豪華だけど、分からない。
20世紀少年は、原作も入り込んでたし、伸ばしまくってたから、映画化は難しいんじゃないかなと思ってました。案の定酷かったですが、1作目の「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」は話の説明だったり、人の紹介なので、原作ファンは楽しめると思います。
唐沢寿明はじめ、主要人物は原作そっくりです。唐沢くんのあの荒んだ感じとか、嫌々コンビニをしている感じが出ていましたし、何よりカンナが可愛かったです。もう大人カンナの演技力の無さといったら酷いので、この時代のカンナに会いたくなります。生瀬さんは、良い役なのですが、大人時代は彼の葬式でみんなが集まるという役回りなので、ちょっとしか出ず残念でした。佐々木蔵之介はちょい役で、いや、ちょい役なわけないだろうと、役者バレするなあと思います。あとはミッチーが出てきたりとか、いろんな人が出てきて豪華です。
だいたい見た目とかも原作に寄せていて、そこに総力を注いだんだなと思いました。でも、やっぱり、長い話をまとめているので、ダイジェスト感があって、ちよっとなと思います。原作を読んでいるので、私は分かりますが、未読の人が見ても分からないんじゃないかなと思いました。でも、20世紀少年の映画の中ではこれが一番マシです。