品を江湖にお薦めいたします。

ミニオンズ / Minions
10

とにかく可愛い!!

2015年に公開された映画ですがまだ見たことのない人がいたら是非見て欲しい。
とにかくミニオンたちが可愛いんです。怪盗グルーがまだミニオンと出会う前の話となっています。
仲間のためにボスを探す旅にでたケビンとスチュアートとボブの3人組の話です。リーダー気質で他の二人をまとめようとするケビンに、お調子乗りのスチュアート、ただただ可愛いボブ!見ていてハラハラする場面もありますし、本当に可愛いなぁと見てしまう場面もあります。
終始癒されっぱなしでした。新しいボスを見つけた時のミニオンたちの輝いた目は小さい子供を見ている気分になりました。特に印象に残っているシーンは三つあります。
スチュアートがケビンを見て「バナナ!」と言いながらケビンを食べようとするところ。
よほどお腹が空いていたんでしょうがまさか仲間を食べようとするその姿が可愛いんです。
次にまたもやスチュアートが消火栓に向かって口説くシーンです。
その消火栓はミニオンと同じ黄色だったため仲間だと思って調子に乗って口説いたようですが、離れる時は悲しいこえを出しているのを見て仲間が恋しいんだなぁとしみじみ感じました。
最後にボブのシーンなんですが、ボブが王様になったシーンです。
聴衆の前に立ちボブは「キングボーブ!!」と一言、言い放つ時はなぜか自分の子が舞台発表会で頑張っている姿を見ているかのようでした(子供はいませんが)。

とにかく終始癒され、がんばれ!とついつい応援してしまう作品となっております。

ガーンジー島の読書会の秘密
8

美しすぎるガーンジー島とリリー

『ガーンジー島の読書会の秘密』という映画を、ぜひご覧になってください。
秘密とはいっても、謎解きミステリーではありません。
原題のままでは長すぎたんでしょうか、秘密とあるのは邦題だけです。
自然しかない美しい島です。
夜は真っ暗になってしまいます。
現在も、風光明媚な景観を楽しむ観光業が盛んな島です。
物語は、第二次世界大戦中、ドイツ占領下におかれた時代を舞台に、捕虜同然の扱いを受けながらも、喜びや楽しみ、笑い、愛情などの人間らしい感情を失わないために、救いになった読書会の存在を描いたものです。
お互い同じ本や作者を好きだったりすると、途端に親しくなれたりしますよね、本に限らずですが。
そうして強く結びついていった当時のメンバーと、読書会に興味を持ったリリー・ジェームズ扮するロンドン在住の作家が、ひとつの秘密を共有しながら、心を開いていくお話です。
リリーは戦争で両親を亡くした喪失感と、自分だけが幸せになることへの罪悪感のようなものを抱えています。
作家として成功が見えていて、知り合ったばかりのリッチなアメリカ人からプロポーズもされますが、心はすっきり晴れません。
そんな時読書会と出会い、メンバーと深く関わるうちに、自分がきちんと見えてきます。
何をしたいのか、誰と居たいのか。
心穏やかなハッピーエンドでした。

TAXi ダイヤモンド・ミッション
5

カーアクション洋画感想

2019年公開のフランス制作のカーアクションコメディムービーで、リュック・ベッソンの代表作のひとつである「TAXi」シリーズの約12年ぶりの新作となります。
本作では12年ぶりともあって、主人公が一新され、新たにスピード狂の警官シルヴァンと前作までの主人公ダニエルの甥ながらタクシー運転手としては抜けているエディの2人になり、前作ではスピード狂のタクシー運転手ダニエルとドジ警官のエミリアンから立場が変わった形になりました。
主人公が一新されたとはいえ、舞台がマルセイユなのは変わらず、前作の警察署長(というにはお間抜けすぎる…笑)ジベールがマルセイユ市長になっていたり(大丈夫か?マルセイユ…笑)エミリアンの同僚だったアランも所長に就任してたりとこれまでのメインキャラクターも一部登場しており、全体的にコメディタッチ全開な作風や改造プジョーを駆使した強盗団とのド派手なカーアクションなどTAXiらしい見せ場は引き続き存在してるのでその辺りは過去作のファンも安心できるかも。
ただ、監督が変わっているからか(リュック・ベッソンは脚本で参加)序盤は少し露骨な下ネタに頼りすぎかな?っとも思いました。
クライマックスは意外にもプジョーのある意味引退のように描かれ、世代交代を表してるのかな?っと思わせる描写もありました。