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blonderedheadのレビュー・評価・感想 (2/2)

スキマスイッチ / Sukima Switch
10

全力中年になっても!

私がスキマスイッチと出会ったのは中学3年生の時。映画ドラえもんの主題歌である「ボクノート」を聴いて、人生で初めて曲を聴いて涙を流しました。
ボーカルの大橋卓弥さんの甘い声と、ピアノ常田真太郎さんの奏でるメロディがあまりにも綺麗すぎて、まるでオーケストラを聴いた時のような衝撃でした。
Mr.Childrenやビートルズに影響されて音楽活動をしてきたこともあり、大橋さんの歌唱力は誰が聞いても心地よく、また曲のバリエーションもとても豊富なので、どんな気分の時でも自分の気持ちに寄り添ってくれているような気分になれます。
代表曲の「全力少年」「奏」は今でもオムニバスアルバムに収録されるほど、どの年代のどの性別の人間にも響くものです。
今年15周年を迎え、すっかり40代に突入していく2人ですが、歌声もピアノもさらに進化していて、現在でもドラマやCMなどの主題歌でタイアップされているほど、人気は衰えていません!
優しい人柄の2人だからこそ、テレビ番組でトークを見ていてもほっこりします(笑)
誰でも一度は聴いたことのある曲から、アルバムのマイナーでも癒される曲まで、すべての曲でスキマ節があり、何曲か聞いているうちにハマること間違い無しです!

ファイナルファンタジーXV / FINAL FANTASY XV / FFXV / FF15
4

久々のFFに期待していたのに…

大人気シリーズのFINAL FANTASY。自分も大ファンだ!と言うわけでもないが、5、6作品はプレイしている。
そして15をプレイしたわけだが、んんん、面白くない。いや、一般的な作品として見るのなら普通にやれないこともないレベルなのだが、天下のFFだ。やはり期待してしまう。しかも今作の制作期間は10年以上だという。正直がっかりだ。

なにががっかりかというと、全体的に垣間見える手抜き感だ。
もちろん手を抜いているとういうようなことはないだろう(と信じたい)が、薄っぺらいのだ。
ストーリーも展開が突飛すぎてついていけなかったり、後半は無理やり終わらせた感満載。グラフィクもせっかくそれなりなのに、ただ広いだけで、ほとんどなにもない。広大なオープンワールドと謳っているが、オープンワールド?いやいや行けないとこ多すぎだろう!広大かつ制限があるって、そりゃだめでしょ…。しかも広大かと思いきや、後半はほぼ一本道。なんなんだこの未完成感は、と言いたくなる。

きわめつけは有料ダウンロードにより補完だ。なんとソフトを買うだけでは全てを楽しめないのだ。自分的にゲームというのはあくまでも子供の娯楽であってほしいという思いがある。大人になった今でもそういった子供心を揺さぶられるような作品が良ゲームなのだと考える。それなのに、あの天下のFFがそんなセコいことを。子供にとってソフト1つ買うだけでも大きな出費だろう。そこにさらに上乗せさせらるなんてたまったもんじゃない。

戦闘やグラフィックなどもちろん良かった点はあるものの、やはり不満点が目立つ。
期待値が高かっただけにがっかりなものだった。過去作のおもしろさ更新するようなものは出て来ないのかなぁ。

妖怪ウォッチ シャドウサイド
6

前作とは違う?妖怪ウォッチシャドウサイド

『妖怪ウォッチシャドウサイド』とは、前作の「妖怪ウォッチ」から30年後の世界の物語です。映画「妖怪ウォッチシャドウサイド-鬼王の復活-」から少し時間が経ったストーリーですね。
主人公は4人いて、ちょっと不思議な妖怪たちと共に町で起こる事件を解決していきながら、やがて世界を掌握しようとする悪と対峙していくというストーリーです。
話の殆どは一話構成の「一件落着型」のストーリーです。水戸黄門のような感じとイメージしてくれればいいです。
事件の発端は、何らかの思いによって暴走した妖怪たちが起こします。で、この暴走した妖怪たちの姿を「シャドウサイド」というのですが、それがまたホラー要素たっぷりで怖いんです。前作の子供向けで数話が詰め込まれた「妖怪ウォッチ」とは違い、ホラー要素たっぷりで見ごたえがあります。なかでも自分は遊園地で、昔存在した着ぐるみが子供たちをさらっていく話が怖かったです。この作品には顔が縦に割ける女や幻の0番スクリーンなどがありましたが、やはり奇声を上げながら首を高速でシェイクする着ぐるみが怖かった。
このような事件を妖怪たちが起こすのには理由があります。妖怪たちはなんらかの思いによって暴走してこういう事件を起こしています。例えば「恩人に遭って恩返ししたい」「大切な人から危険を遠ざけるために行った」などです。こういう最後はいい話で締めるお話は見ていて安心します。「恩返し出来て良かったね」「大切な人が無事で、ちゃんと思いが伝わって良かった」と思うのでほっこりします。
ただ、こういった「一件落着」の話のパターンが多いのでマンネリですね。事件が起こる→主人公たちが事件解決に向かう→主人公らと事件の首謀者の妖怪とバトル→妖怪が元の姿に戻る→妖怪の思いを叶えて事件解決。のパターンです。まぁ、面白いのですがマンネリなところは話ごとに事件を起こすゲスト妖怪でカバーですね。
暴走していた姿「シャドウサイド」で怖いやつがおとなしくなると「ライトサイド」という本来の姿に戻ります。妖怪によってゆるキャラみたいなかわいい姿や、個性的な姿になるので、次はどの妖怪が出てくるのだろうと楽しみです。
あと、この作品は子供向けのアニメなのですが、前半のホラー要素が強いんですよね。自分もビビってしまったのがちらほらあるので「これを子供にみせて大丈夫か?」「子供が泣いてもう見なくなるのではないか?」と疑問に思う事があります。これからどうするかは製作スタッフの腕の見せ所ですね。
以上で妖怪ウォッチシャドウサイドのレヴューでした。自分は結構見ごたえがあって面白いと思うのですが、子供の視点でこれを見てどう思うかが気になるところですね。面白いと感じるかは人それぞれですが、多くの人に評価してもらいたい作品です。レベルファイブはまだ成長できますから、今後のこの作品の展開に期待ですね。

サザンオールスターズ / Southern All Stars
10

サザンオールスターズの絶大な魅力

サザンオールスターズは日本を代表するアーティストといっても過言ではないでしょう。
桑田佳祐の歌声に幾度も涙しました。歌詞やメロディーが人の心を動かす力があり、音楽の世界にどっぷりとひたりたい時に聞きます。
大好きな作品があまりにも多すぎて、迷うのですが、中でも私にとって永遠の名曲を上げていきます。まずは、いとしのエリーです。優しい気持ちになれます。イライラした時でも自分を慰めてくれているような感覚になります。涙のキッスもいい曲だと思います。なんだか、心が軽やかになるような、真夏の果実も忘れてはいけませんね。独特のメロディーが印象的でいい曲だと思います。TSUNAMIは、いつも頭から離れない曲です。歌詞が素敵で世界観にどっぷりひたることができる名曲です。
桑田佳祐さんと原由子さんご夫婦を尊敬しています。何だか飾らない、気取らない、そういうご夫婦だと思います。原由子さんの優しさが夫を大きく包み込んでいると思います。彼女の存在があるからこそ、いい曲がたくさん生まれるのだと思います。これからも、メンバーと共にたくさんの人達を魅了するグループでいて欲しいとおもいます。彼らの曲は永遠に語り継がれていくでしょう。

Perfume
10

Perfumeの軌跡

Perfumeは今や紅白出場回数10回を迎える日本のトップアーティストですが、テクノポップアーティストとして3人の少女が名を馳せるまでには長い道のりがありました。
広島アクターズスクールで当時小学5年生だった「あ〜ちゃん」「のっち」「かしゆか」は出会い、Perfumeとしての日々を歩み始めます。お客さんが家族数人しかいないライブを始め、時には駐車場などのスペースを使って自分たちの音楽を届けようと必死に活動を続けました。
中学生で親元を離れて上京し、地道な活動が続く中、3人は決して夢を諦めませんでした。Perfumeの存続さえも危ぶまれる中、彼女たちに転機が訪れます。2011年にNHK環境キャンペーンソングとして起用されたのが、後々Perfumeの代名詞となる「ポリリズム」です。そこから瞬く間にトップアーティストへの道を駆け上がっていった彼女たちは、中田ヤスタカ氏プロデュースの音楽・小学生の頃からダンスの講師として彼女たちを見守ってきたMIKIKO先生による独創的な振り付けのコラボレーションによって他に類を見ないアーティストとなります。
しかしながら、彼女たちの魅力はそれだけではありません。ピンヒールで歌って踊るかわいさと美しさの合間で見せるMCは、さらに魅力を引き立たせるのです。
年々大きくなっていく名前の中で、どんな時も初心を忘れない謙虚な姿勢はライブやテレビを通して伝わり、着実にファンの心を掴んでいきました。この地位を築いてなお、これからのPerfumeが目指す夢を語る彼女たちがどんな景色を見せてくれるのか期待せずにはいられません。

弱虫ペダル / 弱ペダ / Yowamushi Pedal
8

あり得ないんだけれども、そのあり得なさを好きになってしまうロードレースアニメ

主人公、小野田坂道(おのださかみち)、最高です。そして最強です。オタクチックで、とろくさそうな、メガネっ子の坂道君が、千葉県総北高校自転車競技部に入部し、競技未経験者であったにもかかわらず、インターハイの選手に選ばれ、苦難を乗り越え、乗り越えた末に自転車部を優勝へ導くという、爽快ロードレースアニメなわけなんですが、まあ、何というか、そんなんあり得へんやろーというシチュエーションが随所に散りばめられています。「キャプテン翼」的なそれではないんですけれども。
小野田坂道君の場合、そのあり得ないパワーが生み出される源というのが、自転車で走ることが好き、みんなが好き、みんなとずっと走っていたいという、とってもピュアな思いなんです。この思いに共鳴するように、メンバー一人一人が、己を捨て、思いをつないでいくことに必死になったとき、王者箱根学園を倒す勝機が訪れます。
主人公以外のキャラもきっちり描き込まれているので、金城さんいったい何歳なんだとか、福富さん達観しすぎだろとか、突っ込みながら見るのも楽しいです。基本、全員善人なので、アニメの中でまで、どろどろした人間関係に悩まされたくないという人にはおすすめ。ラスボスか妖怪かと思えた御堂筋君の、純粋すぎるエピソードには泣かされます。ロードレースの技術、駆け引きについては、真面目にリアルに描かれているので、勝負の行方そのものにドキドキハラハラできます。プラスアルファ、少年たちの純粋さに癒やされる、後味すっきりアニメです。

空の帝国
8

空の帝国感想

この作品は花とゆめ連載の少女コミックです。全7巻になります。クローンを元にした話になっています。時代背景はヨーロッパのような西洋となっています。
主人公がとある場所から逃げているところから始まるのですが、なぜ自分が逃げているのか、何から逃げなければならないのか、自分が誰なのかがわかっていません。主人公は逃げている途中である人物と出会うのですが、その人物が重要な鍵となります。
この時、名前のなかった主人公を助けた人物を英里。英里と一緒にいた少女をりりかといいます。英里は国の王に仕える側近でした。助けられた主人公は城へ連れていかれます。
主人公は顔をよく見ると数年前から眠り続けて目覚めないこの国の王にそっくりだったのです。王の側近でもあり友人の英里は、りりかに主人公のなまえをつけるように言います。
そして主人公は周りの人達からお願いされ、眠り続ける王の身代わりをすることになります。そして、王の身代わりを続けていくうちに自分が王のクローンであることを知ってしまいます。
王と自分は違うという気持ちが大きくなり、城を出てしまいますが、その行動がますます王を彷彿させてしまいます。
眠り続けている王の名前をイデアといい、彼には目的があったのです。そのために側近である英里にたのみ自分のクローンを造らせました。その目的とは、「自由、違う自分になること」です。
イデアはESPという超能力の持ち主で、死ねない体でした。その強大な力から解放され死ぬこと、それが望みでした。クローンである主人公は、イデアのなりたい理想の人格の人間として造られたのでした。イデアの力を全て継ぎ、新しい王となるように、全てイデアの筋書き道理だったのです。
このあと、主人公は新しい王として立派に国を治めていきます。自分は自分という信念をもって足掻いてがんばっている姿が印象的な作品です。最近の作品ではありませんが深い内容だと思います。

建築学概論
8

初恋のせつなさ

初恋は誰もが経験するものであるが、叶う人は一体どれくらいいるだろうか。しかし、心の中で生き続ける。そんなことが分かる映画である。
突然、主人公のもとに初恋相手がやってきて家を建てるように頼む。なぜ今頼みに来たのかわからない主人公だが、引き受けることにする。
現在と過去を行ったり来たりしながら物語は進むのだが、様々なところに伏線が張ってある。なぜ頼みに来たのかということもそうだ。当時の癖と現在のものは変わらないということを示すシーンもあり、変わっていないことを思わせるが、長い月日では変わってしまったことやもう過去には戻れないことを示すものもある。
ほとんどが主人公目線で当時のことは進むが、最後に初恋相手はどうだったのかということもある。そこできれいに伏線が回収される。女性からすればどうして気付かないのかと思うことも多々あるが、男性はこう思っているのかもしれないと感じた。
そしていい味を出すのが、恋愛のアドバイスをする主人公の友人だ。的外れなことを言っているがそこが面白さを出している。主人公の励みになっているのならばいいのかもしれないが。
この映画は初恋はせつないものであるが、一生心に残り続けることを教えてくれる。この映画を見て、初恋相手のことを思い出してみてはいかがだろうか。