サレタガワのブルー

サレタガワのブルー

『サレタガワのブルー』はセモトちかがスマホアプリ『マンガMee』にて2018年から連載しているフルカラー不倫漫画である。2021年には単行本が発売され、注目を集めている。2021年7月にはMBS・TBS系にてドラマ化が発表された。主人公である田川暢は妻の藍子と幸せな日々を送っていたのだがある日藍子の不倫に気づき、真実を確かめていく中の苦悩や不倫された側の辛さをリアルに描いた作品だ。「読めば必ず不倫したくなくなる」とSNSでも注目を集めている。

fpsplayer1997のレビュー・評価・感想

サレタガワのブルー
9

泥沼の不倫

こちらの漫画は2018年に連載開始。文字通り読んでいるとブルーな気持ちになります。漫画のテーマは最近メディアでも話題になっている「不倫」。テーマがテーマなだけに読んでいてハラハラするほか、イライラもするし、この後どうなるんだろうと続きが気になる展開が盛りだくさんです。以下若干のネタバレを含みます。
物語は主人公・暢と妻・藍子の盛大な結婚式で皆に祝福されながら始まります。暢はグラフィックデザイナーで在宅での仕事、一方藍子は会社OL、そのため家事全般は暢が行っています。すべてが順風満帆のように思えた生活ですが少しずつ歯車は狂っていきました。結婚から1年半、藍子の残業が増えるようになりました。実は藍子は暢に残業だと嘘をついて同じ会社の人と不倫をしていたのです。最初は暢もそのことに気づかず、残業が多くて大変だな程度にしか思っていませんでしたが、親友が映画館にて「男性と一緒に去っていく妻を見た」というのをきっかけに、今までの藍子の行動から不倫を疑うようになります。果たして暢はどうするのか?
というような私たちの日常にも潜んでいるような永遠の壁ですね。
まさに「見ると不倫したくなくなる漫画」です。