日本が誇るロボットアニメ
機動戦士ガンダムは1979年から1980年にかけて制作・放送されたロボットアニメで全43話の作品です。今でこそ知名度の高い作品ですが、当時は視聴率が振るわず打ち切りになったそうです。
有名なセリフの一つに「殴ったね、二度もぶった!父親にもぶたれたことないのに!」があります。私自身も初代ガンダムは生まれる前の作品だったのでこのセリフは知っていましたが、アニメを見たことはありませんでした。コロナ禍でおうち時間が増えたのを機に手を付けてみたところ、何十年前の作品と思えないほど違和感なくその世界に入り込め、感情を動かされてしまう作品でした。ガンダムになんの知識もない私で十分楽しめました。
ガンダムは、勧善懲悪でないところに作品の深さがあると思います。登場人物一人一人にその選択をした背景があり、守ろうとするものがあるということです。それが、一視聴者にもしっかり伝わります。それは戦争なんて理解できないと思っていた自分が、登場人物の正義によって戦争という選択を取ってしまったことに、若干の理解を覚えるほどでした。今見ても、キャラクターや物語が作りこまれていて古さを感じさせません。
これはアニメの中身とは少しずれるのですが「スタンバる」という言葉は機動戦士ガンダムに登場するブライト艦長が最初に使ったものだそうです。アニメを見ている途中、古い作品なのに「スタンバる」という言葉が出てきたことを、不思議に思ったので調べてみると、「スタンバる」はガンダムが発祥とのことでした。やはり様々な方面で世の中に影響を与えた偉大な作品です。