ダークファンタジーな世界観が好きな方におすすめ!荒廃した世界で少女が旅をする2DアクションRPG『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』
『ENDER LILIES』の個人的に一番おすすめできるポイントはその世界観。突然降り始めた「死の雨」によって生き物はすべて生ける屍「穢者(けもの)」へと変わり果て、王国は滅びてしまう。プレイヤーは、ある教会の中で目を覚ました、記憶を失った少女と少女の味方である「黒衣の騎士」を操作して、この絶望に満ちた世界で旅をする。操作性が良いのもこのゲームの特徴の一つだ。普段から2Dアクションゲームをプレイしている方ならすぐにキャラを自由に動かせるし、普段そこまでゲームをしないような方でも直感的に動かせる操作性が良い。難易度はある程度高くて、いわゆる「死にげー」と呼ばれるジャンルに入ると思われる。ボスの一撃はかなり痛いし道中のザコでも油断していると普通に負けたりもする。ただし、このゲームでは死んだときに発生するペナルティなどは一切なく、最後に休憩したレストポイントに戻されるだけというのはかなり嬉しい。ボス戦は初見で倒せるほど簡単ではなく、しかし何度も挑戦していればボスの動きをなんとなく理解できて、次第にうまく攻略できるといったプレイヤー自身の成長を感じられる良い難易度だと感じた。また、倒したボスの使っていたスキルが使えたりとなかなかプレイしていてわくわくできるポイントが多い。とにかくダークファンタジーな世界観が好きな方には特におすすめできる一本だ。