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@kuro_77
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kuro_77

kuro_77のレビュー・評価・感想

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

読んでるだけで元気になります!

ネタバレ含みますので、読む方はご注意ください。

はっきり言います。
最高の漫画です。読みやすくて読むのが止まりません。何回読んでも飽きない。
そして元気をもらえる最高の漫画です。

主人公の桜木花道が、初心者でも努力すればここまでできると言ってくれています。

不良少年の桜木花道が、ふしだらな恋心でバスケ部に入部するんですが、
毎日ケンカばかりだった男がバスケの魅力というかスポーツの魅力に取りつかれて恋愛ではなく、
単純にバスケがうまくなりたいために、誰よりも努力してチームのなくてはならない存在になります。
その姿が、日頃何も変わらない日常に「努力すればなんでもできる」という勇気をくれます。

最後の山王戦で「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? オレは………オレは今なんだよ!!」この言葉にしびれました。
皆さんも努力していますか?全力で何か取り組んだことがありますか?
これを読むだけで何かに全力で取り組めば、何かが生まれるんじゃないかとそんな気がします。

泣けるシーン、燃えるシーン、名言が数多くあります。

私が一番好きなシーンはゴリと三井が拳を合わせるシーンです。
二人ともボロボロの状態で、やっと協力してシュートを決めた瞬間です。
そして小暮の名言。
「2年間も待たせやがって…」

もうなんとも言えないです。最高です。

長々と書きましたが古いマンガなので、今みたいな綺麗な絵から始まらないので最近の方はとっつきにくいかもしれませんが、是非読んでみてください!

イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man
10

ただのコメディじゃ終わらない!「イエスマン “YES”は人生のパスワード」

コメディ映画で大人気のジム・キャリーが主演の映画「イエスマン “YES“は人生のパスワード」。さすがの表現力で笑いと勇気をもらえる大人気作品です。
何事にも「NO」と答える主人公カールは、ひょんなことからとあるセミナーに参加します。そこでの教えは「意味のある人生を送るための、唯一のルールは、全てのことに「YES」ということ」。そのセミナーに感銘を受けたカールは、その日から過剰なまでにそのルールを守り破天荒な日々が始まります。「NO」というばかりだった頃からは考えられないような仲間に出会い、恋をする。そんなラブコメディです。
なんて極端な性格なんだ…と思うほど振り切り方がすごくて、思わず突っ込みたくなるようなシーンもたくさん。それでも、色々なことに挑戦するカールの姿をみていると、自分も失敗を恐れずに何かに挑戦してみよう!と前向きな気持ちになります。
とにかく笑えるシーンの多い映画ですが、ただのコメディではないのです。刺激的な日々を送り、それを一緒に楽しめる恋人がいる。そのきっかけは変なセミナーを過剰に信じたことでも、彼はその自分に課したルールのおかげで、今までの自分では考えられないようなことに挑戦しました。それが彼自信にとって最高に楽しくて幸せな日々を見つけるきっかけとなったのです。何か新しいことを始めるには勇気がいるし、不安もあります。そのせいで夢や願望を自分なんか…と諦めてしまう人も多いと思います。どんな小さな挑戦でもいいから、やりたいことがあるなら挑戦すべき。失敗しても周りに変な人だと思われても関係ない。自分が楽しんでいればきっと自分にとって後悔のない人生になる。こんなに笑えてなおかつ人生の教訓となるような映画はなかなかないのではないでしょうか。

サカナクション / Sakanaction
10

ハマればハマるほど、好きな曲が変化していく

とにかくファン思いのバンドです。サカナクションに「オシャレなバンド」「意識高そう」などのイメージを持つ人が多いですが、それ以上に本人たちはお茶目です。チケットの高額転売を撲滅するために活動していたり、ライブがない期間でもインスタライブやYouTubeなどのコンテンツで楽しませてくれます。センスの高そうな見た目に対するバンドメンバーのお茶目加減に良いギャップを感じます。
また、ライブの演出が綺麗です。レーザー(照明)を沢山使ったり、布を浮かばせたり、特殊なマッピングを使ったりと、飽きさせません。
曲は盛り上がる系と落ち着いてる系の差が凄いです。タイアップ曲(新宝島が代表的)はハズレがないと言っていいほど、中毒になるような面白い曲ばかりです。逆に、落ち着くバラードめの曲はどこか鬱々としていて、心地いい暗さを感じます。最初は盛り上がる曲やクラブミュージック系でサカナクションにハマりますが、だんだん色々な曲を聴いていくうちに落ち着いている曲を求めるようになってきます。実際に、サカナクションが10周年ライブで発表した「あなた(ファン)が選ぶサカナクションの名曲」トップ10では、7位まで大きく盛り上がるような曲はランクインしていません。盛り上がる曲でファンを増やして、ジワジワと落ち着いた曲で着実にファンを魅了しているところが好きです。

賭ケグルイ / Kakegurui - Compulsive Gambler
10

久しぶりのゾクゾクするアニメ

久しぶりに見たゾクゾクするアニメ。
ヒロインは黒髪ロングの綺麗な女性。舞台は、大切なことはカジノで決める・カジノの勝者が支配者と言った、名門校です。ヒロインの蛇喰夢子はカジノ狂で、その学校で番狂わせを起こしていきます。アニメでは、次々と面白いゲームが出てきますが、カジノを知らなくても理解できるような優しいルール説明を入れてくれます。このアニメでは、イカサマも気づかれなければ実力のうち、というのがあって、種明かしも非常に面白い物になっています。また、ゲーム中に爽快とも言えるほどの顔芸がたまらなく面白いです。見終わったあとは、ギャンブルがしたくなる、なんとも言えない気持ちになりました(笑)。
それぞれのキャラクターがかなり個性豊かで、いろんな意味で狂っています。まともなのは、ヒロインにくっついている主人公くらい(笑)。
第1シーズンでは、ヒロインが、現在の生徒会メンバーと次々と対戦していくんですが、イカサマを見破る時が一番スカッとします。
第2シーズンでは、生徒会長の座をかけて、現在の生徒会長の親族が一気に転校し、カジノで投票権を争います。
1度見始めたら止まらず、アニメはシーズン2まで見ましたが、1週間で見終わってしまうと思います。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

夢を叶えた

観る前には興業成績や他人の口コミ、ミュージカル調のラブストーリーという前知識によって敬遠していました。
しかし見はじめてすぐに、オープニングの高速の場面ですぐに引き込まれてしまいました。あの色彩や音楽、爽快感。すぐにでも一緒になって踊り出したくなるような躍動感。映画館で生で観なかった事を悔やんだ程です。
内容は夢を追いながらも様々な壁にぶつかりもがいている若い男女が出会い、惹かれあい、すれ違いながら成長していくというありきたりなストーリーです。しかしそこの見せ方や映像美、結末など特筆すべき点が様々ありました。

二人は互いの夢を追いながらその過程で互いのことを思いやれずすれ違ってしまいます。しかし一緒に高めあい、励まし合い、一種ライバルのように切磋琢磨出来たことにより、互いの夢を叶えることが出来ました。二人の人生がある地点で一瞬、激しく交わったからこそ回りの人間に否定されたり、侮蔑されていた夢を叶えるに至りました。この物語はラブストーリーという観点からはハッピーエンドとは言えないかもしれません。しかし夢を追う物語としては完全なハッピーエンドであり、改めて物語というのはそれを見る観点や立場、切り取りかたで違った見せ方をするものなのだと思いました。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
8

ギャングスターへの道

イタリアのネアポリスに住む「ジョルノ・ジョバァーナ」はギャングスターになるべくあるギャング組織、「パッショーネ」に入団し「ブチャラティ」を初めとする仲間たちと信頼を築く。そしてそこのボスを倒し、組織を乗っ取るという野望を叶える物語である。
ジョルノ達仲間は組織をのし上がっていく過程で「トリッシュ・ウナ」というボスの娘を護衛せよという司令を言い渡され、そこから物語は加速する。ボスの娘を狙っている暗殺チームからジョルノ達は狙われ攻撃されるもトリッシュを守りきって見せた。しかしボスがトリッシュを護衛させる理由は
娘を守るではなく、自分で確実に始末するためだったことを知ったブチャラティは組織を裏切りボスを倒すと決意する。ここで組織をのし上がっていくという形から本格的に組織を乗っ取る戦いが始まる。組織の精鋭がジョルノ達を襲い仲間たちは次々と倒れていくが、ジョルノは最後の最後でボスである「ディアボロ」を倒し晴れてパッショーネのボスになりギャングスターの夢を叶えた。
と大まかな物語の構図である。この5部は3部から始まった「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる精神を具現化した超能力者同士のバトル漫画である。例えば主人公であるジョルノは「ゴールドエクスペリエンス」という物体に生命を与えるスタンド能力を有している。この能力は色々な応用方法があり、旅行者のキャリーケースをカエルに変えて盗んだり地面叩き木を生み出し高いところに登るといった多様な方法がある。物語中盤で体の部品を作るという応用技を覚えて以降、チームのヒーラー的ポジションにもなり非常に優秀な能力である。ボスとの最終決戦では「スタンドの矢」の真の能力により「スタンド」は「レクイエム」に進化してボスを倒した。能力は動作や意志をゼロに戻すという能力。これによりボスである「ディアボロ」の時飛ばしや未来を見る能力も最初から無かったことにされ敗北。しかもその死すらレクイエムの能力により無かったことにされるため永遠に死に続けるという無敵の能力である。
他にも強く、面白い能力のスタンドやキャラがいるのでぜひ読んで見てほしい。それにこの5部は他の部と違い単品で読んでもソコソコ内容が分かるということが読みやすい1つの理由である。ほかの部は前作の掘り下げや大人になった姿も出てきて前の話をわかっている前提で物語が進むため初心者は最初から読まないと内容が分からない点が幾つもある。しかしこの第5部はほかの部と違いほぼ独立した物語であるため5部だけ読んでも内容は理解出来る(それでも前作のキャラや設定が出てこない訳では無いため前作を読んでいた方が内容は理解出来る)。
自分が1番読んでいて面白かった話はまだトリッシュを護衛していて暗殺チームの1人、「ギアッチョ」と戦っている場面である。一瞬で物や人を凍らせることができる能力でありシンプルながら強い能力である。しかしこれを仲間である「グイード・ミスタ」と協力し倒す。ギアッチョの破天荒な性格、ミスタの覚悟、ジョルノの無駄無駄ラッシュなど戦闘や口上もかっこいいためおすすめの回である。
本来は10点をあげたいところではあるが最終決戦であるディアボロとの戦いがいまいち初見では理解できない戦闘であったため少しマイナス点をつけた。それまでの話や戦闘が面白く白熱していた分最終決戦が普通だったため少し締りの悪い展開となってしまったため8点とした。