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アニメで考える戦争とは
登場するロボットの造形がとにかく魅力的、リアル人型を見るとプラモデルで発売されるのも頷けます。
物語としては味方、敵ととらえるのでは無く、戦争という大きな枠組みのとして見るのがおすすめです。
本当に戦争とは何かと考えさせられます。
更に何回も見ることでより奥深さや理解できることが増えるというスルメ的なアニメでもあります。
キャラクターの面で言うとジオン軍の軍人が気骨のある人物が多く見受けられるのに対して、主人公の周りは少年兵と呼べるようなまだまだ若い人物が多いという対比も作品を見ていて面白い点です。
リアルに作品の世界観を構築している中に戦争兵器が二足歩行ロボットのMSであったり、人類の新たな概念ニュータイプなどSF要素も上手く組み合わせていて作品を見ていると、どこから現実でどこからが空想なのか分からなくなるくらいよく設定されています。
物語を見終わって爽快感などを得るタイプの作品ではありませんが戦争とは何か、人とはどうして争うのか、また人の可能性というものが宇宙という世界を舞台に生活圏を移動した場合どのような未来があるのだろうかなど、見た後に考えさせられる作品になっていると思います。
ということで9点というおすすめできる作品です。