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fpsplayer1997のレビュー・評価・感想

パラサイト(1998年の映画)
10

海外のハイスクールの代表作です。若きイライジャ・ウッドとジョシュ・ハートネットの共演も見所です。

シリーズ物以外で一番好きな洋画です。20代前半のイライジャ・ウッドとジョシュ・ハートネットの格好よさが飛び抜けています。大人になった今でも楽しむ事ができ、海外のハイスクールの要素がたっぷり詰まった作品なので、日本人は憧れると思います。

例えばアメリカンフットボールのエースはチアリーダー部の一番の美人と付き合う風習や、舞台はオハイオ州の田舎の高校ですが、ヤンチャな学生は車で通学していたりします。ただ作品のジャンルはあくまでサイコホラーに含まれる為、冒頭の10分の段階で判断して、観るのを止めないように注意していただきたいです。

タイトルの「パラサイト」というのは和名ですが、寄生虫という意味です。海洋系の寄生虫なので、水分を多く含んだ人間に寄生し身体を乗っ取ります。耳や口、鼻から寄生された人は人格が変わり、大量に水を摂取するようになるのが大きな特徴です。
パラサイトは主に権力を持った教職員からターゲットに寄生し、のちに1日半で学校の生徒の大半が寄生されます。そこに立ち向かう男女各3人ずつの計6人が主人公になります。
しかし実はこの6人の中に寄生虫の親玉がいることがラストに発覚し、親玉を倒さない限り、寄生した人達を助けられません。終わり方はすごく幸せな気持ちになる作品なのでオススメです。

宮本浩次 / ミヤジ
8

情熱的な歌声で魅了する日本の音楽界の代表者

宮本浩次は、1966年6月12日に東京都北区赤羽で生まれた日本を代表するミュージシャンの1人です。彼はヴォーカリスト、ギタリスト、作曲家といった様々な顔を持ち、ロックバンド「エレファントカシマシ」のボーカルとしても活躍しています。情熱に満ちた力強い歌声で知られる彼は、日本の音楽界における重要な人物です。

宮本浩次の歌声は圧倒的な魅力を放ち、熱情と力に満ちた歌唱は、聴衆の心を深く揺り動かします。彼の声は磁力があり、情感豊かで、1度聴いたら忘れられないほど心に残ります。ロック、フォーク、ポップスなど、どんなジャンルの曲でも彼の歌声は際立ち、聴く者を魅了し、深く引き込んでくれるのです。

音楽スタイルが多岐にわたる宮本浩次は、感動的なフォークソングを作曲するだけでなく、熱いロックの情感も表現できる才能を持っています。さらに、音楽的な才能だけでなく、文学的な才能も兼ね備えており、彼の歌詞には、詩的で意味深なメッセージが込められています。自分自身や社会、人生の意味といった深遠な哲学的テーマを探求する歌詞は、聴く人の心を揺さぶる力があります。
これらの理由から、彼の音楽作品はファンだけでなく、多くの人々から賞賛と高い評価を受けています。彼の作品は日本国内はもちろん、世界中の音楽ファンから愛され続けているのです。

宮本浩次は熱く力強い歌声と幅広い音楽スタイルによって、日本の音楽界にとって欠かすことのできない存在となりました。彼の音楽作品は人々を魅了するだけでなく、心を揺さぶり、音楽を通じて感動する気持ちや、精神的な喜びを与えてくれます。

ポケモンカードGB
8

懐かしのポケモンカードとの邂逅

ポケットモンスターという巨大なコンテンツにおいて、人気が過熱しているのがポケモンカードです。
コロナ以降はコレクション需要が高まり、「旧裏」と呼ばれる初期のカードは高額で取引されることもあります。
そんな手に入りづらくなったカードを、ゲーム内で使って遊べるというのが、このゲームの大きな魅力の一つです。
ポケモンカードは、元々のゲームである「ポケットモンスター」を基に作成されており、「進化」という要素がある点が、他のカードゲームとの大きな違いの一つです。
例えば「ピカチュウ」のままでは弱いですが、「ライチュウ」に進化させることで強くなります。
この「進化」という要素が、当時のプレイヤーだった子供たちを苦しめる要因の一つになったと予想しています。
それは、「進化カード」を揃えなければ強くなれないという点です。
例えば「リザードン」は非常に強力なカードですが、1枚だけ持っていてもなかなか使えません。
しっかり使えるようにするには進化前の「ヒトカゲ」を「リザード」に進化させ、その後さらに「リザードン」に進化する過程が必要になります。
ポケモンカードは60枚用意しなければゲームを始められないため、仮にリザードンを1枚持っていても、試合中に手札に来るかどうかわかりません。それぞれ最低3,4枚は用意し、進化をサポートするカードも集めて、となるとかなりの費用が必要になります。
当時の子供たちのお小遣いではどうしても用意できません。
そんな悩みを解決できるのも、ポケモンカードGBの大きなメリットでしょう。
開始時にあらかじめデッキを用意してくれ、敵を倒せばカードが手に入る夢のような環境です。
最終的に一番強いデッキは「進化ポケモン」を入れないことになってしまうのが難点というか悲しい点ですが、ポケモンカードを満喫するためには非常にいいツールと思われます。

宝石の国 / Land of the Lustrous
9

無機質で、混沌とした残酷な世界「宝石の国」

宝石の国は名前の通り、「宝石」達が暮らす世界。
身体は鉱石、内包する微生物のインクルージョンが各々の性格や記憶といった部分に左右される不死の生物が主人公です。
彼は「フォスフォフィライト」であり、周囲の宝石からは「フォス」と呼ばれています。
彼は硬度と靭性の面から身体が脆く、身体能力も高くない上に不器用。そして明るく無鉄砲なトラブルメーカー。
しかも天敵である月人に好かれる色をしているので、戦争に行くことは出来ないと落ちこぼれ。
末っ子ながら300歳を超えるというのに、皆の親のような存在である「金剛先生」から仕事を与えられません。
1話で彼は金剛先生から「博物誌」の作成を頼まれ、それがきっかけで孤立している「シンシャ」と半ば無理やり交流を持つことになります。
フォスは自分の身体の鉱石を、回を重ねるごとにどんどん喪失していきます。
騙されて海で砕け、月人に一部を持っていかれ、流氷に落ちて喪失し、ついには自分の鉱石の比率よりその他の比率が上回る。
しかも鉱石に含まれるインクルージョンも一緒に減ってしまうので、記憶がどんどん欠落していきます。
歳上の宝石の名を忘れたり、地名を忘れたりと過去の思い出がどんどんと消えてしまう。
喪失するごとに身体は強化されていきます。フォスの身体より強いものでツギハギしてるためです。
落ちこぼれのフォスは苦労や努力によって強くなる主人公ではない。
落ちこぼれの自分を物理的に削り、記憶を欠落しないと強くなれません。
最初は素直なトラブルメーカーだったフォスが大人びて、歪に強くなり、空元気のような明るさを見せるようになります。
かつての幼いフォスは「かつてフォスである何か」に近づきながら、彼なりに月人に攫われた仲間たちの救出を目指します。
その最中で肉の身体を持つアドミラビリス族という巨大カタツムリのような生物と交流を持ち、月人の考えや文化に触れていきます。
世界は美しく透き通っているのに、歪で残酷でままならない。
唯一無二の美しく歪な世界で、自身を削って強くなっていく主人公。
重く悲しい物語ですが、会話の軽妙さや独特の無機質感などが癖になっていきます。
アニメ化もしていることでより手に取りやすくなっているので、とてもおすすめです!

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

この国にバスケットボールを広めた漫画

誰もが一度は聞いたことはあるであろう不朽の名作。不良少年がひょんなことをキッカケでバスケットボール部に入部し全国制覇を目指す少年漫画。今なお根強い人気を誇り漫画界のレジェンド的存在になりつつある。
この作品がキッカケでバスケットボールを始めたという人は多いのではないだろうか。そのくらい影響力があり、少年の心に突き刺さり揺さぶる素晴らしい作品である。
この漫画の特筆すべき点は数多くあるが、その中でもやはり『バスケットボールというスポーツの魅せ方』だろう。もちろんストーリーや登場人物の人間模様なども魅力の一つだが、まだバスケットボールというスポーツが日本ではマイナーだった時期に連載が始まったにも関わらず人気を博したというのは魅せ方が上手だったからだろう。
バスケットボールの花形であるダンクシュートや基礎のレイアップシュート。ジャンプショットや3Pシュートなどに加えリバウンドの重要性や、守備面でもこのスポーツの真髄を描いている。
そしてやはりこの作品の魅力の一つとして外せないのが名言の多さである。おそらくスポーツを経験したことのある人間ならば、心を揺さぶられない人はいないのでは無いか。それほどこの作品の言葉には大きな力と魂が籠っている。全31巻ながら最高潮のままクライマックスを迎えた少年ジャンプ作品にしては珍しい作品である。是非一度読んでもらいたい珠玉の作品である。

ダイヤのA / ダイヤのA actII
8

野球好きにはオススメ!

主人公の沢村栄純は中学時代に弱小校のエースだったが、最終試合に自らの暴投にてゲームセット。そこから高校野球のドラマが始まる。青道高校からスカウトを受け入学し1年生ながらベンチ入りするも優勝できず。3年生が卒業後、秋季大会で優勝し見事甲子園出場を果たす。同学年にもエースを目指す豪速球を投げるの降谷暁がいるのでエース争いが始まるかと思いきや、あっさり降谷にエースの座を明け渡してしまう。もちろん主人公の沢村はエースを目指すために奮闘するものの打ち込まれてイップスになることや、後半になるまで変化球を投げることができずストレートのみ。ブルペンで過ごすシーンが多々描かれている分、いざマウンドに上がった時のドキドキワクワク感はすごい。
3年生は皆個性豊かで読んでいても頼れる先輩感がとても強い。その3年生が地方予選の決勝で負けてしまった時は涙ぐんでしまうぐらいに辛く描かれている。その点2年生はキャッチャーの御幸、ショートの倉持、ファーストの前園以外に特に目立つ選手がおらず寂しい。途中レギュラー入りを目指す2年生も描かれているものの、あっさりしたものであまり感情移入はできなかった。
また、夏に3年生が負けたチームである稲白実業と最終的に戦うことになると思いきや、最後はまた別の薬師高校と戦うことになったことに関しては少し寂しい思いをした。
野球漫画としては比較的リアルに描かれており、内容も面白い。野球漫画好きにはオススメしたいところだが、きっと野球漫画好きはすでに読み終えているだろう野球漫画。

ジョン・カーター
8

懐かしいSFの名作の映画化

エドガー・ライス・バローズのデビュー作『火星のプリンセス』をディズニーが映画化!
バローズはターザンの原作者としてのほうが有名かもしれませんがデビュー作を含めSFを多く書いています。
映画化を聞いた時は不安でしたが流石にディズニーは上手いです。
1917年の小説が原作なんて思えない荒唐無稽なストーリーを魅力的な映像で再現してくれました。
南北戦争の頃、アリゾナのある洞窟で幽体離脱により火星(バルスーム)に瞬間移動するという当時では斬新としかいえないであろう移動方法。始まりはまるで今の異世界転生モノのようでもあります。
地球とは違う環境のバルスームではカーターは重力の違いで超人的な力を見せることになります。バルスームでは人種の違う国家が争っている状態。この国家間の争いに巻き込まれるカーターの冒険と恋愛にドキドキします。
ヒロインの火星のプリンセス、デジャー・ソリスがまた魅力的です。
彼女は守られるばかりのヒロインではありません。ヘリウム国の王女であり学者でもあり美しく強い女性なのです。
カーターと同様に責任感を持ち自分で考え決断する姿は今では当たり前のヒロインかと思いますが作品発表当時はどうだったのでしょう?
ちなみに、火星のプリンセスには続きがあります。
続編も作って欲しい映画作品です。

ケツメイシ
10

最高の中年グループ

3MC1DJによる日本のヒップホップアーティストです。初めは小さなクラブでライブをしており、徐々に名を上げていき有名になったアーティストです。2名のMCがラップをし、1名がサビを唄うのが主な曲の構成になっており、韻の踏み方も上手くユーモアのある歌詞も多くあります。
バラードやアップテンポの曲、ふざけているような曲等様々な歌を唄われており、どの曲もケツメイシを語る上では外せないジャンルだと思います。有名な曲ですと「さくら」や「涙」、クレヨンしんちゃんの映画にも使われた「友よ~この先もずっと…」があります。
誰もが親近感を覚えるような歌詞を書かれているところが魅力で、ファンも幅広い世代にいます。ケツメイシの曲を聴くと自分も頑張ろうと思え、私の周りのケツメイシが好きな友人も辛いときにはケツメイシを聴いていると話していました。
ライブでは曲の間でのトークが独特で笑わせてくれます。最近ではライブの途中にケツメイシ全員でコントをしたり、演劇のようなことをされたりと色々な取り組みもされています。ケツメイシをあまり知らない方でも楽しめると思います。曲の構成も途中でしんみりした曲を歌ったりします。涙あり、笑いあり、盛り上がりもあり、いろいろな感情を引き出してくれます。
是非ケツメイシを聴いてみてください。

サレタガワのブルー
9

泥沼の不倫

こちらの漫画は2018年に連載開始。文字通り読んでいるとブルーな気持ちになります。漫画のテーマは最近メディアでも話題になっている「不倫」。テーマがテーマなだけに読んでいてハラハラするほか、イライラもするし、この後どうなるんだろうと続きが気になる展開が盛りだくさんです。以下若干のネタバレを含みます。
物語は主人公・暢と妻・藍子の盛大な結婚式で皆に祝福されながら始まります。暢はグラフィックデザイナーで在宅での仕事、一方藍子は会社OL、そのため家事全般は暢が行っています。すべてが順風満帆のように思えた生活ですが少しずつ歯車は狂っていきました。結婚から1年半、藍子の残業が増えるようになりました。実は藍子は暢に残業だと嘘をついて同じ会社の人と不倫をしていたのです。最初は暢もそのことに気づかず、残業が多くて大変だな程度にしか思っていませんでしたが、親友が映画館にて「男性と一緒に去っていく妻を見た」というのをきっかけに、今までの藍子の行動から不倫を疑うようになります。果たして暢はどうするのか?
というような私たちの日常にも潜んでいるような永遠の壁ですね。
まさに「見ると不倫したくなくなる漫画」です。