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peche3m0m03のレビュー・評価・感想

Snow Man / スノーマン
10

Snow Manのココがオススメ!

まず、「Snow Man」というグループについて、簡単に紹介させて頂きます。
Snow Manは滝沢秀明が初めてプロデュースするグループとして、2020年1月22日にSixTONESと同時にデビューを果たしたグループです。
その時のファーストシングル『D.D.』から圧倒的なダンスパフォーマンスを魅せ、Snow Man=ダンスがうまいというイメージが定着した方も多かったと思います。
他のジャニーズのグループと比べてにダンスのうまさが異常という意見も多いのですが、年間約200以上のステージに出演し、自主練も欠かさないという事ですので、普段からの努力の賜物と言えるのではないでしょうか。
その後も得意のアクロバットを盛り込んだダンスをふんだんに取り入れた『Grandeur』や『Stories』はもちろん、『KISSIN'MY LIPS』『Secret Touch』などのアダルトな魅力を取り入れた曲にも挑戦しており、さらにファン層を広める事に成功しています。

Snow Manは今では華々しく活躍していますが、その過去には中々デビュー出来ず、先輩のバックでしか踊れなかったという辛い時期もありました。
『D.D.』の歌詞にも「Two steps forward, One step back」「Three steps forward, Two steps back」とある通り、デビューに向けて精一杯歩んできたSnow Manの強い想いが見て取れます。

Snow Manは先述させて頂いた通り、色々な種類の楽曲を出しているのでまだ聞いた事のない人でも必ずハマるものがあると思います。
そして、そこからSnow Manという沼にハマってしまう事もかなりの確率であるかと思いますので、一度アルバムを借りて聞いてみる事をオススメします。

青空エール / YELL FOR THE BLUE SKY / Aozora Yell
10

吹奏楽部と野球部の青春ストーリー

この漫画の主人公の小野つばさは、甲子園のアルプススタンドでのブラスバンドの姿に憧れを抱き続け、高校入学後、吹奏楽部に入部します。初心者のつばさは、吹奏楽部の練習にとても難儀します。そんなとき、いつもつばさを励ましてくれていた人がいました。その人は、野球部の山田大介でした。吹奏楽で全国を目指すつばさと、甲子園を目指す大介、そしてその仲間たちが繰り広げる青春感動ストーリーです。初心者という壁を、ひたむきな努力で乗り越えていくつばさのパワーを感じ、一生懸命な姿に心を打たれます。
『青空エール』の漫画の中には、数々の青春を熱く感じさせるような感動的な名言があります。わたしが特に気に入っているセリフは主に2つあります。1つ目は、第16巻の「何かを目指せば、つらいこと思いどおりにいかないこと、みんなにあるだろう。それでもあきらめないで前を向いた先にだけ、可能性はあるんだろう。」です。2つ目は、第18巻の「ずっとがんばる大介くんの姿が私に力をくれていたよ。今までずっとありがとう。次は私ががんばる。」です。
この漫画は、大人でも楽しめる漫画だと思います。なぜなら、忘れかけていた青春時代の熱い気持ちを思い出させてくれるからです。

グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki
8

強さをの中にあるモノ

秋田書店からの連載漫画『グラップラー刃牙』。
グラップラー刃牙の魅力のひとつといえばまさに戦闘シーンであろう。
「漢」達が拳ひとつで戦い、単純明快にとにかく誰が最強の「漢」であるか競うという漫画である。
男子ならだれもが通るであろう強さとはという表現が非常に独特なタッチの絵で描かれているのが最大の魅力だ。
様々な格闘家が東京ドームの地下に設立された闘技場に集結し、そこでトーナメント方式で戦いは行われる。
ある者は敗れ、ある者は勝ち進んでいく。
プロレスラーやボクサー、中国拳法からヤクザまで様々な力自慢や格闘技経験者から最強を求めて集い、殴り合いが行われるまさに今でいう地下格闘技の走りである。
この戦闘の描写が最大のウリでありまさにリアルで激しく痛々しく、読みながら思わず顔をしかめてしまい胸の鼓動を感じてしまいそうなほどである。
しかし、ただ殴り合いの描写だけではなく、一人ひとりのバックボーンやなぜ戦わなきゃいけないのか、その意味を考えさせられるシーンなども多々ある。
父親の為、弟の為、道場を守る為、お金の為、名誉の為などキャラが一人ひとり立っているからこそ感情が入り、こんなにも興奮し熱くさせられる作品なのだろう。
男子に生まれたのなら一度は読んで頂きたい漫画のひとつである。

大神
10

和の心が詰まった不屈の名作

『大神』はプレステ2向けのソフトとして発売されたのが最初でした。
その後高画質版が発売され、Nintendo Switchに移植されるなど、何度となく世に同タイトルが生み出されてきました。この事からもいかに評価されている作品かお分かりいただけると思います。
私がこの作品でオススメしたいポイントは3つあります。
1つ目は「音楽」和楽器をベースに奏でられる音楽は、筆で描かれたような世界観と相まって和の世界を見事に表現しています。純粋に音楽としても素晴らしいのですが、音楽の使い方がとても見事なのです。例えば、主人公であるアマ公ことアマテラスオオミカミが冒険するフィールドは、最初妖怪の邪気に汚染された状態になっています。物語が進み新たな地に踏み込むたび、まずはその邪気にまみれた大地を進み、「大神おろし」を行って邪気を払う必要があるのです。この邪気にまみれたフィールドでの音楽は、使用される楽器数を少なめに物悲しい雰囲気を漂わせています。それが「大神おろし」を行うと一変します。ベースとなる音楽は同じなのですが、楽器数が増え、とても晴れやかな、本来の生命力あふれる大地を思わせるような音楽に変わるのです(余談ですが大神おろしもとても美しい映像なので、そちらもおすすめです)。映像だけでなく音楽にも変化を付けることで、邪気を払う前後の変化をより強く感じられると思います。そういった「音楽による気持ちの盛り上げ」が本当に絶妙なのです。
2つ目は「主人公が犬であること」です。本作の主人公アマテラスオオミカミは、白い犬の姿をしています。犬の姿とはいえ偉大な神様なわけですが、登場時からあまり自覚がなさそうな、どこか抜けたところがあるのです。純粋に犬が冒険を楽しんでいるようなほのぼのした雰囲気を楽しめるのですが、困っている人を助けたり、妖怪の親玉を退治するときは別人(別犬)のような頼もしさも見せます。その緩急にとても愛着が湧くのです。本作は日本神話をベースにした神様の物語ですが、人の姿をしていない事で「見えない力」「知らないところで守ってくれている存在」というあやふやな物が落とし込みやすくなっていると感じます。犬好きな人にはとてもオススメですし、犬が好きでなくても動物が好きな人、自然が好きな人にはオススメできるポイントです。
3つ目は「ストーリー」です。日本神話がベースであると前述しましたが、あまり詳しくない私でも多少知っている名前が出てくるくらい有名な名前がたくさん出てきます。日本神話と言われて難しそう、と思う方もいるかも知れませんが全くそんなことはなく、分かりやすい構成になっています。日本に昔から八百万の神という考え方があるように、様々な神様が登場するのですが、それぞれが個性を持っており、またそれがとても親しみを持てるのです。人だけでなく全てのいきとしいけるものに「アマテラスオオミカミとして」触れながら冒険を続け、そしてたどり着く最終地点で、アマ公は強大な敵と対峙することになります。その姿に涙が止まらなかったプレイヤーも多かったのではないでしょうか。このゲームを通して、最終局面を迎えて、私は神様ってこんなふうに、私達の知らないところで守ってくれているのかも、と思えました。是非この物語は実際にプレイして、感じてほしいと思います。
私は日本人らしい気持ちをこのゲームを通して思い出せた気がしますし。そんな堅苦しいこと抜きに、「優しい気持ちになれるゲーム」だと思います。
和テイストが好きな方、生き物が好きな方、ちょっと心が疲れ気味な方に是非オススメしたいゲームです。

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
7

最新のジャンプマンガ

2013年から週刊少年ジャンプで連載を開始した葦原大介による漫画「ワールドトリガー」は、異世界からの侵略者である「ネイバー」と、ネイバーの攻撃から人類を守ろうとする防衛組織「ボーダー」の戦いを描くSFアクションだ。主人公である三雲修の通う学校に、外国人のような謎の少年・空閑遊真が転校してくることから物語は始まる。2019年からは月刊誌であるジャンプスクエアに移籍し、一話ごとの完成度がより高くなっている。
作品設定だけを見ると、今までの少年漫画で数多く焼き直されてきた、ありがちで平凡なストーリーに思えるが、2人の少年を中心人物に据えて、その異なる世界から戦争を見つめていき、互いが協力しあいながらも、その出生や産まれた世界で悩んでいくという、繊細なストーリー構造を持った作品だ。また画風も今までのジャンプにはない、スッキリとした描線やアクション描写を特徴としていて、ジャンプの物語構造を踏襲しながらも、少年マンガ界全体の流行をうまく取り入れた完成度の高い連載作品となっている。
また展開される物語の世界観がしっかりしていて、淡白な絵柄ながらもその裏にある世界をはっきりとイメージしながら読み進められるのも大きな魅力の一つだ。
大掛かりな謎解きや伏線の回収などダイナミックな動きこそ無いが、毎話ごとの完成度や、応援したくなる丁寧な人物描写が魅力の作品。構成力にも優れ、飽きることなく読み進められる。これからの展開が楽しみである。