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sarunoatama091のレビュー・評価・感想

ONE PIECE / ワンピース
8

ルフィの魅力について

ワンピースの主人公ルフィは、芯のある人情にあふれた人物です。
この作品を通して、自分の信念とは何か、仲間たちとの絆、世の中の問題等様々な事が漫画のストーリーとなって描かれています。
ルフィの行動が突拍子がなく、周りの仲間はみんな巻き込まれてばっかりです。
それでも、ルフィの人柄に心打たれルフィを助けようと、またルフィも仲間や困っている人を助けようとします。
普段は抜けているような発言もあるのに、大切な所は的を得たしっかりした考えを持っています。
そこに感銘を受ける仲間もいます。
行動や考えそのものが面白くて、ルフィの近くにいたいという気持ちがよく分かります。
ストーリーの一つの島ごとの内容が涙するものばっかりです。ぜひ、時間を作って読んでほしい作品です。
思いもよらない伏線が張り巡らされていて、ハラハラドキドキの感覚が続きます。
上には上がいる。この言葉は、各々の人生でも言えることだと思います。
どれだけ頑張っても頂点に立つのは難しい。一つ困難を乗り越えても新しい困難がまた現れます。
小さくステップを踏んで、どんな困難でも乗り越えていけるだけの気持ちや根性を持って生きていくことは人生を張りのあるもの変えてくれるのはないかと思います。
人生のバイブルになる作品です。ぜひ、目を通して下さい。

マルコムX
8

1965年に暗殺された黒人活動家マルコムXの生涯を丁寧に描いた大作伝記映画『マルコムX』

『マルコムX』は1992年公開の米国の伝記劇映画で、アフリカ系米国人の活動家マルコムXの生涯を題材にしています。監督と共同脚本はスパイク・リー、主演はデンゼル・ワシントン、共演者はアンジェラ・バシェット、アルバート・ホール、アル・フリーマンJr、デルロイ・リンドです。リーは脇役でも出演していて、またブラックパンサー党の共同創立者ボビー・シール、アル・シャープトン師、南アの大統領就任直前のネルソン・マンデラがカメオ出演しています。本作は、ワシントンとリーの映画コラボ4作品のうちの2作目にあたります。映画では、マルコムXの生涯の主要なできごとに光をあてて紹介していきます。犯罪者としての経歴、投獄、イスラム教への改宗、ネイションオブイスラムの一員としての聖職、組織からの脱落、ベティXとの結婚、メッカへの巡礼、白人蔑視の反省、そして1965年2月21日の暗殺。父親の死、母の心の病、人種主義の経験などの子ども時代の決定的なできごとがフラッシュバックとして作品の中で構成されています。『マルコムX』の脚本はアレックス・ヘイリーの1965年の著作『マルコムX自伝』に大幅に依拠しています。ヘイリーはマルコムXとのコラボで1963年に『自伝』の著述に手をつけて、マルコムXの死後に完成させました。

ドラゴンクエストX オンライン / DQ10 / ドラクエ10 / Dragon Quest X
8

屈指のMMORPG!食わず嫌いで敬遠していてはもったいない、国民的RPGのオンライン版

国民的RPGであるドラゴンクエストで唯一ナンバリングのMMOが発売されたのは2012年8月2日(Wii版のみ。他機種はそれぞれWii U版が2013年3月30日、Windows版が2013年9月26日)。その後、さらに対応ハードを増やしつつユーザーを獲得した。
旧ドラクエユーザーからは「なぜオンラインでナンバリング作品を作るんだ!」「別タイトルでやってくれ」と非難を浴びた事もあり、賛否両論のままサービス開始された本作だが、筆者は新しい物好きのため、Windows版実装時に早速プレイした。MMORPG未プレイだった事もあり、分からない事だらけで不安もあったがすぐにそのゲーム性に魅了されてしまう。その一部を紹介したい。

・アクション性のある戦闘システム
今作はこれまでのコマンド式システムに加え、リアルタイムに戦闘フィールドを動き回れる。例えば「槍を持つ僧侶だったら、敵から距離を取ってスクルトなどのパーティー補助呪文を使った後に敵に近寄り槍で攻撃する」など、距離やタイミングを自分なりに組みながら戦う事が出来るのだ。
また敵が特定の味方を狙っている場合に、敵と味方の間に入って妨害をする「盾役」など様々な役割や立ち回りも有効となる。これがユーザーに好評で、中にはドラクエ次回作にも導入をしてほしいとの声も多く上がった。

・他ナンバーを超える壮大なストーリー
MMOの特性上、サービス開始から徐々にバージョンアップされていくのだが、特にそのストーリーが秀逸。詳しくは割愛するが、特にバージョン2はこれまでとは一線を画す勇者とその生い立ち、個性的で愛着のわくキャラクターの数々、それらを脅かす魔物や幹部たちが彩る意外なストーリーなど、どれを取っても他ナンバーに引けを取らないいやむしろシリーズ最高に感動するストーリーではないだろうか。未プレイヤーにもぜひバージョン2はやって欲しい。ちゃんとした正統派ドラクエです。

・ユーザーの希望に沿ったアップデート、増えるコンテンツ
どれだけ良作であろうと、ユーザーの不満は存在する。特に徒歩で歩き回るには広くなりすぎたフィールドには辟易した(移動速度を上げる乗り物も存在するが)。そういった点を改善するために、街中の移動が楽になるように旅の扉を設置したり、ルーラする手段を増やすなど運営もアップデートの度に努力を重ねている。また、ストーリー以外にも報酬付きのボス戦、最大8人パーティーでプレイ出来る同盟軍など、楽しめるコンテンツも続々登場している。

他にも、ドラクエ3のようにキャラメイクしたり他のプレイヤーと一緒に旅が出来るなど、オンラインならではの楽しみがこの作品の根幹である事は間違いない。MMOのイメージから敬遠している未プレイヤーや、サービス開始からかなり経っている事もあり引退したプレイヤーなども多い。だが、今からでも遅くはないので是非新規プレイヤーやカムバックプレイヤーが増える事を期待したい。それだけの面白さ、奥深さがこの作品には詰まっている。

戦場のピアニスト / The Pianist
9

胸が苦しくなるけど、とても考えさせられる話

映画「戦場のピアニスト」は、第二次世界大戦下にナチスドイツがユダヤ人を迫害し大量虐殺する時代を、一人のユダヤ人ピアニストが家族との別れ、ピアノとの別れ、理不尽な殺人や暴力に直面しながらも何とか生き延びるという物語です。
ナチスドイツのユダヤ人迫害は負の遺産として有名な話です。それゆえに、観ていて心が苦しくなる場面や、目をつむりたくなるような場面が多くあります。理不尽な殺人や暴力などがリアルに描かれているので、そういう場面を観るのが苦手な人には辛いかもしれません。

オススメポイントは2つあります。
1つ目は主人公のシュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディの演技です。
場面を追うごとに、ユダヤ人が置かれている状況の悲惨さがリアルに伝わる演技には圧倒されます。表情や歩き方、仕草まで本当にその時代を生きているかのようで、シュピルマン本人なのかと錯覚するような、惹き付けられる演技、というよりシュピルマンそのもの。
特に、シュピルマンが病に冒される場面でのブロディの演技には心が締め付けられました。痩せこけ、声も出ないほど弱り果てた姿が目に焼き付いています。本当に演技なのか?と疑いたくなるほどです。
ブロディはこの映画でアカデミー主演男優賞を受賞しています。

2つ目はドイツ陸軍将校ホーゼンフェルトがシュピルマンを救う場面です。
ドイツ軍はユダヤ人を迫害していたまさに当事者です。その当事者が最後の最後にユダヤ人を助けたのです。
街中が破壊され、孤立したシュピルマンが逃げ込んだ建物内で二人は出会います。そこでドイツ軍ホーゼンフェルトはシュピルマンがピアニストだと知り、ピアノを弾くよう促します。ピアノを聴いたホーゼンフェルトはシュピルマンを匿うと約束するのです。

ドイツ軍がユダヤ人を助ける。

シュピルマンのピアノがホーゼンフェルトの心に何かを訴えかけたのか、それともホーゼンフェルトは初めから殺さないつもりだったのか。観た人の想像に委ねられます。

映画「戦場のピアニスト」は、観る者の心に「生きていることは奇跡で尊いことではないか?」と問いかける作品です。

ちょっと今から仕事やめてくる
8

自分のために生きたいと思わせてくれるような作品

まず、この映画を見終わって初めに感じたことは、
『何か新しいことを始めるより、今まで継続してきたことをやめることのほうが多くの勇気がいる』ということです。

さらにこの映画で『やめる』ことの対象は「ちょっと今から仕事やめてくる」とタイトルにもあるように、仕事なのです。
自分の人生にかかわる仕事をやめるということは、とても簡単なことではありません。
先の見えない真っ暗闇に飛び込むようなものだと思います。

この映画の主人公である青山(工藤 阿須加)は、いわゆるブラック企業に勤務しており、ノルマ・長時間労働・上司からのパワハラに精神が追いつめられる日々を送っていました。そんな日々を送っていた青山は、ある日疲労のあまり駅で電車にはねられそうになってしまうのですが、そんな青山を助けたのは幼馴染のヤマモト(福士 蒼汰)と名乗る男でした。しかし青山はヤマモトのことを覚えていませんでしたが、ヤマモトの強引なペースに乗せられ一緒に過ごすようになりました。

そこから始まるストーリーなのですが、青山はどのようにして『仕事』という一種の呪いから抜け出すことができるのか、そしてヤマモトという男はいったい何者なのか、ストーリーが進むにつれ分かっていきます。そして最後にはとてもすっきりした気持ちになりました。

自分の人生を見つめなおして、今からの人生を自分のために生きたいと思えるような作品でした。

マイ・インターン / The Intern
8

女社長とシニアインターンの凸凹コンビが最高!

舞台はニューヨーク。
『アン・ハサウェイ』演じる『ジュールズ・オースティン』は、1児の母であり、オンライン販売アパレル会社の社長。
一方、『ロバート・デニーロ』が演じるのは、定年退職後妻を亡くし、時間をもてあましながらも人生に再びやりがいを求めている『ベン』という男性だ。
ある日、ベンはスーパーで買い物をした帰りに、ジュールズの会社のシニアインターンのチラシに目を止める。
前述のとおり、人生に再びやりがいを求めていたベンは、すぐに応募し、そして、見事採用されることになった。
ジュールズとベンは性別も年齢も立場も違うけれど、様々な問題に立ち向かっていく中でお互いに尊敬しあい、打ち解けていく。
今、このレビューを書いている私も、幼い子を持つ母。
社会人として、女性として。
自ら会社を立ち上げて成功を収め、公私ともにいつも全力投球なジュールズにとても憧れる。
また、年齢や性別など関係なく、誰からも好かれ、仕事でもプライベートでも頼りにされているベンの人柄も、本当に素晴らしい。
作中では様々な事件が起こるが、個人的に好きなシーンは、ジュールズが実の母親の悪口を綴ったメールを本人に誤送信してしまい、ベンが会社の同僚と彼女の家に忍びこんでPCを開き、メールを削除しにいくシーン。
ヒヤヒヤしながらも笑ってしまった。
ジャンルはコメディ?なのだが、見終わったときはなんだか心があたたまっている気がします。