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mononokuro11265のレビュー・評価・感想

hyde
10

「L'Arc~en~Ciel」のボーカルが魅せる、ラルクとは全く違う独特な「静」と「動」の世界

「hyde」が「L'Arc~en~Ciel」のボーカルということはあまりにも有名だが、意外と彼のソロの曲を聞いたことがある人は少ないのではないだろうか。
彼は「ラルクは大きな船。動かすには何人もの仲間が必要で、動き出すのも時間がかかる。ソロはその点身軽で、自分で決めないといけない部分が多いがサッと動ける」とインタビューで話していたことがある。

彼がソロを始めた理由は「自分だけの世界観でアルバムを作ってみたい」からであった。今となってはラルクは全員がソロ活動を行っているが、言い出しっぺはhydeだった。ラルクだと、どうしても他のメンバーの世界が入る。その点ソロは自分だけの理想を追うことができる。何年も構想し、作り上げた彼の作品がファーストアルバム『ROENTGEN』である。
『ROENTGEN』は「静」のアルバムで、hydeは「このクオリティのものは次は10年以上経たないと作れない」と言った。
2022年でソロデュー20年を迎えたが、この「静」の世界観のアルバムはリリースされていないままだ。しかしこの世界観を大切にするhydeは、20年経ったにも関わらずこのアルバムのツアーを敢行している。よっぽど思い入れがあるのだろう。

その後、彼のソロ活動は「動」の世界へ入る。ハードなロックミュージックの世界である。ライブハウスで演奏されることを想定し、ヘドバン・モッシュ・ダイブまで巻き起こす曲調の激しさは、ラルクと比べても圧倒的に激しすぎる世界観だ。あまりに大きなこの振り幅も、彼のソロ活動の魅力である。それはやがて「VAMPS」というユニットに繋がっていく。
VAMPSが動いていた時は一旦活動を停止したhydeは、VAMPS停止後にまた動き出す。その動き出しも『ANTI』という「動」の世界観のアルバムだった。

パンデミックが起こっても彼の活動は止まらず、「静」と「動」を使い分けながら音楽を鳴らすことをやめなかった。その姿はやがて後輩ミュージシャンにも大きな影響を与え、出身地である和歌山県にhydeの電車を走らせるまでに至ったのである。

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
10

ダークファンタジーな世界観が好きな方におすすめ!荒廃した世界で少女が旅をする2DアクションRPG『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』

『ENDER LILIES』の個人的に一番おすすめできるポイントはその世界観。突然降り始めた「死の雨」によって生き物はすべて生ける屍「穢者(けもの)」へと変わり果て、王国は滅びてしまう。プレイヤーは、ある教会の中で目を覚ました、記憶を失った少女と少女の味方である「黒衣の騎士」を操作して、この絶望に満ちた世界で旅をする。操作性が良いのもこのゲームの特徴の一つだ。普段から2Dアクションゲームをプレイしている方ならすぐにキャラを自由に動かせるし、普段そこまでゲームをしないような方でも直感的に動かせる操作性が良い。難易度はある程度高くて、いわゆる「死にげー」と呼ばれるジャンルに入ると思われる。ボスの一撃はかなり痛いし道中のザコでも油断していると普通に負けたりもする。ただし、このゲームでは死んだときに発生するペナルティなどは一切なく、最後に休憩したレストポイントに戻されるだけというのはかなり嬉しい。ボス戦は初見で倒せるほど簡単ではなく、しかし何度も挑戦していればボスの動きをなんとなく理解できて、次第にうまく攻略できるといったプレイヤー自身の成長を感じられる良い難易度だと感じた。また、倒したボスの使っていたスキルが使えたりとなかなかプレイしていてわくわくできるポイントが多い。とにかくダークファンタジーな世界観が好きな方には特におすすめできる一本だ。

俺物語!! / My Love Story!!
8

永野芽郁ちゃんの可愛さと鈴木亮平さんの熱演が魅力(実写映画レビュー)

俺物語は、2015年に制作された日本の映画です。
私にとっては、永野芽郁さんの存在を初めて知り、この映画を見ることですっかりとファンになってしまった作品です。
また、イケメン俳優として有名な鈴木亮平さんがこの映画のキャラ作りのために、数十キロも太ったという熱の入った作品です。
最初にこの映画を見た時は、出演している主演男子が鈴木亮平さんと気が付かなかったほどです。
そして、トコトンブサイク男子に徹しているところが、役者魂を感じました。
大まかなあらすじは、永野芽郁さん演じる大和凛子がチンピラに絡まれているところを、鈴木亮平さん演じる剛田猛男が助け、凛子は猛男に一目惚れします。
しかし、自分がブサイクであることを自覚している猛男は、一緒にいた坂口健太郎演じる砂川誠に惚れているに違いないと勘違い。
それ以来、勘違いを引きずったまま、猛男と誠と凛子は三人でデートのような物を繰り返します。
この映画の面白いところは、猛男も凛子も恋愛に関して経験がないところと、本気で凛子は猛男のことをかっこいいと思っているところ。
凛子が遊園地デートで友達に、猛男を堂々とイケメンとして紹介するところは笑えると同時に爽やかでした。
ラストは、誠の機転で二人はお互いの気持ちに気がつくのですが、橋の上で猛男が凛子に大声で「好きだー!」と叫ぶところは感動的でした。

トラペジウム
3

思ったより普通

『トラペジウム』は現役トップアイドルである乃木坂46の一期生メンバー、『高山一実』が雑誌『ダ・ヴィンチ』にて連載していた小説。ストーリーは、絶対にアイドルになりたい高校一年生の『東ゆう』が、その地方の東西南北の美少女を仲間にしてアイドルになっていく物語である。アイドルや美少女は他人からきらびやかなイメージを抱かれやすいと思うが、作者の高山一実も美少女でありアイドルなので、アイドルや美少女にしかわからない苦悩や困難などが描かれていた。20万部も売れた小説ということで期待していたが内容は飛び抜けて面白いということではなく、思ったより普通だった。現役トップアイドルである乃木坂のメンバーのためファンもとても多いため、そのファンが買ったのかと思った。しかし、女性が描いたこともあって、女性特有の悩みやグループ意識などについて描かれていたところもあり、そういったところは興味深く読むことができた。この作品から学べるのは、自分がやりたいことを実現するということはもちろん簡単なことではなく、自分が精一杯努力したとしても、やりたいことが必ずしもできるわけではないということだ。夢の大切さ、そして実現することの難しさを再確認することができる作品だ。

Duran Duran / デュラン・デュラン
8

若い人から年配の方にもおすすめです。

イギリス出身のロックバンドです。
1978年に結成し、1980年にサイモン・ル・ボンのボーカルが決まって、最初の基本メンバー編成となりました。

1981年にファーストアルバム『デュラン・デュラン』を発表し、その美しい風貌と新しいリズム感に、1980年代のニューロマンティック・ムーブメントの火付け役となります。
各国ツアーも精力的に行い、ビルボード・チャートでは「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」が最高位3位を記録しました。その後も「ユニオン・オブ・ザ・スネイク」などヒット作を次々と出し、ゴールドディスク・プラチナディスクも多数ゲット、独自のファッション性と音楽で世界に名を知らしめました。

その後メンバーは少し変化したものの、2000年代に入り初期のメンバーで再結成をし、2004年の『アストロノート』など何枚かアルバムも出しています。2015年には『Paper Gods』を発表しています。

日本にもコンサートに多数訪れています。昔ファンだった方は、今でも変わらない"デュランデュラン"らしい曲調と歌声が嬉しいですし、初めての方にも気軽に聞けるポップな内容となっていてオススメです。5年ぶりの新アルバムを2020年にリリースする予定のようでしたが…。