導入だから、話はそんなに進まないけど
1作目は、全三部作の導入というか、キャラの説明の部分があるので、ちょっと説明くさい感じだし、そんなに話は進んでないです。でも、出てくる人出てくる人、みんな原作にそっくりでワクワクしました。ケンヂらのグループの人たちは、はっきり言うと原作の設定より年を取った人がやっていると思うんだけど、見ているときはそんなに気にならなかったし、確かに彼は香川照之がすべきだし、あいつはトヨエツっぽいとキャスティングに納得でした。
ストーリーは原作がもともと回りくどく、大げさなところがあるので、大げさだなとか日本でこんなこと起きるかよって思うところがありましたが、まあおもしろかったです。ケンヂが子どものころに書いた予言が次々に起こり、世界が滅亡するかもという物語。そんなのありえないと思いつつ、自分が書いていた通りのことが起きたらそりゃあ怖いなと思いました。なんもしていないんだから、別に放っておけばいい気もしますが、なんか罪悪感感じちゃいますよね。他の仲間も結局はケンヂについてくれて、昔の友達っていいなあと思いました。
ここから面白い展開になっていくかなと期待しましたが、次からの映画はちょっと…で残念でした。まあ、長い原作だし、3回で終わらすのは無理だったのかもしれません。でも、本作は原作ファンにとっては、原作通りのところが多く、キャスティングも素晴らしく、いい映画だったと思います。