機動戦士ガンダム / Mobile Suit Gundam / 初代ガンダム / ファーストガンダム / First Gundam / Gundam 0079

機動戦士ガンダム / Mobile Suit Gundam / 初代ガンダム / ファーストガンダム / First Gundam / Gundam 0079

1979年から1980年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。ファンが多く知名度が高い作品だが、放送当時は視聴率が振るわず打ち切りとなった。
ガンダムシリーズの1作目で「初代(ガンダム)」や「ファースト(ガンダム)」とも呼ばれる。
ガンダムに乗ったアムロやその仲間が各地を転戦しながら、宿敵シャアをはじめ様々な人々との出会いや別れ、戦いを経て成長していく物語である。

機動戦士ガンダム / Mobile Suit Gundam / 初代ガンダム / ファーストガンダム / First Gundam / Gundam 0079のレビュー・評価・感想

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10

人類の革新と争いがテーマ

遠い未来のお話しです。地球に住んでいる人類の総人口が膨れ上がり、このままでは住む場所や資源さえも枯渇する状況。
そんな中、人類は宇宙に新しいフロンティアを求めるようになった。
月と地球の間に長さ数キロにもなる巨大なシリンダー型のスペースコロニーと呼ばれる人類が新たに生活を送る場所を複数建設する。
地球に住んでいた多くの人は、新たなフロンティアを求めてスペースコロニーに移住する。
人々はそこで新たな生活をおくり、社会を作った。
人類はそれまでの西暦から宇宙世紀と呼ばれる新たな時代へとシフトしていく。
宇宙世紀と呼ばれる時代になり半世紀以上が経過したころ、宇宙で生まれた新たな人類をスペースノイド、地球に住んでいる人類をアースノイドと呼ばれるようになる。
時代が進むにつれて両者の主張が交わらず徐々に争いの種に発展していく。
スペースノイドの生活や政治などは長年にわたり地球に住むアースノイドが掌握、実効支配していた。
そんな中で、スペースノイドの自治権を主張するコロニーの一部があった。
サイド3と呼ばれる7つあるうちのスペースコロニー群の一つである。
彼らが望む自治権とスペースノイドの権利の向上を良しとしない地球の代表組織である地球連邦政府。
この物語は、両者の主張の対立が激化し歴史を脅かす強大な戦争に突入した人類同士の宇宙や地球での戦いを描いた作品である。

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8

リアルロボットアニメの先駆け 機動戦士ガンダム(劇場版)

今や世界中のアニメファンに有名になった「機動戦士ガンダム」。
1979年にテレビシリーズとして放送が始まってからたくさんのガンダムシリーズが放映された。
今ではファンの間でファーストガンダムと呼ばれている初期作品を劇場用に三部作として編集しなおしたのがこの作品。
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎた」のナレーションに始まるこの物語は、
地球連邦政府から独立を目指したジオン公国との戦争が舞台。
主人公であるアムロ・レイ少年はジオン軍の攻撃に巻き込まれ、ひょんなことから連邦軍開発中のモビルスーツ「ガンダム」に搭乗することになる。
その後現場にモビルスーツを搭載するため寄港していた戦艦ホワイトベースの戦力として、
艦に避難してきた少年たちとともに数々の戦乱を乗り越え成長していく様を描く。
従来の低年齢層向けのロボットアニメとは違ってリアルに戦争を描くことにより、中高生の支持を受けた。
TVシリーズは、視聴率が上がらず予定していた話数が縮小されたが、
関連グッズの売り上げは盛り上がりを見せその後数々のガンダムシリーズが世に出ることとなる。
前半は、TVシリーズの主要シーンをそのままつなぎ合わせた感じが否めないが後半は劇場用のカットを入れてストーリーが滑らかになっている。

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9

興味深い作品

「機動戦士ガンダム」シリーズは、実は地球の環境問題を切実に訴える作品だということは意外と知られていません。人類が宇宙にスペースコロニーを建築して、そこで産まれ、生き、死んでゆく世界。宇宙世紀と呼ばれる頃には、人類は地球に頼らずに生きていけるだけの科学力を持ちました。だからこそ、スペースコロニーの中にジオン公国が生まれ、地球連邦政府に対して宣戦布告するに至ったのです。後に一年戦争と言われるこの戦争は、機動戦士ガンダムから7年後。地球の引力に魂を奪われた人類(ティターンズ)に宇宙で迫害を受けている人類(エゥーゴ)が戦いを挑みます。ティターンズが敗北するまでのグリプス戦役が描かれるのは機動戦士Ζガンダムを経て5年後。ジオン軍の生き残り、ネオ・ジオン軍は核ミサイルを詰め込んだ隕石を地球に落とします。地球を寒冷化させて人類が住めない状態にして、地球を汚す人類を滅ぼそうとしたのです。地球人に絶望したネオジオン総帥のシャアと、それを阻止するために戦うアムロ。最終的に地球寒冷化作戦は失敗に終わります。映画のラストシーンで映る地球が、とても美しかったことを覚えています。地球に頼らずに生きていける新しい人類(ニュータイプ)の革新が、いずれ訪れることを期待しつつ、物語は終わりました。

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9

主題歌との融合による、胸熱の戦闘シーンは必見!(劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編)

リアルロボアニメを確立した機動戦士ガンダムの劇場版2作目の哀戦士編です。
物語は、アムロ達ホワイトベースが地球へ降りてガルマ・ザビを倒した後の話です。
本編では、アムロの戦士・人間としての成長や、ホワイトベースのクルーの成長にとどまらず、ジオン兵にも戦う理由が存在するということがより明確に描かれています。
とくに、序盤から中盤に登場するランバ・ラルは、軍人としての生きざまをアムロに示し、戦いによりアムロに強烈なインパクトと共に、戦士としての成長する動機が明確に描かれている点は見逃せないポイントです。
戦闘の後に、アムロ達は連邦軍の基地ジャブローへと行きますが、そのジャブローでの戦闘シーンが今でも語り継がれる名シーンとなります。
主題歌の哀戦士の曲をバックに、ジャブローへ攻め込むジオン兵や防衛するために懸命に戦うホワイトベースのクルーや連邦軍。
ジオンの一兵士が描かれたり、成長したホワイトベースのクルーたちの戦闘へ向かうシーン(表情)は胸熱な展開は、全編不急の名シーンです。
アニメファンのみならず、映画ファンの男子?には必見です。
ちなみに、哀戦士の作詞を担当したのは、井荻麟さん。実は、原作者である富野由悠季さんが作詞するときの名儀として使用している別名です。

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10

ガンダムシリーズ!!

私はこの作品を父親の影響で見始めました。
ガンダムは親父な方々に絶大な人気を誇っています。
しかし、若い衆はどうでしょうか。
私のように「お父さんが見てたからちょっとだけ知ってる。」や「名前は聞いたことある。」「アムロ行きまーすでしょ。」などなど。
認知度は高いはずなのですが、深く沼にハマっていく人はあまり見たことがありません。
とても不思議ですね。
ガンダムの舞台は西暦の次、宇宙世紀という新しい世紀です。
地球の人口は爆発的に増加し、人類は宇宙移民を決断します。これが、宇宙世紀の始まりです。
宇宙居住区「スペースコロニー」の一つであるサイド3が地球からの独立を宣言。
それをきっかけに地球連邦軍とサイド3のジオン軍の戦いが始まります。
その戦いに巻き込まれてしまうのが皆さんご存知、主人公アムロ・レイです。
彼は15歳という若さで巨大人型兵器モビルスーツ「ガンダム」を操り戦場を駆け巡ります。
15歳という思春期の真っ最中の少年がたくさんの人を殺害し、たくさんの仲間が殺され、葛藤を繰り返し、戦争と向き合いながら、成長していきます。
若者よ、ガンダムを見るのだ。心に響く何かが必ずある。私は確信を持って言えます。
最後は無事アムロが勝利するのだが、その後、ジオン軍の残党との対決、地球連邦の分裂、逆襲のシャア、シャアの過去、と続編がありすべて宇宙世紀の歴史となります。
他にも、ガンダムSEEDやガンダム00など、宇宙世紀とは別の世界の話もあります。
どれも素晴らしい作品となっています。
この作品を見ることで、感受性を豊かにし、戦争や人間関係などにおいて、新しい考え方が見えてくるかもしれません。

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アニメで考える戦争とは

登場するロボットの造形がとにかく魅力的、リアル人型を見るとプラモデルで発売されるのも頷けます。
物語としては味方、敵ととらえるのでは無く、戦争という大きな枠組みのとして見るのがおすすめです。
本当に戦争とは何かと考えさせられます。
更に何回も見ることでより奥深さや理解できることが増えるというスルメ的なアニメでもあります。

キャラクターの面で言うとジオン軍の軍人が気骨のある人物が多く見受けられるのに対して、主人公の周りは少年兵と呼べるようなまだまだ若い人物が多いという対比も作品を見ていて面白い点です。

リアルに作品の世界観を構築している中に戦争兵器が二足歩行ロボットのMSであったり、人類の新たな概念ニュータイプなどSF要素も上手く組み合わせていて作品を見ていると、どこから現実でどこからが空想なのか分からなくなるくらいよく設定されています。

物語を見終わって爽快感などを得るタイプの作品ではありませんが戦争とは何か、人とはどうして争うのか、また人の可能性というものが宇宙という世界を舞台に生活圏を移動した場合どのような未来があるのだろうかなど、見た後に考えさせられる作品になっていると思います。
ということで9点というおすすめできる作品です。

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日本が誇るロボットアニメ

機動戦士ガンダムは1979年から1980年にかけて制作・放送されたロボットアニメで全43話の作品です。今でこそ知名度の高い作品ですが、当時は視聴率が振るわず打ち切りになったそうです。
有名なセリフの一つに「殴ったね、二度もぶった!父親にもぶたれたことないのに!」があります。私自身も初代ガンダムは生まれる前の作品だったのでこのセリフは知っていましたが、アニメを見たことはありませんでした。コロナ禍でおうち時間が増えたのを機に手を付けてみたところ、何十年前の作品と思えないほど違和感なくその世界に入り込め、感情を動かされてしまう作品でした。ガンダムになんの知識もない私で十分楽しめました。
ガンダムは、勧善懲悪でないところに作品の深さがあると思います。登場人物一人一人にその選択をした背景があり、守ろうとするものがあるということです。それが、一視聴者にもしっかり伝わります。それは戦争なんて理解できないと思っていた自分が、登場人物の正義によって戦争という選択を取ってしまったことに、若干の理解を覚えるほどでした。今見ても、キャラクターや物語が作りこまれていて古さを感じさせません。
これはアニメの中身とは少しずれるのですが「スタンバる」という言葉は機動戦士ガンダムに登場するブライト艦長が最初に使ったものだそうです。アニメを見ている途中、古い作品なのに「スタンバる」という言葉が出てきたことを、不思議に思ったので調べてみると、「スタンバる」はガンダムが発祥とのことでした。やはり様々な方面で世の中に影響を与えた偉大な作品です。

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物語の作り込み具合に驚いた。

1979年の古いアニメを見たら驚いた。
『機動戦士ガンダム』を見終わった後の感想としては、感動、興奮、驚愕、期待という大きく4つの感情が生まれた。

感動
「機動戦士ガンダム」で感動するのは敵、味方どちらにも戦いに勝たなければいけない”理由”があるというところ。
このようなアニメを見るのは初めてでとても感動し、感情が溢れた。
また、敵と味方の気持ちのすれ違いも大きな見どころです。

興奮
アニメ終盤で初めてその名称が現れた”ニュータイプ”の存在には、とても興奮した。
その名称が出たときは、”ニュータイプ”とはどのような能力なのか分からなかったが、それがよかった。
自分で”ニュータイプ”とは何なのか、ワクワクがとまらない興奮があった。

驚愕
大切な仲間のキャラクターが死んでしまって驚愕した。
戦争が部隊のアニメなので、キャラクターが死んでしまうのは覚悟していたが、思ってもいなかったキャラクターが死んでしまい驚愕した。

期待
アニメ最終回を見て、「機動戦士ガンダム」の続編への期待が高まった。
このアニメは見るのが嫌になるほどのシリーズがあって正直他のシリーズは見る気はなかったが、このアニメを見ることによって続きが凄く気になってしまって早くアニメを見たくてうずうずしてしまう。
そのくらい、「機動戦士ガンダム」は魅力があってとても考えさせられる大作だと感じた。

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ガンダムの世界、原点とは

伝説的アニメシリーズ「ガンダム」の第一作です。視聴したことが無くてもなんとなく知っている、という方も多いと思います。前情報ゼロという、完全ネタバレ無しの状態での視聴はほぼ不可能な作品だからこそ、これまでテレビなどで見知った知識を当てはめながら楽しめます。「殴ったね!」「坊やだからさ」など、名セリフ、名シーンに出会えるとテンションも上がります。モビルスーツやニュータイプなどの独特の用語や世界観も魅力の一つです。
ロボットアニメという事で多数の人型ロボットが登場しますが、主人公が乗るガンダムを始めとする正統派にカッコイイロボットから、どうしてそうなった?と首を傾げたくなるようなコミカルな機体など種類が豊富です。そのどれもが悲惨な戦争の中で活躍する様はロマンを感じずにはいられません。ロボットだけではなく、戦争の渦中にある一人一人の生き方にも心を打たれます。とても現実的な、一筋縄ではいかない人間関係の描写はじわじわと胸に突き刺さり、単純な英雄譚や戦争物語とは違った展開を見せてくれます。しかし最終局面で「帰る場所がある、こんなに嬉しい事はない」というアムロの姿は、人間の根本にある素朴な心を感じさせてくれます。一度は聞いた事がある「ガンダム」というアニメの、本来の姿を知れば知るほど、何故愛されるているのかが分かると思います。

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地球連邦とジオン公国の戦いを描いたリアルロボットアニメの金字塔

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させてから半世紀が過ぎた0079年。地球からの独立を宣言したジオン公国と地球連邦による戦争が勃発。サイド7の民間人アムロ・レイは偶然にも連邦軍の最新鋭MS「ガンダム」に搭乗し否応なしに戦火に巻き込まれていく。最初は素人のアムロだったがライバルである”赤い彗星”シャアとの戦いに苦戦をしながらも、ランバ・ラル、黒い三連星など強敵との激戦を経て一人前の兵士に成長していく。物語の終盤はアムロがニュータイプとして能力を開花させると逆に敵に同情したくなるほどの無双状態になる。TVの最終回はニュータイプの力で仲間たちを爆発する敵要塞から脱出へと導く感動的なラストシーンで終了した。
人気の高さからこの後に「Zガンダム」を皮切りに様々な続編やアナザーワールドの作品が数多く製作された。それは映像作品にとどまらず小説、マンガ、ゲーム以外にコラボによる日用品や乗用車までと関連商品は枚挙に暇がない。やはりオススメは主人公のアムロを差し置いてライバルのシャア・アズナブル。赤い色にツノ、素顔を隠したマスク、日常会話にも使えそうな「通常の3倍」など、彼なしではガンダムワールドは語れない。

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タイトルなし

最初の放映から早40年を迎えるご存知リアルロボットアニメの元祖。それまでの単純な勧善懲悪ものではない重厚なストーリー。作品に登場するロボット:MS(モビルスーツ)は多くの少年たちの心を鷲掴みにし、ガンプラブームを引き起こし、現在では実物大のガンダムがお台場に製作されるなど、今なお続く人気の高さをうかがわせる。
最初は素人のアムロがライバルである”赤い彗星”シャアとの戦いに苦戦をしながらも、ランバ・ラル、黒い三連星など強敵との激戦を経て一人前の兵士に成長していく。物語も終盤はニュータイプとして能力覚醒から逆に敵に同情したくなるほどの無双状態が印象的。TVの最終回はニュータイプの力で仲間たちを爆発する敵要塞から脱出へと導く感動的なラストシーンで終了した。
人気の高さからこの後に「Zガンダム」を皮切りに様々な続編やアナザーワールドの作品が数多く製作された。それは映像作品にとどまらず小説、マンガ、ゲーム以外にコラボによる日用品や乗用車までと関連商品は枚挙に暇がない。オススメは主人公のアムロを差し置いてライバルのシャア・アズナブル。赤い色にツノ、素顔を隠したマスク、日常会話にも使えそうな「通常の3倍」など、やはり彼なしではガンダムワールドは語れない。